あらすじ
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ある日、おきてみると、おしりのあたりがもぞもぞする。ふりかえってみると、え! しっぽがはえちゃった!! どうしてだろう。ほかの人には見えないみたい。やだなあ、とおもいながら学校にむかうと、あれ? ほかの人にも……。
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Posted by ブクログ
主人公の小学生ゆうとは、ある朝起きるとしっぽが生えていることに気付く。
でもお母さんには見えないみたい。
よく街を見回すと、しっぽが生えていたり、角が生えていたりする人がいるのに気付く。
これ以降はネタバレになりますが。
物語の後半でこのしっぽや角は悩みのようなものを持っている人に生えているみたい。ということが分かる。
しっぽが見える人と見えない人がいるってことには答えは載っていないけど、見える人は、人の悩みや痛みに気づけるってことなのかもしれない。
主人公に生えてきたしっぽはリスのようにふかふかで触りごごちのよいかわりらしいもの。
悩みを持つことはつらく苦しいことだけど、人間らしい事でもあると、作者が肯定的にみている。
読むと元気が湧いてくる、楽しく、やさしく子ども達の背中を押してくれる本。