【感想・ネタバレ】カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇のレビュー

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Posted by ブクログ

第一部は興味深く読み進められた。江戸城外濠の「赤坂のドンドン」を不思議に思っていたが、半蔵濠と日比谷濠の標高差が15mと解説されて疑問が解けた。第二部のお屋敷と山の話は正直なところ完全には理解できなかった。幕藩体制から明治になり、旗本・大名屋敷は維新の功労者達が占拠していった。その入れ替りが激しく、そこにデベロッパーの走りの堤康次郎などがそれらの土地を入手・分譲したりとややこしい。また、もし戦争がなかったら都心に広大が大名庭園が残っていたかも……と思うと残念な気もする。

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2017年08月31日

Posted by ブクログ

地図を手に街をほっつき歩く趣味をもつおいらにとって、とても面白いご本でした。またこの本の読者さんにはジオキャッシングをオススメしておきますね、

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2013年09月05日

Posted by ブクログ

地図や地形に興味が出て来て、何冊か読んだが、地図やカラーページがあると分かりやすい。前半は面白かったのだが、後半のお屋敷の話は、あまり自分には馴染みのない名前が羅列している感じがして退屈だった。

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2019年09月22日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾は地形編。東京の川と山と(そしてそれらに挟まれた崖と)を中心に。土地の高低が水の流れを決め、流れが川をつくり、川が土地を削り崖を作り出す。そして、山手には富裕な人々が屋敷を構え、谷には庶民が暮らす。山と川とが都市を作り出す。現代は高層建築が立ち並び視覚的にはそうした姿が見えにくいが、改めて歩いてみれば東京は山と川の都市であることが実感できる。
二次元の平面だけでなく、三次元の高低を加えたことでとても良くなった。地図では高低はあまり意識されることはないが、街歩きとなると上がり下りの道はとても重要な要素。これがちゃんと意識されたことでリアリティが増した。
本文は二部構成となっていて、第1部は山と川とが生み出した東京の特徴的な地形をたどり、第2部では山の手に建てられた様々な邸宅の名残りを追う。面白いのはやはり高低を直接扱う第1部。第2部はちょっと羅列感が強きて退屈だが、これだけ東京のお屋敷跡を纏めたものは珍しいので、資料的な価値は高い気がする。都内を歩く時はこれでチェックしておけば楽しみが増えそう。

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2014年10月22日

Posted by ブクログ

東京の地理に伴う歴史を知るにはおもしろい。
けど、地理に入り込みすぎていてそこまで興味が追いつかない。

ただ、こういったアプローチは読んでいて興味深い。
地理以外のアプローチでもこういう本でないかな。

例えば、
「交通手段の変遷における東京歴史」
「建築物における東京歴史」
とか時代ごとの考え方などが追えておもしろそう。

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2014年03月30日

Posted by ブクログ

≪目次≫
第1部  東京の不思議な地形を歩く
 第1章  皇居の山と谷、都心の聖と俗
 第2章  水と崖の生みだした町
 第3章  渋谷は地形の見本市
 第4章  水にも尾根筋と谷筋がある
 第5章  鉄道地形論序説
 第6章  不思議な窪地と消えた坂
 第7章  川を埋めて造成した商店街
第2部 東京お屋敷山物語
 第8章  元老・元勲の山
 第9章  宮さまの山
 第10章 華族の山
 第11章 富豪の山

≪内容≫
タイトルの通り、明治期の地図と現在の地図を合わせながら、江戸期の様子と明治期からの土地の動き(造成や売買という視点から)を説明している。
 第1部は、谷(川)と尾根の話を中心に、使われ方、地形的変化などを詳細している。
 第2部のお屋敷は多くのケース、現在はマンションや分譲により消滅しているのだが、読んでいると明治時代にワープして、壮観な風景を見てみたいと思った。最後にお屋敷のリストが載っており(もともと江戸期は大名屋敷なのだが)、これはかなりの資料的価値がある。

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2013年08月01日

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