あらすじ
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現場で教えてきた数字読み解きノウハウを公開
戦略もロジックも「数字」を読むところから始まります。
でも……、「数字はどうも苦手です」「顧客を説得する裏付けがほしい」
という数字アレルギーのビジネスパーソンは少なくありません。
そこで、長年、若手に教えてきたコンサルタントが
つまずきやすいポイントや誤解されやすい数字の読み方を
具体的な業界・企業のデータや決算情報に基づき、
わかりやすく解説します。
本書で学べる6つの数字思考スキル
1 ビジネスモデルの読み解き
2 業界構造の読み解き
3 環境変化の読み解き
4 決算書の読み解き
5 投資家視点の読み解き
6 会計数字と事業を関連付けた読み解き
本書の特徴
・業界構造や戦略を数字から読み解く力や決算書の見方、経営分析の基礎まで、ひととおりカバー!
・「YouTubeのビジネスモデルはどうなっている?」「ポルシェ1台でVW何台分稼ぐ?」など、よく知る企業にまつわるクイズを収録。楽しみながら数字の見方が学べる!
・わかりやすい語り口と、ビジュアルな図表で説明。「数字アレルギー」のある方でも、安心して読み進められる!
・就活学生やスキルアップを考える若手はもちろん、部署の数字を管理するマネジメント層、戦略を立てる経営層まで、幅広い読者に必須の知識を網羅!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
◆印象に残ったフレーズ
企業は売上や利益といった損益計算書ベースの数字を重要視するが、投資家はROEや資本コスト等、資本効率性を重視しているという点で大きなギャップがある。
PBR1倍割れは何が原因なのか。時価総額を純資産で割ったPBRが1を下回っていると企業価値が解散価値を下回る。上場している意味が無い。ということになる。
◆仕事や人生に活かせるアクション
財務諸表が読めるようになると企業はどのような戦略・動きを取っているのか、少しだけ仮説を立てられるようになる。周囲の企業の動きを敏感に感じ取って、早期アクションすることが、重要となる。日本は時価総額上位のメンツがあまり変わらないが、世界を牽引するアメリカではまずそのようなことはない。
M&A等により、海外企業・資本を取り入れるという動きも活発になっているので、そういった動きには注視しなければならない。
◆自由な感想
企業と投資家の目線は異なることに注意。企業側の目線になってしまうが、自社の売上・営業利益くらいは知っておくべきだと思う。
ROEは企業・投資家双方の共通項になりつつあるので、そこまでは押さえておきたい。
非常に読みやすい本だった。