【感想・ネタバレ】有罪、とAIは告げたのレビュー

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Posted by ブクログ

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静おばあちゃん以来の円が主人公で嬉しいです。しかも、ついに裁判官になったんですね。

裁判をAIで判断を下すってのはありそうですよね。円は静おばあちゃんの教えが根底にあるから、しっかりしていてホッとします。むしろ、周りの先輩達がこぞってAIに頼ってるのも危うい感じがしました。

他のシリーズでも頻繁に出てくる葛城が、本来のシリーズにでているのも嬉しかったです。

円のシリーズとしてシリーズ化希望です。

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2024年03月28日

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「裁判官は悩むことから逃げてはいけない」

中山さんらしい世の中への問いかけだなあと思った。AIが裁判官の相棒のようになったら…そりゃああの裁判長のように周りを誘導するために使用するし、重い判決を下さなきゃいけないときにはAIのせいにもできるしで楽だよね…
だからこそ崎山裁判官の言葉が響いた。

子柴弁護士シリーズと似たような感じでおもしろかったけど、でも主人公の魅力が足りない話だなと思ってしまった…

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2024年05月21日

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幽霊になっても使い倒した高遠寺静判事であったが、やっと鬼籍に入れてもらい今度は孫の円の時代となったが判決にAIを使うと言うとんでもない話である、それもチャイナ製である、もうその段階で普通はだめでしょってところだが、わざわざ習近平を貶めるために作った物語のようだった、円が取り扱う事件のあらかたの種明かしは予想がついたが、現在のAIと称されるシステムの脆弱性と果たして過去のデータを集めて来るだけで人工知能なんて読んでいいのか疑わしい、せめて鉄腕アトムが登場するまでAIという言葉は使わないでほしいものだ。

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2024年04月12日

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東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円と葛城公彦警部補もの。

円は、中国から提供されたAIの〈法神2〉が実用に値するかの検証を命じられる。過去の裁判記録を数値化して入力したあと、〈法神2〉は実際の判決と全く同じ結論を導き出す。効果に納得した裁判官たちは活用し始め、業務はめざましく効率化されたが、円はその導入に懐疑的だった。
そんななか、円は18歳の少年が起こした父親殺しの事件を担当することになる。逮捕した葛城は事件に納得できないものを感じ、捜査を続けていた。

そもそも他国が売り込んできたものをソフトの検証なしに導入しようというのが乱暴。現実にはそんなことはあるまいと思いたいが……。事件の真相は想定内。

私たちがAIに対する幻想をもっているのが危険。AIにどんなデータを集めさせ、どんな思考のもと論理を構築させるのか、そのベースを決めるのは設計する人間だということを忘れてはいけない。AIは万能でもなければ、客観性が担保された公平なものでもない。

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

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静香おばあちゃんの孫の高遠寺円が裁判官となって活躍するリーガル小説。

テーマはAIによる判決と尊属殺人、未成年殺人が絡むが、説明が上手ですらすら読めました。
まずAIは中国製だから意図的な瑕疵があったということだが日本製ならよかったのだろうか。
著者の主張としては裁かれる人と同じように裁く人は自ら悩んで判決を下すべきというところは同意するが、
実際に裁判所だけでなく完了仕事も判断の入らない部分はどんどん自動化して効率化してほしいです。
また、事件の真相はすぐわかってしまったが、尊属殺人の規定って1995年に亡くなっていることは勉強になりました。
とにかく、円ちゃんがおばあちゃんの跡を継いでいること、葛城とうまくいってることがうれしいので、続編希望です。

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2024年03月20日

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