【感想・ネタバレ】K+ICOのレビュー

あらすじ

孤独な男女が出会う時、何かが起きる

ウーバーイーツの配達員をしているK。TikTokerをしている女子大生のICO(イコ)。巨大な「システム」の中に生きる二人の人生が交錯する時、何かが動きはじめる。実力派作家がデビュー10周年に放つ、渾身作。

ラランド ニシダさん、金原ひとみさん、窪美澄さん絶賛!
「まだ見ぬ誰かとの数奇な巡り合わせはインターネットに操られる。ITは我々を孤独にさせてくれない」(ラランド ニシダさん)
「上田岳弘は、こんなにも抽象の世界から、具体の力を行使する」(金原ひとみさん)
「うんざりするような世界でも、私は誰かと繋がっていたい。そんな欲望を肯定してくれたこの小説は、限りなくせつなく、そしてやさしい」(窪美澄さん)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ウーバーイーツ配達員K、
TikTokerのICO、
子どものk。

今の社会に対する鬱憤のようなものはあっても、
それぞれが、たくましく生きようとしている姿。

特にK+kの章が好き!
kもKのように強く生きられますようにと願った。

0
2024年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非常に面白かった。すごく現代的な仕事として、すっかり定着したウーバーイーツの配達員の主人公が、これまた現代的な人との距離感覚を持ち、なんかいい。
分量も少なくページ数も150ってとこだが
様々なテーマが詰め込まれている。マルクス、優勢思想、空白の30年。そして、著者の哲学が若干の暑苦しさを伴い、しかし個人的には適温くらいか?オーディオブックを聴きながら配達する主人公が聴いているのがカフカというのがまたよく似合う。
カフカの審判には物語に入らない、余りが差し込まれているそうだ。(未読)
そしてこのK+ICOにも、それはある。

0
2024年04月22日

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