【感想・ネタバレ】私の「結婚」について勝手に語らないでください。のレビュー

あらすじ

結婚しても、しなくても
私たちは結局“ひとり”を共に生きていく生き物なのだ。
──前田エマさん(モデル)

「非婚」は結婚の「否定」ではない。
人と違う生き方に、大きな愛を贈ってくれる本。
──安達茉莉子さん(作家・文筆家)

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累積聴取回数2000万回超!
話題のポッドキャスト「ビホンセ」制作兼進行役による〝結婚しない〟という選択。

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「結婚しないんですか?」
「子供がほしくはないですか?」
「ひとりで寂しくないですか?」

……非婚に対する偏見はまだまだ根深い。

* * * * *

非婚は結婚の反対ではなく、多様な生き方のひとつ。
自分の選んだ道に責任を持ち、時には弱音を吐いて傷つきながらも、自分を愛し、前に向かって進んでいく。

本書には、非婚でも結婚でも事実婚でも同性婚でも、人それぞれの生き方を尊重し、みんなが穏やかで楽しく暮らせるための温かなエッセンスが満載。

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「結婚=幸せ」だなんてファンタジーじゃない?!
自分で選んで決めればいい。

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【目次】
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v54> プロローグ──こんなテーマで本を書くなんて

非婚宣言──何もそんな決心までしなくても
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v55> こんにちは、非婚です
■住む家のために結婚はできない
■結婚までは愛せない、あなたを愛したのだ
■非婚主義者のくせになぜ恋愛するのか
■甥や姪がそんなにかわいいなら自分の子を産めばいい
■ロングタイム・ノ氏ですね

非婚の冠婚葬祭──幸せと悲しみを分かち合うのに損も得もない
■私が暮らすあの家
■私もお母さんみたいに生きたい
■非婚者の結婚式
■非婚で生きるにはしっかり稼がないと
■私のお葬式で棺を担いでくれますか

非婚ライフ──自分と連れ添って生きる
■大田で生まれた色黒の子
■私たちは互いの体を観察しながら成長した
■私のトリセツ
■好きだから線を引いたんです
■好みの発見
■おばあさんの瞳にチアーズ!
■夫はいません。でも、推しはいます

非婚共同体──完璧に理解できなくても完全に愛することはできる
■ブックフェアに母が来た
■一緒に越えていく日曜日
■笑っているうちに一緒にいかだの上に、しかもこんなに遠くまで
■知らない犬と飛行機に乗った
■あなたが死んだら
■ <https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v56> 私の祖母
■どうしてあなたが非婚をとやかく言うんですか

■エピローグ
■訳者解説

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

結婚しないのか?という話を友人や目上の人から聞かれる年齢になった。そんな私の目の前に現れた一冊。

邦題「私の『結婚』について勝手に語らないでください。」……まさに私が考えていたことだ。

未婚という言葉が嫌いだ。未熟者みたいな言われようで失礼だと感じている。結婚するもしないも、子どもを産むも産まないも、家を買うも買わないも、私が選ぶ。誰かに口出しさせない。改めて強くそう思った。


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2025年07月16日

Posted by ブクログ

非婚宣言をしていて、韓国で非婚ライフのポッドキャストをしているクァク・ミンジさんのエッセイ。
ユーモアがあって本当におもしろく、すごく共感。
自分の価値観や選択した人生が絶対だと、正しいと思い、反対の選択をして声を上げる人を非難し攻撃するような人にはなりたくないし、
「自由に選ぶ権利、そして、選んだことについて自由に口にする権利がすべての人に与えられた未来が来ること」を私も心から願います。

自分の生き方が、誰かの価値観で批判されることなく自由に居心地よく生きられる世の中になって欲しい。

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2024年06月21日

Posted by ブクログ

他人について勝手に解釈し判断するって、私もけっこうやってしまっていそうな気がする。
そして自分で自分に「私ってこのまま結婚できないかも」と呪いをかけていたのかもしれない。
結婚しないという選択肢は当たり前にあるはずなのに、自分がどちらを望むのか冷静に考え始めたのはつい最近になってから。
そういえば小学生の頃に流行ったプロフィール帳にも「結婚は何歳でしたい?」みたいな質問があったような…。
誰かと一緒になったとしても、ならなかったとしても、自分を推しだと思って逞しく生きよう。

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

翻訳がめちゃくちゃ自然だったからか、
韓国の人が書いた文章にもかかわらず共感がすごい。非婚は韓国ではそんなに叩かれる、特殊なことなのかというのもとても驚いた。結婚についてもっと疑問視することはとても大事だと思う。こんなに強く生きる人がいるなんて。自分もついていこうと思った。

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分に責任を持って生きる。
自分の話をもっとする。相手か何者かよりも、日常を知りたい。
今の気分に永遠に耐えたくないと思うなら、線を引く。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ

非婚者に対して慎重になりなさいと口が酸っぱくなるほど言うのと同じくらい、結婚についてもっと語り合う必要があると思う。

ほんとそうで、既婚者たちに結婚の話を(もしくは結婚すると決めた話を)聞きたいんだよなーと

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2024年01月20日

Posted by ブクログ

私は絶対に結婚しない!と決めているわけではないけど、だからといって結婚したいわけでもないというフラフラ宙ぶらりんな状態のまま生きてきています。よって現在も独身。
結婚していないことが悪いわけではないと自分でも思っているけどなんとなく肩身が狭い思いをしていて、そんなときにこの本を知り、独身でいることを肯定して欲しくて読んだような気がします。
フラフラしている私だから非婚主義者という言葉も知りませんでした。
でも、非婚主義者です、とかわざわざ言わないといけないような世の中で、それが本になってしまうことがよいことなのかどうか。ちょっとその現実が悲しい。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

「それぞれの人生において下した決断よりも、背景に目を向けることができるようになった。」

「人生において自らを成長させる経験は批判ではなく受け入れることから得られるものだ。受け入れることに合意した関係だけが、互いが投げる言葉の裏にあるものを信じて前に進むことができる。」

他者を理解するために大事なマインド。自分を大切にしてくれる人を大切にしたい。

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2024年07月06日

Posted by ブクログ

未婚主義ですが何か?と強気でくると思いましたが、基本的にエッセイのようなごく普通な生活を淡々と流れいきます。所々にSNSやポッドキャストなど、男尊女卑などの誹謗中傷なコメントが迫り来るが彼女は炎上しないようにかわしていきます。
結婚をしない定義として未婚、非婚、反婚とあり、その中にさらに分類があるのでかなり多様なこともわかりました。
ブログのようなシーンが続き退屈なところもありましたが、独身でフリーランスという立場上、精神的に不安な生活の中でもたくさんの仲間たちと支え合いながら、自分にとって楽しく過ごすことやストレスのない生活を試行錯誤していく前向きな姿勢が伝わってきました。
未婚主義なのに恋愛するのはどうかと思う問いでは、未婚の愛と結婚の愛を比べたりするところも予想外でした。未婚の愛は刺激があるが、結婚は小さな愛の積み重ねでジワジワ愛を味わうのかも。愛のパターンはたくさんあり選ぶのは自分、社会が決めることではないのかもしれませんね。
どこかLGBTQやフェミニストの方々のマイノリティな意見に似ていたようにも感じるし、「母親になって後悔してる」のオルナ・ドーナトさんにも通じるオルタナティブな愛を感じました。
最後の方は超結婚主義の叔母との会話が少しずつ言葉が変化していくところがジーンっとしてきました。
クァクミンジさんは真面目でデリケートでとても優しいですね。
自分も正直に意見を語ったり、他人の意見も聞きながら学んでいきたいと思います。

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2024年04月23日

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