あらすじ
大企業の下請けに安住していたために、国内産業空洞化と不況により一時は倒産の危機にまで追い詰められた長野県のコイル製造会社社長が、
「決してノーと言わない」営業活動で技術を磨き、他の中小企業とのコラボや独自の広報・宣伝により下請け体質を脱却!
自らの体験から、同じ立場の中小零細企業に向けて具体的なサバイバル方法を伝授するとともに、
これからの日本がモノ造り国家として再生すべきこと、そのためには中小零細企業の技術が不可欠であることを説く。
中小零細企業のみならず、日本全体に力強いエールを送る一冊。
(本書は2009/7/7に小社より刊行された書籍を電子化したものです)
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Posted by ブクログ
非常に共感が持て一気に読んだ。ものづくり日本の大企業、中国の問題点にについてもつぶさに書かれている。頷きながら読む部分が非常に多かった。最後の部分の「社長一人で考えるのはやめよう。現状をはっきり、きっちりと従業員に伝え、この状態でどうしたらよいか一緒に考えよう。」と書かれたあった。そこの文章に触れただけでも読んだ甲斐はかなりあったと言える。
Posted by ブクログ
久々の大当たり本。
中小零細企業の心構えから始まり、創業から現在までの経緯が書かれている。
何と言っても大きく評価するのは現実がありのままに書かれている事。
全く着飾っていない。山かなりあり、谷ちょっとだけあり。
小さい企業では社員同士のタテの距離が非常に近い。その為現場の現状を熟知している立場からの意見提示であり、天と地の差がある大企業の社長が書く本より遥かに実用性がある。