あらすじ
「パンク」の語源は? 誰が「パンク・ロック」と名付けたのか? なぜ髪を逆立てるのか? なぜトゲトゲの付いた革ジャンを着るのか? パンク・ロックの本場はアメリカとイギリス、どちらなのか? パンクは左翼なのか? パンクは親ナチなのか?――混迷の時代にこそ役に立つ、パンクの発想や哲学を名盤105枚とともに解説。
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Posted by ブクログ
・「教養」「パンク・ロック」非常に食い合わせの悪い単語をタイトルに頂いたこの本。本屋の店頭にこんなタイトルの本があったら、「クソが」と毒づき普通にスルーだ。著者が川崎さんで無ければ。僕はこのタイトルが好きでは無い。
・本の冒頭このタイトルの意味が語られる。「パンク・ロック」こそ「教養」という文脈が必要な音楽である事。好きでは無いがそこで語られた事は僕も普段から薄ら感じていた事だった。
・本の内容はパンクのあれやこれや、知ってる事や知らなかった事、そこからの川崎さんの推測等、無類に楽しく、興奮する物だった。最高。
・でもやっぱりタイトルで損してるよな。(新書ってとこも…)ほんと「クソが!」と思う様な人が面白がれるし、届いて欲しい。
・なので何年後かに増補版で単行本化を、タイトル変更で希望します。また読みます。
Posted by ブクログ
パンクロックの歴史とそれに基づいた考察についての本。新書版だがページ数が多く読み応え十分。音楽解説本にありがちな陶酔した感じもなく、淡々と、それでいて熱さを持ちながら論を積み重ねていく姿勢には好感が持てる。特に日本のパンクロックに関する分析と考察が、自分には新しい見方で面白かった。