【感想・ネタバレ】これからの日本の論点2024 日経大予測のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月14日

試験対策

今まで新聞やニュースを見る時、国内企業の損益とか自分の興味関心がある範囲しか見れていなかったが、これを読んでそれではいかんと思った。日本経済や企業の動きの背後にあるマクロな流れを知る方が、先の将来をスピーディーに正しく予測できるのかなと思った

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Posted by ブクログ 2024年01月01日

かなり面白い。本当に1人で執筆してるなら、大前研一(80)はやはり唯一無二の起業家だろう。
本当かどうかは置いておいて、大前氏の知識量は目を見張るものがあるし、「未来予想」に対する着眼点が新しい。
個人的には、「中国と仲良く…」っていう部分は、反対(搾取されまくるだろうから)だが、アメリカをずっと追...続きを読む随し続けてるうちに、観光立国としても成り立たなくなって、GDPはイタリアにも抜かれて、10年後には2桁の順位まで落ちると思う。
何よりグローバルサウス、彼らがどのぐらい伸びるのか。アフターコロナの世界が楽しみで仕方がない。

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Posted by ブクログ 2024年04月04日

毎年10月終わり頃に出版する、翌年の政治・経済・社会・国際の重要トピックスに対する日経編集者やコメンテーターの予測。

2024年も4月を迎え、もう結果が出ているトピックスもあるが、日本と世界における重要な問題の、これまでの経過と今後の展開予測が確認できるのが嬉しい。

個人的には下記の項目が参考に...続きを読むなった。
・「長期・分散・低コスト」という投資のセオリーを守りながら新NISAに取り組んだ人は、数十年後に大きな資産を手にしているだろう。
・岸田首相は異次元の少子化対策と言うが、本来は第2次ベビーブーマー世代(いわゆる団塊ジュニア世代)が出産期にあった2015年ごろまでがラストチャンスだった。ここで第3次ベビーブームが起きなかったことで、日本の人口問題は回帰不能点(ポイント・オブ・ノー・リターン)をすぎたとみるべきだ。
・VUCAとは「Volatility(変動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(多義性)」の頭文字を連結した言葉で、先々の展開を予想するのが難しく、予め精緻な計画を立てても、一つの「想定外」の発生ですべてが台無しになるような状況を指す。日本企業がVUCAワールドをしたたかに柔軟に生き抜くためには、経営者はバランスシートや損益計算書の数字ばかりにこだわるのではなく、人や組織文化のようなソフトな資本にもっと目を向ける必要がある。
・日本株を買い始めた外国人投資家だが、見限ったときの逃げ足は速いことに注意が必要だ。12年からの「アベノミクス相場」が参考になる。同年以降、外国人は日本株の大量買いに動き、累計の買越額は3年後の15年には21兆円を超えた。ところが企業の改革が投資家の期待を満たすことができず、20年までには買い越した分のほとんどを売り戻した。
・働き手の能力を最大限に生かすには社会全体で人材の流動化を進めることが欠かせない。
転職がしやすい柔軟な労働市場に変えるのは政府の重要な役割だ。スキルを高めれば転職を通じて収入が増えるという欧米では普通の労働市場を日本でも実現したい。
・大きく成功した企業ほど成功モデルを捨てられず、違うモデルを擁する後発の破壊的挑戦者との競争で失敗する傾向があるという、「イノベーションのジレンマ」の法則は、今では経営学の代表的な定説の一つとなっている。
ところが、米国の全上場企業の合計時価総額に占める上位7社(マグニフィセント7)の割合は2023年7月末時点で23%に上った。しかも7社の時価総額シェアは拡大基調にある。

目次
特集 2024年を予測する3つのキーワード
1. 生成A1が社会・経済に革命もたらす重大リスクへの対応が求められる
2. グローバルサウスの怒りが世界を揺らす
〜米中新冷戦の勝敗も左右〜
3. 相次ぐ重要選挙 民主主義に真の危機が迫るか
1章 日本は豊かになれるのか
4, 日本の株式市場 日経平均株価のバブル超えあるか
5. 見えてきた日銀・異次元緩和解体の姿
6. 岸田財政は火の車 〜膨らむ支出、定まらぬ財源〜
7. 大幅拡充の新NISA積極活用か尻込みかで
資産の二極化が鮮明に
8. 少子化が止まらない日本これから直面する「人口爆縮」とは
9. 綱渡りの電力供給、脱炭素と安定供給を両立するエネルギー政策は
10. 岸田政権、いつまでに何を? 党総裁の再選戦略と両にらみ
2章 世界企業の新常識とは
11. 「アジャイル」でないと勝てなくなる
12. VUCAワ-ールドを生き抜くカギは「ソフトな資本」にあり
13. ESG、ブームは去り成熟のときへ
14. 企業はバフェット氏の期待に応えるか
15. 人手不足が迫る持続的な賃上げと構造改革
16. ビッグテックの覇権はまだ続くのか?新スター台頭のチャンスは?
17. 消費落ち込む日本インバウンド回復でどうなる
3章 対立深まる世界のゆくえ
18. 2024年の米大統領選、バイデンvsトランプの再対決か
19. 経済安全保障論が半導体からグリーンにも広がる
20. 切迫する台湾有事 最悪の事態直視し、重層的備えを
21. 習政権に米欧から「覇権主義国家」の烙印、「2035戦略」に黄信号
22. ブレない尹大統領の死角、韓国総選挙で日韓にブレーキか? 脱・不人気がカギ峯岸博続
23. 終わり見えぬウクライナ侵攻 カギ握るプーチン体制の行方

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Posted by ブクログ 2023年12月02日

読後メモ(トーク変換)

冗長な内容が多いので、斜め読み。
最もリスクがあるのは、2024年の米国大統領選、ロシアプーチンの大統領選、韓国の大統領選。
半導体の米国囲い込みが、中国の経済をさらなる悪化に導く事実。中国内での就職率が一流大学でも20%が就職できない事実。中国の不満を台湾に持っていくリス...続きを読む
中国経済は、来年はより厳しくなる。
外国資本の撤退相次ぐ。政権への不振も表面化する。
半導体やグリーンエネルギーは米国が、自国内に、補助金を出して、生産拠点を確保する狙いに利用される。今後よりいっそう中国の裕福層の海外逃亡、日本国内の不動産取得、消費の落ち込みは明らか。アリババの株価も右肩下がり。

2024年も米国ロシア、韓国の大統領選など波乱要因が多く、ボラティリティーの高い相場で稼ぐチャンスはある

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