【感想・ネタバレ】内山節と読む 世界と日本の古典50冊のレビュー

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Posted by ブクログ

父:アップすればまた自慢話みたいになって、ひんしゅくを買うだけだから、やめた方がいいと思うけどな・・・

私:・・・だって、そんなこと言ったって、何か書けば正直に全部さらけ出すのが私の性分だから、しょうがないじゃない!

それはともかく・・・

内山節は、わが三浦雅士もそうですが、私が好んで注目して全著作を読んできた人で、彼もどこの大学へも行かず独学で学び思索を続けて著書を上梓し続けている著作家です。

彼は前後左右の同時代人のなかでは人一倍 啓蒙的な姿勢の人で、孤高の三浦雅士とは一味違う親しみの持てる方だと、最初に読んだ本『存在からの哲学 新しい哲学の時代にむかって』(毎日新聞社 1980年)で感じました。

そして、今まさに出たこの本です。

・・・もし彼の挙げる本の中で未読のものがあったらどうしよう

・・・と、ドキドキして蓋を開けましたが・・・なんと、偶然にも、すべて読んでいました。そして一冊も漏らさず蔵書のなかにありました。

よかった、好きな人と同じ本を奇しくも読んでいました、ホッとしました・・・でもなんというミーハーなのでしょう・・・


■目次■
はじめに
いま、どのような姿勢で古典を読むか

I 哲学・思想
『シュルレアリスム宣言』アンドレ・ブルトン
『自殺について』ショーペンハウエル
『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム
『歴史とは何ぞや』エルンスト・ベルンハイム
『遠近の回想』レヴィ=ストロース/ディディエ・エリボン
「フォイエルバハについてのマルクス」カール・マルクス
『過渡期の意識』梅本克己
『革命か反抗か』カミュ=サルトル論争
『科学と近代世界』A・N・ホワイトヘッド
『ユダヤ人問題によせて』カール・マルクス
『革命論集』オーギュスト・ブランキ
『老子』
『風土』和辻哲郎
『古い医術について』ヒポクラテス
『経済学哲学草稿』カール・マルクス

II 政治・経済・社会
『政治算術』ウィリアム・ペティ
『アメリカの民主政治』アレクシ・ド・トクヴィル
『戦争論』K ・V・クラウゼヴィツ
『経済表』フランソワ・ケネー
『職業としての政治』マックス・ヴェーバー
『共産党宣言』カール・マルクス/フリードリヒ・エンゲルス
『西欧中世の自然経済と貨幣経済』マルク・ブロック
『コミュニティ』R・M・マッキーヴァー
『農業の基本的価値』大内力
『自由地と自由貨幣による自然的経済秩序』シルヴィオ・ゲゼル
『コモン・センス』トーマス・ペイン
『恐慌論』宇野弘藏

III 科学論・技術論・労働論
『技術論』武谷三男
『科学的管理法』F・W・テーラー
『人間と労働の未来』中岡哲郎
『洪水と治水の河川史』大熊孝
『自然保護を問いなおす』鬼頭秀一
『労働と労働者の歴史』ジョルジュ・ルフラン
『技術の誕生』ヘンリー・ホッジス
『トヨタ生産方式』大野耐一

IV 文学・紀行・評伝など
『近代日本人の発想の諸形式』伊藤整
『武蔵野』国木田独歩
『利根川図志』赤松宗旦
『日本の民家』今和次郎
『信長公記』太田牛一
『秩父事件 自由民権期の農民蜂起』井上幸治
『日本唱歌全集』井上武士編
『日暮硯』

V 宗教・信仰
『歎異抄』唯円
『チベットの死者の書』
『日本霊異記』景戒
『一遍上人語録』
『往生要集』源信
『選択本願念仏集』法然
『般若心経』
『維摩経』
『華厳経』

おわりに

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2019年11月14日

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