【感想・ネタバレ】文学は地球を想像する エコクリティシズムの挑戦のレビュー

あらすじ

環境問題を考える手がかりは文学にある.ソロー,石牟礼道子,梨木香歩,アレクシエーヴィチ,カズオ・イシグロらの作品に,環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう.人間に宿る野性,都市と絡みあう自然,惑星を隅々まで学習するAI──地球と向き合う想像力を掘り起こし,未来を切り開く実践の書.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

文学は環境問題の前に無力か。
これまでの価値観では解決できない今の環境問題をどう扱っていくか、その視点の展開のヒントが文学作品に表れていると思った。『苦海浄土』や『献灯使』を読んでみたい。地球と人間を二元化して考えるのも、地球を対象化するのも近代的な発想だと思うけれど、もうそれでは立ち行かない。そんなポストモダンなあり方を考えるヒントは文学作品の中にある。
『クララとお日さま』は内容の復習にもなって勉強になった。

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2024年05月06日

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