【感想・ネタバレ】重い障害を生きるということのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 私も小児科医として、マイノリティの中のマイノリティが、いろいろな事情で(医学的ハイケアの必要性、家族の問題、高齢化など)自宅で過ごすことが出来ない人たちと、その子達のために奮闘する療育センターのスタッフをを知っているので、この領域の医師が、「岩波新書」に書を著したことに敬意を表する。(多いのは、マイナー出版社からの自費出版が多いので)

 重心と呼ばれる子達にも宿る感情や感覚を医師として鋭く観察し、さらに全国の療育施設の成り立ちの歴史をわかりやすく説明している。

 障害のある子を守るとする、わりとありきたりのお涙頂戴的文体とは一線を画した良著である。

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2012年04月26日

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