【感想・ネタバレ】まどろみハーブティー 吉祥寺シェアハウスの優しい魔法のレビュー

あらすじ

【電子版巻末にはまかろんK先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
職場のストレスで倒れ、休職してしまった社会人四年目のちよこ。
行き場のない彼女はある日、吉祥寺にあるシェアハウスを紹介される。
そこには管理人の春枝(はるえ)をはじめ、歳の近い女性が苦手な史人(ふみと)、
不登校中の中学二年生・柚紀(ゆずき)など、世代や性別を問わず、
さまざまな「疲れた人たち」がいた。

泣くのが下手になったすべての人へ贈る、
ハーブの香り漂う、優しい再起の物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

疲れた人が休む場所。
オーナー含めいろんなことを抱えた人たちのあったかくて心にキュッとくる前向きな物語

ハーブティーで心を落ち着かせてみようかな。と思える

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

こういった作品好きです。
心に傷を負った者たちがお互いを支え一緒に過ごしていく内に少しずつ歩み始める。
ほんと憩いの場って必要だなと改めて思う。
救っている側の女性も子どもとも関わり方で掛け違えがあったところまた…こちらは自分の家を少し思い出した。

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

自分の気持ちをダダ漏れにするのは良くないけど、しまいこみすぎれば心や体まで壊れてしまう。
登場人物達がシェアハウスで人との関係を見つめ直しながら、ハーブティーと手料理に癒されて、心と体の健康を取り戻していく話

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

心に傷を負った他人同士の4人が、シェアハウスしながらハーブティーを通じて心を癒やし合っていく。
家族よりも合う他人に出会えるのは奇跡的なことだなぁと思う。

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2024年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の始まりは追い詰められるところからだつたので、読んでいてほんとしんどかったけど、シェアハウスの中はやさしくてあったかくて、ホッとした。

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2024年02月03日

Posted by ブクログ

疲れた心に染み渡る、優しく寄り添ってくれるお話でした。わたしもちょこちょこハーブティーを飲むので、味を思い浮かべながら楽しめました(ラッキー!)お仕事疲れの人や人付き合いに疲れてる人に特にオススメします。

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

休まないといけはい時がある。

かつてわたしも立派な社畜として生きていたことがあって(若干今も名残あるけど)、あのときは休んではいられない、つねにフルスロットルでいなければ!と思っていた。
でも、それってちがうんだよねえ。

ゆっくり休む時間が絶対に必要なタイミングがあって、しかもそれは各々のタイミングがあるんだよな。

学生時代かもしれないし、社会人になってからかもしれないし、人の親になってからかもしれない。

休んだらダメだなんて思わずに、ゆっくりと座って丁寧に淹れたお茶を飲む。そんな時間を自分の贈ってあげることも必要だよね。
動き続けてたら見逃してしまうものも、ゆっくり座ってたらちゃんと見えたりする。

周りの人の気持ちも、優しさも、弱さも、自分の本心も弱さもぜんぶ、見逃さずにじっくり向き合うのって大事なことだよね。

少しだけ傷ついた人たちが集まるこのシェアハウスは、シェルターみたいなところ。ゆっくりお休みして傷を治して、次の自分に備える。
深呼吸して、自分を見つめなおす。
わたしも歩みを止めた時間があるので、各々の気持ちが少しだけわかります。

わたしも美味しいハーブティーを飲みにお邪魔したいものです。

(しかし、仕事おしつけるやつなんて社会的に殺していいからな!ぷんぷん!)

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2023年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

多様性が認められつつあると言っても、自分が「正しい」と思ったこと以外を認められない人もいる訳で。
その「正しさ」を他者に押し付ける、もしくは他者から押し付けられることもよくある話で。
その結果、一方的な「正しさ」のレールからはみ出してしまう人たちもいる。
この話は、そんなレールからはみ出してしまった(と周囲のせいで思い込まされてしまった)人たちが集うシェアハウスの物語。

年齢も性別も様々。
皆、このシェアハウスで少しずつ少しずつ今の自分と、これから先どう周りと向き合っていくかの答えを探っていく。
例えば、精神的に追い込まれて休職を余儀なくされた彼女は、仕事を続けるのか、それもと新しい仕事を探すのか、半年の間でその答えをゆっくり出していく。
彼女の場合は「結婚することこそ幸せ」と考える母親からの抑圧もあったので、なかなか大変だった。
いや、まあ他のメンバーも大変だったけれども。
メンバー唯一の男性は、やばすぎるストーカー被害のせいでメンタルごりごり削れていたし。
中学生の彼女も、よりによって親が自分を理解してくれないことで家を出る羽目になってしまったし。

びっくりしたのは、そんな彼女たちを受け入れてくれていたオーナーの女性も、実は家族がバラバラになってしまった過去持ちだった点。
しかも、どちらかというと無自覚ながら自分の「正しさ」でもって家族を型にはめていた側だった点に驚かされた。
前述の彼女たちを追いこんだ側だったということ。
勿論、今は違うけれども。
成人君主なんてキャラが存在せず、みんな不完全で完璧ではなくて、でもそれに焦らなくていいよと思える物語という。

人を追い込む側、追い込まれる側(一応自覚をもって追い込んでいる人はいない、無自覚に、そして結果的に相手を追い込んでしまっている)様々な人が出てくるので、共感できるキャラはきっと出てくるはず。
果たして、どちらに共感できるのか。
自分はどちらかというと今の自分でいいと開き直っている側だが、それを他者に押し付けることはしたくないなと思った。
気をつけねば。

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2023年09月02日

Posted by ブクログ

辛い経験をした人は、他の人に手を差し伸べることができる。
シェアハウスの住人たちを見ていると、そのことがひしひしと伝わってくる。
まだ辛い出来事の渦中にいるはずの彼らが、他の人の支えになることで、自信や生き甲斐を取り戻しているような気がする。
みんなのお母さん的な存在である春枝さんにも、家族の確執に悩んでいる。それでも困っている人の助けになりたいと行動できるのはすごい。こんな大人になりたい。
そして、こんな立派で完全無敵に見える人でも、失敗や後悔してしまうことがあるのだと思うと、少し安心してしまうのだ。
今いる環境で動けなくて苦しい思いをしている人に、読んでほしい。きっと心が軽くなる。

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2023年08月02日

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