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Posted by ブクログ
個人的には昔から『荒ぶる』という言葉の持つ意味が非常に気になっていたが,それはつまり早稲田の赤黒ジャージへの純粋な憧れであり,それを着て最後の最後まであがきたいという感情のことだった.
仕事上,多くの人間を扱うことになるので,
その荒ぶる精神を確立した清宮監督のラグビー哲学から学ぶことは本当に多いと感じる.
Posted by ブクログ
著者は元早稲田大学ラグビー部監督。本書は低迷にあえいでいた同部を立て直すために実践してきたコーチングの記録をまとめたもの。
【メモ】
1.周辺を見よ(周辺視)
・ミスの結果だけでなく、どうしてミスをしたか指摘。
・周辺を理解するためには、ボールが動き出すスタート地点から追う。
・なぜ、そうしたのか。コーチの仕事は、煎じ詰めればこの「なぜ」を選手に考えさせること。
2.セオリーとは勝つための掟
・セオリーはチームの状況によって変化し続けることが重要。
・セオリーとプレー個性のバランスをとる。ただし、一定以上のレベルに達していない選手の個性を大切にするということはない。
・徹底して繰り返す。
3.優先順位
・集中力の無いプレー、向上心の無いプレーを排除する。
・早稲田の当たり前、セオリーを愚直に繰り返す。
・練習でやってきたことを実戦で見事にやってのけることこそ優先順位の最上位に位置する。
*おまけ 「荒ぶる・・・早稲田ラグビーの伝統精神」とは?
・「荒ぶるとは、部員たちの、とりわけ最終学年である4年生部員の純粋で透明で完全なる赤黒ジャージへの憧れである。」
・最後の一瞬まであがく。
・誰にもできないことをやる。