【感想・ネタバレ】心のお医者さんに聞いてみよう 「うつ病」の再発を防ぐ本(大和出版) 家族と本人が知っておくべき予防法のレビュー

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Posted by ブクログ

うつ病関連の書籍で、今のところナンバーワン!反復性うつ病のわたしにとって、再燃・再発を抑えることは唯一かつ最優先の事項。そのポイントなどをぎゅっとまとめ、でもするすると読める文量と質の高い情報ばかりを厳選された書籍だった。ぜひ手元に置いて読み返したい。

・急性期の同居は必須事項と言える(ごはん、生活リズム特に睡眠を整える意味で)

p.40 家庭環境の問題 解決①
うつ病の正しい知識が家族関係を変えるきっかけに

家庭内の問題は千差万別です。一人ひとり状況がまったく異なり複雑なので、医療者側もケースバイケースで対応しなくてはなりません。
たとえ家族でも相手を変えることはできない
夫婦や嫁姑などの家族関係がうつ病の引き金になったという人は多く、診察室で悩みを口にする人もいます。それで気晴らしができればよいのですが、根本的な解決にはなりません。
人間関係が悩ましいのは、相手が自分の思うようにならないことです。
「こういうふうにしてほしい」「こんなことを言わないでほしい」と思っても、なかなか相手の言動を変えさせることはできません。それが身近な相手であるほど、難しいものです。
自分自身の受け止め方や考え方を変えることも考えてください。たとえば認知症の親御さんのもの忘れを怒っても意味がありません。発達障害をもつお子さんのケアに行き詰まっても本人にはどうすることもできません。変えられないものは、諦めて受け止める。対処法を医師に相談してみる。そのうえで、自分が一時的でも相手と距離を置けるような方法を考えたりしたほうがいいでしょう。
やさしく対応することでよりよい関係に進展
患者さんの家族のなかには、本人の病状を心配していても、関わり方を誤っているために関係が悪化しているケースも見受けられます。うつ病が原因でぎくしゃくしてしまった家族なら、うつ病について正しい知識を得て、対応の仕方を学ぶことで関係が修復されることがあります。
主治医から、あるいは解説書で、うつ病の理解を深めてください。
いちばん大変なのは、すでに相手に対して無関心になっているような、関係が冷え切っている家族です。「仕事もしないで家にいられても迷惑」といった冷淡な態度をとられてしまうことがあります。
相手が病気で苦しんでいるときは「毒妻」「毒夫」にならず、元気になるようにサポートしていただきたいと思います。やさしく対応していれば、必ず回復してまた元の生活に戻り、よりよい関係に進展していくはずです。

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2024年06月05日

Posted by ブクログ

うつ病のことについて非常に分かりやすく、書かれてる。焦らないこと、30分以上の運動、回復後も定期的な通院によるメンテナンスが大事。

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2023年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

印象に残ったところ
・うつ病のぶり返しに気づくためにも生活パターンを作り、くらしのリズムを整えておきましょう。
・自分に合った精神療法でくらしの向き合い方を変える
・活動記録表で客観視。自分の生活の状態を客観的に把握できる。
・有酸素運動と筋トレ。

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

内容自体は新しいものではないが、シンプルだが具体的な言葉選び、チャートやイラストを効果的に用いた編集により、脳疲労を起こしやすい患者にとっては、状況整理の補助として、うつ病を理解しようとするサポート側にとっても、入門書として適した一冊となっていると感じた。

うつ病や適応障害を抱える当事者は、心療内科など診察の場では時間が短く、医師からじっくり聴くことができず、自身で試行錯誤を繰り返し、治療の方向性や自分の立ち位置がこれで良いのだろうかと、悶々とするケースも少なくない。
そのような当事者が、他者になかなかに伝えきれない心理描写なども上手くまとめられていて、読んだ当事者が、置き去りにされている感じが無いのがこの本の大きな特徴だと思う。

医療者側の立場よりも、長く精神疾患を抱え、地道な回復曲線を経験した人の声を参考にした記述が多いのがそのように思わせる要因なのかなと感じた。

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2023年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パート4周囲の人のために、を読むために借りたが、パート3の生活の注意事項が自分用に!大変ためになった。そうだよね、養生ってそんなもんだ。と思いながらなかなか難しいよねえと。地域の窓口は誠意はあってもアップアップで役に立たないこともあるからなあ。

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2023年07月12日

Posted by ブクログ

うつで休職中のため、本書を購入。

ガイドブック形式でうつについてや対処法などが
書かれており、とても読みやすかった。

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2023年10月22日

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