あらすじ
ネットでの学びが広がり,膨大な情報をいかに使いこなすかが,今後のカギになってくる.「確かな情報って何?」「図書館の使い方は?」「情報リテラシーを身に付けるには?」等の問いや具体例に沿って新しい時代の学びに即した情報の探し方や使い方,更にはアウトプットの仕方を図書館司書の立場からやさしくアドバイスする.
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2024年12月に梅澤さんの講演会を聞いて手に取った本。
ジュニア新書なので中高生に向けて書かれた本だけど、大人にも是非読んでもらいたい。
とても分かりやすいし、参考になりました。
Posted by ブクログ
本書の中でおすすめされていることの一つに「NDC(日本十進分類法)(10×10)を脳内四次元ポケットに!」というものがあるが、これが本書の立ち場を象徴しているように思う。
これを聞いて「10×10枠の分類枠を自身の思考整理枠としてもっておくと便利!」とすんなり思えてしまう人(それがどの程度存在するのかわからないのだが)と、「はぁ?何言ってんの?」となる人の両方がいるのではないかと思われるが、「はぁ?」となってしまう人も、一旦一呼吸置いて、「この著者はこういう人なんだ」ということを念頭に置きながら、本書をはじめから読みはじめることをおすすめしたい。
本書全体に貫かれている「こんなふうに調べると、こんなことがわかっちゃって超楽しいよ!」というテンションを一旦、著者(=他人)として切り離しつつ、「情報探索にやたらテンションが高くなってしまう知り合いのお兄さんが、いろいろ教えてくれちゃう本」だと思って読んでみると、ちょっと苦笑いするところもありつつ、「でも、教えくれてよかった。お兄さん、ありがとう!」と思えてくるんじゃないか、と思う。
そういう意味では『ネット情報におぼれない学び方』というタイトルは、なんだか教条的で、本書がもっている質感(とその良さ)をうまく反映しきれていないと思う。どちらかというと、「リサーチオタクのお兄さんが教える、楽しい調べ方教室」とかそういう感じ。
そういう意味で、身近にいて困るといろいろなことを教えてくれる、ちょっと年上の「お兄さん」みたいな本なので、中高生も大学生も大人も、自分がいつでも頼れる存在として、1冊手元に置いておくのが良いのではないだろうか。
Posted by ブクログ
確かな情報源を探すだけではなく、探究学習に必要なプロセスが順を追ってわかりやすく書かれている。
知りたいこと、なぜ?、って思ったこと、どんどん調べてみようよ!と背中を押された感じがした
Posted by ブクログ
中高生向けのレーベルですが(岩波ジュニア新書)、大人向けとしても良い本です。自分は若い頃、司書教育を受けましたが、十分参考になりました。さいきんは未成年向けのノンフィクションに当たりが多くて嬉しい。
Posted by ブクログ
中高生向けとはあるけれど、大人も読んでみた方が良いと思います
特に年を経てから読書や学びに目覚めた方、ネット時代の自学自習の手引きです
何よりもジュニア向けですので、サクッと読めるのもまた魅力かと思います
Posted by ブクログ
すごくいい本で、ここに書かれていることは当たり前のことも多いけどそれだけに調べものやものを学ぶ際の基本として身につけたい。
読書猿さんの新刊で紹介されてて読んだ。
Posted by ブクログ
語り口調で理解しやすいにも関わらず、「知ってるつもりが改めて聞かれると答えれない」大人になってわかった情報取得の初学本にはもってこい。
答えれなかった質問リスト。これが分かるだけで読む価値あり。
・確かな情報ってなに?
・誤った情報はなぜ広まる?
Posted by ブクログ
岩波ジュニア新書だけあって、とてもわかりやすい文章、内容だった。調べ物で使えるベータベースが何個も紹介されてて、早速ブックマークさせてもらった。
「自由研究にワクワク感を取り戻したい」という筆者の考えが素敵だと思った。自分の知識の地図を広げていくぞ、そしてできたらアウトプットもするぞ、という勇気をもらえた。良書です!
Posted by ブクログ
インターネットが世に出る前の情報源と言えば、新聞・書籍などの紙媒体かテレビ・ラジオぐらいだった。その頃に比べると、今は桁違いの情報に日々私達は晒されている。本書は情報から身を守り、上手に利用する方法が学べる良書だ。
さらに、タイトルに「学び方」とあるだけあって、取捨選択した情報から自分の学びを深めていく方法も丁寧に解説してくれている。
紹介されていたオンラインデータベースは知らなかったものも多かったので、これから是非使ってみたい。