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Posted by ブクログ
本書の中でおすすめされていることの一つに「NDC(日本十進分類法)(10×10)を脳内四次元ポケットに!」というものがあるが、これが本書の立ち場を象徴しているように思う。
これを聞いて「10×10枠の分類枠を自身の思考整理枠としてもっておくと便利!」とすんなり思えてしまう人(それがどの程度存在するのかわからないのだが)と、「はぁ?何言ってんの?」となる人の両方がいるのではないかと思われるが、「はぁ?」となってしまう人も、一旦一呼吸置いて、「この著者はこういう人なんだ」ということを念頭に置きながら、本書をはじめから読みはじめることをおすすめしたい。
本書全体に貫かれている「こんなふうに調べると、こんなことがわかっちゃって超楽しいよ!」というテンションを一旦、著者(=他人)として切り離しつつ、「情報探索にやたらテンションが高くなってしまう知り合いのお兄さんが、いろいろ教えてくれちゃう本」だと思って読んでみると、ちょっと苦笑いするところもありつつ、「でも、教えくれてよかった。お兄さん、ありがとう!」と思えてくるんじゃないか、と思う。
そういう意味では『ネット情報におぼれない学び方』というタイトルは、なんだか教条的で、本書がもっている質感(とその良さ)をうまく反映しきれていないと思う。どちらかというと、「リサーチオタクのお兄さんが教える、楽しい調べ方教室」とかそういう感じ。
そういう意味で、身近にいて困るといろいろなことを教えてくれる、ちょっと年上の「お兄さん」みたいな本なので、中高生も大学生も大人も、自分がいつでも頼れる存在として、1冊手元に置いておくのが良いのではないだろうか。
Posted by ブクログ
確かな情報源を探すだけではなく、探究学習に必要なプロセスが順を追ってわかりやすく書かれている。
知りたいこと、なぜ?、って思ったこと、どんどん調べてみようよ!と背中を押された感じがした
Posted by ブクログ
中高生向けのレーベルですが(岩波ジュニア新書)、大人向けとしても良い本です。自分は若い頃、司書教育を受けましたが、十分参考になりました。さいきんは未成年向けのノンフィクションに当たりが多くて嬉しい。
Posted by ブクログ
岩波ジュニア新書だけあって、とてもわかりやすい文章、内容だった。調べ物で使えるベータベースが何個も紹介されてて、早速ブックマークさせてもらった。
「自由研究にワクワク感を取り戻したい」という筆者の考えが素敵だと思った。自分の知識の地図を広げていくぞ、そしてできたらアウトプットもするぞ、という勇気をもらえた。良書です!