【感想・ネタバレ】香港警察東京分室のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月24日

機龍警察シリーズがあんだけ面白いんだから、月村了衛の警察小説が面白くないわけがない。
登場人物たちの個性、ド派手アクション、現実の現代社会とリンクする問題点。読ませ処盛りだくさん。

映像で観たいが、下手に映画化するとギャップに絶望するヤツやなぁと、特に実写映画化すると、無駄なラブコメとか下手なゲス...続きを読むト交えて、駄作に陥る未来が見える。

続編の可能性を残して終わったので期待したい。機龍警察の前日譚と重なるとかの展開もありうるかと。

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Posted by ブクログ 2024年02月16日

ド派手な銃撃戦が繰り広げられる熱いエンタメ小説。
アクションシーンも良いんだけど、何より登場人物たちが魅力的すぎる!
あ、でもその緊張感の中でそれぞれの過去が明かされ、心理が描かれていくから、やっぱりアクションシーンが良いのかな。


その魅力的な分室メンバーは、日本警察5名・香港警察5名の計10名...続きを読む
みんな個性豊かでキャラが立ってる。
誰を主人公にしても面白い。

でもやっぱり目立つのは日本側のトップ、水越管理官だろう。
小柄で童顔、とぼけた口調で鋭い発言。
それを補佐する七村係長も頭が切れて、二人のコンビネーションは最高だと思う。

香港側のウォン隊長とゴウ副隊長の信頼関係もたまらない。
でも泣かされるのは、シドニーかな。
このままいくと10名全員紹介したくなるので書かないが、私は小岩井くんが好き。(一番下っ端でちょっと可愛い)


物語の背景は香港の民主化運動で、人ごとじゃないなと感じる。
またひとつ、知りたいことが増えた。

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Posted by ブクログ 2023年12月20日

香港警察東京分室と揶揄される「特殊共助係」が日港の警察官が、香港でデモを扇動したキャサリン・ユー元教授を追う。日中政府の思惑と中港関係、そして国際的な犯罪組織の抗争と、楽しいことがいくつも並ぶ。一国二制度が消える2047年問題と香港の警察官の矜持を描写するシリアスなシーンもあるが、基本的には独特なキ...続きを読むャラが事件に対応し、日本ではありえないような銃撃戦を繰り広げる。そんなエンタメ小説の王道を行く作品である。シリーズ化されそうな予感もある。

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Posted by ブクログ 2023年10月17日

以前『機龍警察』を読んだときに感じた難解さは全くなく、とても読みやすく楽しめた。香港と中国の問題を描きながら日本の闇についても考えさせられる。個性的なキャラが多く、続編が出たらまた読みたい。

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Posted by ブクログ 2023年10月06日

読ませるアクションと展開に満足。登場人物の多さは海外ドラマ慣れしていれば問題ないかと。普通に配役考えながら読めば、わかりやすくこちらの想像力を信頼してくれてるような気がして心地よかった。結末に不透明な部分が多くあるが、それも委ねられている気がする。ウォンはドニーイェンで、ハリエットは伊澤彩織で、山吹...続きを読むは若い頃の真木よう子、嵯峨は東出、あとはむずい。映画化して欲しいです。

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Posted by ブクログ 2023年08月26日

現在の作家で、日本国内での市街戦を描かせたら一番上手い(と思います)、月村さんの本領発揮の一作。
本筋のキナくささだけで無く、日本と香港(中国)メンバー全員のキャラクターが満遍なく立っていて面白く読みました。

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Posted by ブクログ 2023年07月10日

久しぶりに熱い警察小説を楽しんだ…という感じである。


香港でデモを扇動し、助手殺害で日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を逮捕する目的で捜査にあたるのが[分室メンバー]である。
日本警察5名と香港警察5名が動き出す。

とにかく[分室メンバー]いわゆる組対部特殊共助係が、素晴らしい。
だれが、と...続きを読むいうよりみんな個性豊かで独特であるが、管理官の水越には好感度が加速してゆくほど。
いちいち言うことに無駄を感じず的確であり、ちょっとおとぼけ具合が実に良い。
仲間たちを信頼しているのは一目瞭然だが、香港警察のメンバーにおいても嫌味なことを言うわけでもなく、各々のことをしっかり見ている。

頭脳戦、心理戦において日本警察か香港警察どちらが上手なのか…と思ってしまうような滑りだしのなか最終的には上手く協力しつつ、強固となっていく過程も見どころがあり、続編を期待してしまう。


最後に頷いてしまうほどの水越のことば〜

「この国の偉い人というのは、一回決めたことは何がなんでも変更しない、間違いだと分かってても変更しない、国民が何人死んでも変更しないという呪いにかかってるわけですね。これがゲームなら魔法の名は『思考停止』とか『責任放棄』とか『集団自決』といったネーミングになるでしょうね」

さらりとすごいことを言う。




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Posted by ブクログ 2024年03月11日

機龍警察の雰囲気がある、香港と日本からそれぞれ5人ずつのメンバーで構成されて、それぞれのスキルが高く、パットしないと思っていた小岩井君までも最後に活躍する。ある意味超人集団の組体部特殊共助係こと香港警察東京分室のメンバーたちに乾杯だ。シリーズとして書いてほしい。

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

読書備忘録804号。
★★★★☆。

月村さんの娯楽系エンターテイメント小説。
実は機龍警察シリーズを読んでないのですが、それ系に近いのでしょうかね・・・。
機龍そのうち絶対読むし!

平和ボケした国、ニッポン。
香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者はめちゃくちゃ増えてる。国際犯罪を未然...続きを読むに防ぐべくICPO(インターポール)を仲介役として、警察庁と香港警務処(いわゆる香港警察)が共同で作った組織、「組織犯罪対策部国際犯罪対策課特殊共助係」、略して組対部特殊共助係、人呼んで(バカにされて)香港警察東京「分室」接待係。

メンバーは警視庁と香港警察からそれぞれ5名ずつが配置され、上から管理官、係長、主任、捜査員2名で構成される。このはぐれ者的10人のキャラが立っていて面白い!

そして物語の柱となるミッション。
香港で民主化デモを扇動し、助手を殺害して日本に逃れてきた民主活動家たちの象徴、元大学教授のキャサリン・ユーを確保・逮捕すること!
日本で捜査権を持っていない香港警察のメンバーは、警視庁のメンバーと対となって捜査を開始!

キャサリンが日本で潜伏した先、中国の犯罪組織サーダーン配下の末端密輸業者セントラル・アジアン創業。捜査の為に訪れた先で、キャサリンの命を狙う犯罪グループ黒指安の襲撃に出くわす!
激しい銃撃戦!まるでショッカーのように次々に殺されていく使い捨て襲撃者たち!
そして分室のメンバーは無敵!まるで西部警察の大門軍団のようです!

なんとか襲撃を抑え込み、キャサリンを発見、病院へ搬送するが、そこでキャサリンは逃亡する?
なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか?なぜ逃げたのか?
そして、驚くべき中南海(北京中枢)の陰謀が明らかになる!
外務省、警察庁、警視庁、香港警察の思惑がドロドロを絡み合う中で、飛び跳ねる無敵の分室の男女メンバーたち!

水越(♀)管理官、グレアム(♂)隊長の知略!すっ呆けたやくざ嵯峨(♂)主任。強烈な身体能力、殺傷能力を発揮する山吹(♀)、シドニー(♂)、エイレン(♀)、山吹に逆らえない小岩井(♂)!

そして、クライマックスの見せ場で、とんでもないドンパチアクション(またまたショッカーがバタバタ倒れていく!)の陰に隠れたストーリー、シドニーの生い立ちから来る怒りと最後の捕り物シーンでのお涙頂戴劇がまたまた良いです。

もう!次の作品で彼らの活躍が早く読みたい!
いじょう!

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Posted by ブクログ 2023年11月09日

実際の香港と中国の問題が背後にしっかりあって、登場人物も魅力的。こんなに物騒な事件が起きたら嫌だけど、ただの刑事物ではない面白さが!次作あればいいのにと期待!

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Posted by ブクログ 2023年11月06日

キャラ達の個性の魅力と、ドンパチ活劇の高揚感に、百鬼夜行な国際政治が絡んで面白い。一気読みした。シリーズ化に期待。

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Posted by ブクログ 2023年09月28日

珍しいもの読んでるね〜と言われました。が、月村本を読むのは何作目か。かなりバイオレンスで血が出るにもかかわらず、なんか優しいので、手に汗握らないというか(いい意味で)。なかなかにデリケートな話題というか、まあ、最初から元凶はあそこでしょうな、、と思いながら読みつつ、やはりの結果にモヤモヤなくすっきり...続きを読むした。日本側と香港側の双方ともに、いろんな能力と背景のある人物で構成されて、私の好きなサイボーグ009とかアベンジャーズとか、あのタイプのある程度現実味のあるような、ないような、そこらへんのええところ攻めてくる感じがよろしい。
水越警視のキャラ、ええですねぇ。彼女だけでなく全員ええキャラとバランスで、設定が楽しい。

何がなんでも変更しない呪い、、、

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Posted by ブクログ 2023年08月24日

香港に関する報道がめっきり絶えた。連日雨傘運動が報じられ香港国家安全維持法が成立。その後コロナ禍をくぐり香港はどうなっているのか。私のは単なる知的好奇心だが、香港に住む人たちには対岸の火事ではない。1997年、香港はイギリスから返還された。その時に、一国二制度(一国両制)をもとに、社会主義政策を将来...続きを読む50年(2047年まで)にわたって香港で実施しないことを約束している。なのに、香港はかつての自由を失い、「二つの中国」という大前提が失われつつある。
今回の直木賞ノミネート作品で、私の疑問に応えてくれる作品を見つけた。社会問題を考える糸口を提供してくれる本は好きなジャンルだ。
かくして月村了衛さんの初読みとなった。

あらすじ
香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。国際犯罪に対応すべく日本と中国の警察が協力する――インターポールの仲介で締結された「継続的捜査協力に関する覚書」のもと警視庁に設立されたのが「特殊共助係」だ。だが警察内部では各署の厄介者を集め香港側の接待役をさせるものとされ、「香港警察東京分室」と揶揄されていた。メンバーは日本側の水越真希枝警視ら5名、香港側のグレアム・ウォン警司ら5名である。
 初の共助事案は香港でデモを扇動、多数の死者を出した上、助手を殺害し日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を逮捕すること。元教授の足跡を追い密輸業者のアジトに潜入すると、そこへ香港系の犯罪グループ・黒指安が襲撃してくる。対立グループとの抗争に巻き込まれつつもユー元教授の捜索を進める分室メンバー。やがて新たな謎が湧き上がる。なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか、彼女の周囲で目撃された謎の男とは。疑問は分室設立に隠された真実を手繰り寄せる。そこにあったのは思いもよらぬ国家の謀略だった――

ミステリーとアクションを織り交ぜたエンタメ作品! きっちりと現代を切り取るジャーナリズムと日本を憂う社会批評に感服した。
「香港警察東京分室」には女性陣が全部で5人、しかも日本側はナンバーワンとツーに女性を就けているのに、先ず驚いた。指揮官を務める水越警視、その補佐に七村警部、そしてヤンキー風情の山吹捜査員も腕っぷしがいい。香港側の女性陣はハリエットとエレイン。5人ともそれなりに見せてくれるが、水越警視の一見おとぼけ風を装いながら鋭く突いてくるキャラは、今後必須となる人物かもしれない。
アクションが素晴らしく、次々と新奇の武器が使われる武闘シーンが展開され、まるで映画を観ているようだった! 終盤にシドニー・ゲンの心の奥底が明らかになるシーンで心が締め付けられたが、煙に巻かれたような気もする。キャサリン・ユー元教授の母心を逆手にとった息子に対しても似た思いを持った。ネタバレになるので詳細は書けないが、穏健派だったキャサリン・ユーがデモを起こし追われる身までになった理由は、極めれば”母性”だったとも取られ兼ねない。読後しばらくして冷静になり、納得感動させる結末は、もっと別な展開で解決して欲しかったと残念な思いも残った。

読み終え依然として小説中にあったセリフが甦る。
日本人は自由のない社会、特定の政治勢力に支配された社会を当たり前のように受け入れていると糾弾、『日本国は香港と同じ道を辿っている。しかも恐ろしいまでの早足で、なんの疑いも抱かずに。(略) あなた達は権力に対してどこまでも従順であるばかりか、抵抗する人、疑問を投げかける人を皆で嘲る。進んで自由を投げ出そうとする。香港人の私にはまったく信じられないことだらけです! 』『断言しますが、日本は香港よりもたやすく独裁主義、全体主義の手に落ちるでしょう。いや、すでにそうなっていると言った方がより実情に近いはずだ』
心が痛んだ。月村さんはこのことを真っ先に伝えたかったと、インタビューで語っている。

嵯峨秋人警部補の出自もユニークだった。その度胸は暴力団にも請われていて、彼は暴力団側の就職話をきっちり断り、警察の仕事を選んだという人物設定だった。刑事もので似たような人物が登場して苦々しく感じていたが、今回初めて警察の荒仕事にはやむを得ないのかと思わされた。

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Posted by ブクログ 2023年08月17日


『香港警察東京分室』ってジャッキーチェンを思わせるタイトルで思わずふふふ。と笑ってしまう。

月村作品はいつも知的好奇心を満たしてくれる。現在進行形の世界情勢をストーリーに絡ませた作品が多いので、いつも世界に目を向けさせてくれる。でもそれだけじゃなく、物語りの世界も存分に楽しませてくれる。もぉぉぉ...続きを読むー大好き♡

『香港警察東京分室』は警視庁内で新設された部署。
正式には『警視庁組織犯罪対策部国際犯罪対策課特殊共助係』(←ナガーイ!)
まわりからは『分室』と呼ばれる。

チームは香港警察から5人日本警察から5人
各階級がカウンターパートになっている。
この10人のバラバラの思想、行動、腹の探り合いと駆け引きと心理戦…いやいや同じチームなのにっ!さらにこの駆け引きと心理戦は同じ警視庁の中でも中国政府やギャング相手にも繰り広げられてハラハラドキドキが止まらない。

日本に潜伏している、多数の死者を出した香港デモの先導者とされるキャサリン•ユーの捜査を進める中で、このチーム1人1人の心に秘める思い、警察官としての矜持が見えてくる…。それがとっても良いんです。最後はもう泣いちゃった(;_;)

チーム10人、それぞれののキャラが個性的で、仲間同士のやりとりの場面でなんど笑ったか。
激しいガンアクション、手に汗握る心理戦、心震えるストーリー…、そこに笑いまで入ってくるんだから、もう大大満足です。

ふぅーっと満足のため息で読み終わった後、
ふと、月村さんは、一つの作品を書く為にどれほどエネルギーを費やされているんだろう…と思った。自分も作品からのエネルギーを全身で感じながら、その世界を味わいつくしたい。
今は星4.5、シリーズ化が決定したら星5です(^^)もっと続きを読みたい!

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Posted by ブクログ 2023年07月21日

これぞエンタメ警察小説!
映像化ができそうなスピード感・アクション場面&登場人物の多彩なキャラクター
香港の複雑な問題を絡みつつ、派手な銃撃戦もあり、疾走感のある文章で爽快だった

ただ話が進む際に、場面場面で視点が10人いる主要人物の視点が次々と切り替わるので、やや混乱しやすかった
映画化するなら...続きを読むこの人に、と俳優と当てはめながら読み進めたら、映像がより鮮明になり読みやすかった

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

直木賞発表直後に読み終わりました。残念ながら受賞とはなりませんでしたが、スピード感があって、おもしろかったです!

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Posted by ブクログ 2023年07月18日

中国共産党に牛耳られた香港を要素にしてこんな話が書けるとは。

警官という存在の矜持に賭けたか。

作者特有の乾いたユーモアが心地よい。

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

香港の警察とタッグを組んで日本での香港がらみの事件を追う警察小説。

設定は面白く、背景となった香港事情も興味深かったです。特に自分も香港経由で海外出張に多くいってた時期と香港デモのころは重なっていて、香港の自由や民主がなくなっていくのを目の当たりにしただけに哀しみがぶり返してきました。
ちょうど、...続きを読む周庭がカナダ亡命宣言をしたタイミングでもあり、物語の背景のリアルさも感じられました。
登場人物は中日ともにクセがあって、キャラ付けが極端なのですが、おかげで10人のメンバーの違いも把握でき、一気に読むことができました。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

キャラの個性とスリルは素晴らしかった。
しかし、難しい専門用語、よく分からない漢字だらけの文字列に何度も挫折しかけた。
一気に読まないとわからなくなる気がして一気読み。
フィクションではあるが、知らなかった香港や中国のこともわかり、かなり勉強になった。

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Posted by ブクログ 2024年02月22日

キャラクター(癖)が強いメンバーですね(^^;;

国内で起こっているとは思えない銃撃戦(笑)
展開はほどよいリズムで、心地よいドキドキ感

24年後に……

警察組織を熟知する作者ならではの視点で、広くそして、深く切り込んでいく…

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

香港警察と警視庁のチームが犯罪の捜査をする。中国の犯罪組織が出てくると、暴力シーンが激しくなる。アクション中心の小説。

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Posted by ブクログ 2023年11月06日

香港警察と日本警察が1つの部署として事件を追う話。ミステリとアクションと中国香港の闇が詰まった感じで面白く勉強にもなった。分室メンバーが個性的で誰も彼も裏がありそうで信じられずヒヤリとするやりとりも面白い。更に互いを認め合って事件に挑む様は良き。

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Posted by ブクログ 2023年09月11日

中国側も日本側も一人一人のキャラクターが魅力的で面白かった。アクション映画のような派手な銃撃戦もあり。ハードボイルドや警察小説はそんなに好みではないけど、シリアスになりすぎずエンターテイメント色が強くて私は好み。そちら系が好きな人には軽すぎるかも。

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Posted by ブクログ 2023年08月15日

警察ものが得意そうな月村さんの作品を始めて読みました。主たる登場人物が日香合わせて10人もいてついていけるかなあと思いましたが、全然オッケーでサクサク読めました。活劇部分はビジュアルがイメージされ、アクション映画を見ているような感覚。

なるほどの直木賞候補作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年08月15日

香港と日本の警察のそれぞれの組織の違いが、少し判りました。上層部の意向に左右されるのは、万国共通です。

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Posted by ブクログ 2023年08月13日

「香港警察東京分室」が直木賞ノミネートされて、受賞を逃したけど、デスヨネ、と思う。
月村了衛は、機龍警察の次作で直木賞を取ってほしい!

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Posted by ブクログ 2023年08月11日

水越管理官、いかにも頼りになるじゃないですか。キャリアなのに天然っぽくて親しみやすく、上に対して現場の要求を通してくれるわ、情報を持ってきてくれるわ。なんたって、ここ一番自分の責任で際どい判断をしてくれるんだから。どうやらこの東京分室はシリーズとして続く様相で、きっと彼女の謎めいたパワーの源が明かさ...続きを読むれていくんでしょう。これまで、台湾をめぐる問題として分かったようなふりをしていた一国二制度を学ぶ良い機会になった。香港47問題、まだ分かってないけど。ただ、東京での派手な銃撃戦にはリアリティが乏しくて馴染めず。

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Posted by ブクログ 2023年08月09日

2047問題なんて知らなかったな。とても勉強になりました。
物語前半は悪くはないけどやや軽い印象で、2047問題が背景にあるのが明らかになってからは香港と中南海を取り巻く権力闘争の代理戦争が日本を舞台にして行われているという意味で重みを増していく展開になったのかなと思う。まあ、日本にとってはえらい迷...続きを読む惑な話だけど、、、
終盤のユーとシドニーとのやりとりは意識朦朧の中でということだがイマイチわからず、、、
個人的に1番響いたのは物語の内容とはあまり関係ないかもしれないけど『日本は香港よりも容易く独裁主義、全体主義の手に落ちるでしょう。いや、すでにそうなっているといったほうがより実情に近いはずだ』というセリフだな。肝に銘じたい。

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Posted by ブクログ 2023年07月25日

月村さん得意のドンぱち物。日本でショットガン撃ちまくって虫ケラのように人が死んでいく。
これシリーズ化させるつもり?

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Posted by ブクログ 2023年05月22日

月村作品には欠かすことのできない、裏社会とのつながりと銃撃戦とアクション。
ストーリーの設定はシンプルで読みやすさは
あるものの、物語のキーパーソンが呆気なく死んだので拍子抜けした感じ。
密接に香港情勢とフィクションを絡める
手法はお手のもので、引き続き注目して
いきたい。

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