あらすじ
求めずにいられない 肌の指の舌の 新しい感触を――。小説家のルツは、カフェで知り合った美術雑誌の編集者・環に興味を持つ。再びふたりが出会ったとき、環はルツのくちびるを奪っていった。担当編集者で恋人の龍二との関係も続けるルツの決断は…? 異性の恋人、同性の想い人との恋模様を描いた大人のラヴストーリー。
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Posted by ブクログ
レズビアンの関係に男ががっぷり絡んできた意欲作だと思う。女×男のsex描写が苦手な人はちょっとイヤかも(でも女×女の描写もちゃんとあるぞ)。恋してないけど必要だから男と付き合いつつ、彼女とも…って言うのは私の一番嫌いなパターンなので主人公ルツにはイライラさせられっぱなし。もっと恋愛に飛び込んでみろやと渇をいれたくなるね。半端な気持ちのレズビアンにビシッと突きつけたくなる名作。
Posted by ブクログ
著者の作品のなかでいちばんすき。
リアルな男性も登場人物としてきちんと扱っていて、読んできてげんなりすることがない。(レズビアンの物語はゲイ以外の男性に対してはかなり冷たい視線で描かれていることが多いように思うが、この作品はそういう悪意に満ちていない)
装丁も内容の雰囲気がまさにそのまま映し出されているようで、我が家の本棚のさり気ないけど自分自身には目につく場所に飾ってある。
Posted by ブクログ
よかった、
破滅的な物語ではなくて。
何かが崩れていく音は僅かに聞こえていたのに。
耳を傾けようとするかしないか、どちらを選ぶのかは自分の本当の気持ちにしかない。
まだ、始まったばかり。
(2009/1/6)