【感想・ネタバレ】シェパードハウス・ホテル 1のレビュー

この作品の舞台は、過去に凄惨な大量殺人事件が起きたが名前を変えて今も営業を続けており、「泊まると死ぬホテル」や「霊との遭遇率100%」などの噂がある、とあるホテル。そこには、未練を抱えた死者のお客様が集まります。お客様たちをチェックアウト(成仏)させるため、ホテルのスタッフであるモアちゃんやホンダがお客様の未練や願いに寄り添っていく、というお話です。

この作品では一話一話が独立しており、それぞれのお話を通してホテルを訪れるお客さんの人生を見ることができる点がとても素敵だなと感じました。
また、作中では「死」という冷たい印象の題材を扱っていますが、読むとどこかあたたかい気持ちになることができるのも魅力の一つです。きっと、モアちゃんやホンダが寄り添うべきときには寄り添い、怒るべきときには怒り、ふざけるときにはふざけてくれるからなんだろうな…。
さらにおすすめしたいのは、ホテルやキャラクターのデザインです。クラシックな内装、素敵な小物や服装などから物語の世界観により浸ることができます。表紙にもあるフリルのついたメイド服に、ホテルマンの燕尾服など、クラシカルな世界感がお好きな方はぜひ!

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