【感想・ネタバレ】夢の叶え方はひとつじゃない 私は、中卒作詞作曲家のレビュー

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Posted by ブクログ

本書は中高生にエールを贈るというコンセプトで、自分の未来に希望を持っていなかったことや、"好き"や"夢"を追うことの葛藤と意地が綴られている。

かな多さんが書いた歌詞のエピソードがいくつか出てくるのだけど、頭の中にメロディーが流れてきて、電車で泣くかと思った。。特にシェネル「Happiness」、安室ちゃん×Crystal Kay「Revolution」はグッときた。

いまは上手くいかなくて不安でも、盛大にあがいて粘っていれば、自分らしい道が見つかるよ。そんな夢の叶え方もあるよという大きなメッセージをもらった。「ネガティブ駅始発、ポジティブ行き」という表現は、お気に入り登録しました。

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2023年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【いろいろな生き方で輝いている人がいる】

この本は、将来音楽関係の道を選びたいというような中高生向けに、寄せられた質問とあわせて、書かれた本で、でも年齢や分野にかかわらず、興味深く読めると思います。



著者の岡嶋かな多さんは、ポップミュージックの作詞作曲家で、これまでに提供した楽曲の多くが、オリコン1位になってきたなど、大活躍をされている。

アーティストは知っていても、その裏で活動を支えている作詞家・作曲家の方々については私はほぼほぼ知らず、岡嶋さんについても知らなかったのだけれど、

また新しく、人生に、夢に、果敢に挑まれている方を知れてありがたい。



・・・
30代の著者が、これまでの経験をもとに読者に寄り添っていくような、そして、今も自分自身だって学びながらやっている、ということが伝わる文章。

著者はもともとアーティストを目指していたみたいだけれど、作詞・作曲家になった。

世の中、社会に出ないと知らない仕事ばかりだし、
小さい時に発言を迫られる将来の夢なんて、
ほんとうに数少ない有名な職業の中から選ばせられたものでもあるのかもしれない。

才能、という言葉にとらわれない、と書いていたけれど、
夢、にもそこまでとらわれずに、興味のある業界や分野に入っていく、
そこでまたいろいろな役割があることを学ぶ中で、
自分に与えられた役や、やってみたい役を試しながら、
自分の仕事を豊かにしていくものなのかもしれない、
と思ったり。

そして、著者が言っているのは、
やってみたいこと、好きなこと、自分にとって大事なことを大事にして生きていく方法がいろいろあって、それは仕事にすることでもあり、仕事外で続けることでもあり、

とにかく探り続けること。

著者のこれまでの回想を読みつつ、
全ての経験が自分自身の想像力を養い、他者に寄り添う糧になり、社会で役に立つことにつながるんじゃないか、と本当に思えたり。

大人も子どもも、
いろんな人の生き方を知ったり、自分なりに解釈したりしながら、
生きていっているんだ、と。

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2024年05月20日

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