【感想・ネタバレ】ママはきみを殺したかもしれないのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋さんでタイトルに惹かれ購入したご本。
自分の子供に腹を立てて殺しかけてしまった主人公が過去に戻りやり直すお話。
タイムリープものが好きなわたしは大変面白く読めました。(タイムリープじゃなかったけれど…)

やり直しても主人公の沸点を超えてしまう場面がちょくちょくあり、子育てってやっぱり大変で、繊細で、難しいことなんだなあと思った。
1回目の7歳の悠くんを立派に育てあげた時には晶くんとの間に感謝の言葉や会話が飛び交っていたけれど、2回目の子育てをやり直した時には晶くんとの会話が減っていたところを見ても、1回目の子育ては間違ってなかったよ美汐ちゃんー!って思える。やっぱり評価が他人軸だとしんどくなりやすくなるね。。

美汐ちゃんが自然派子育てに目覚めかけたところ、予防接種をしないって話が出たところであちゃーって声が出た。

親にネグレクトをされていた人は美汐の過去編部分読むのしんどいかも。わたしはしんどかった。
美汐の過去編の終わり方も、ちょっと納得いかなかった。まだ受け入れられないわたしが子供なだけかもしれない。

今考えてみたらネグレクトをしていた美汐ちゃんのお母さんは美汐ちゃんに予防接種はしてたのかな??ちょっと気になるね。

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2023年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は 5人の子育てをしてきた母親。いや、現在進行形で子育て中。
なので…。リアルすぎて…読み進めるのが辛すぎた…。

乳幼児期の閉塞感、児童館での探り探りの会話…よくわからない勧誘…

全て、経験してきた。

私は専業主婦だけど…。

いつも、自信がなくて、子供がいるのに死にたいと思った事も何回もあるし、何度も1人で泣いたし、何度も子どもに当たり散らかしてきた。

そして、私もまた、自分の母から愛された実感を持てずに、大人になってしまった。
この本のような明らかな毒親ではなかったけど、私の心は、満たされた事がなかった。

だからなのか…自分の子供にも、無償の愛というのが注げず、私はダメな母親なんだと、自己嫌悪に、いまだに陥ってしまう。

過去の場面は…本当に読んでいて苦しかった。

最終章…予想はしていたけど、夢オチだったことに、本の構成としては少しガッカリしたけど、ただ、物語に入り込んでいたので、その点ではホッとした。少しだけ、私も救われた気がする。

『私が悠の母親でいることくらいは、自分で自分に許してあげてもいいのではないか。そう思う。』

この一文を、私も自分に言ってあげたい。

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2023年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが気になってしまって、思わず購入。
母親であり、人気脚本家でもある主人公の美汐。一見、華やかで余裕のある生活を送っているように見えるが、内面は仕事や子育てにおいて、様々な葛藤、悩み、焦り、苛立ち、贖罪の気持ちを抱えている。その内面は、自分も感じたことのあるもので、自分自身の、幼い子供を抱えた当時の子育て中の思いとリンクしてしまって、思い出して辛くなってしまった。
最後の
『私が愛しているのは、結局のところ私が「いいママ」になれないまま育てた、たくさんの足りないところがある、それでも愛しい七歳の悠で…』
の一文に涙(本当は最初から辛すぎて泣いていた)。
今、私の息子は不登校で、悩みの渦中にいます。自分の子育てに関して、それこそやり直したい!なんて思っていたけれど、今できる自分のやり方で精一杯側にいてやろうと思います。

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2023年02月26日

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