【感想・ネタバレ】60%のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

一気読み。へーほー。新人とは思えない完成度。中国ならあり得そうだし、この国の上層部は実際、相当取り込まれているんだろうなぁ…。今後の作品にも大いに期待。

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

91新人の受賞作とは思えない力作で一気に読めた。いわゆるノワールだけどどこかにホンワリとした雰囲気も漂う不思議な作品。自作も期待。

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2023年07月20日

Posted by ブクログ

あちこち振り回されながら読みました。骨太なタッチで話は進みますが悪徳警官の内偵を進めながら堕ちていく心情、足元をすくわれる無念さ等の描写は繊細。60%の意味がわかって驚き!

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2023年05月24日

Posted by ブクログ

新人にありがちなブツっと切れる文章ではないのですごく読みやすく、ほとんど行ったり来たりの着地点がない、何がいいたいのかわからないという内容でも全然ないので楽しく読めた。ヤクザものだけど喜劇に分類されるのかも。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

犯罪と暴力の果てに待ち受けるものは… 迫真の書きぶりが強烈なノワール #柴田祐紀 #60パーセント

■きっと読みたくなるレビュー
超リアル、怒濤の暴力小説!

まさに暴力が目の前に迫ってくる。臨場感たっぷりの書きぶりで、どんどん裏社会の物語に引き込まれます。構成やセリフも上手で、迫力満点の暴力映画を見ているかのようでした。

特に最序盤の引き込みなんか最高。
冒頭いきなり女遊び、薬、暴力、バイク、高級車、事務所などなど、コテコテのヤクザ世界がてんこ盛りですよ。かつて力があった時代の暴力社会を垣間見れると、期待満点で読み進めました。

タイトルである『60%』が、謎めいていて気が効いてる。
この数字を狂言回しにして、物語を進めていく構成も見事でしたね。

なんといっても登場人物たちの悪人ぶりがクサすぎるほど不愉快で最高。
裏社会の理論で強引に物事を進めたり、理屈を通していく様は、むしろ社会勉強になってしまう。まさに、その社会で生きてこないと出てこないようなセリフが素晴らしかったです。

イチオシなのは高峰と粕谷のコンビですよ。
地下で生きている男たちの熱さに痺れる。組長の前で落とし前を付けるシーンなんかは、まさにアウトレイジですよ。カッコいい!

薄く合理的な人生を否定し、リスクとレバレッジの間で生死をかけて勝負していく。いわゆる昔ながらのヤクザ、悪党の魂を、久しぶりに感じることができました。

■きっと共感できる書評
本書を読み終わって、2つのキーワードが頭に浮かんだ。

・失われた30年
日本の経済停滞についてよく議論がなされる。
リスクを考えすぎた政治や行政、結果必要なところに投資が行われず、海外に遅れをとってしまった。プラットフォームが獲得できず、優秀な人材も流出。デフレスパイラルは継続し、現在でも日本の未来は明るくない。

・イノベーションのジレンマ
巨大企業が新興企業に負けてしまう理論。
既存事業で成功をしている大企業であっても、新しい革新的な技術を軽視してしまうことで、小さな企業が大企業の既存事業を破壊してしまう。

安心安全で治安がいい日本社会、バランスが取れた日常生活はとても大事です。
しかし大事なものを守ってばかりでは、10年後、100年後の明るい未来はやってこないでしょう。今の社会や生き方について、再考させられる本書でした。

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2023年04月08日

Posted by ブクログ

漫画や映像化が浮かぶ作品でしたが、個人的に文章は粗さを感じました。柴崎さんに関しては他評と本人から感じる魅力に差異があって、他評も終始「あの人社長さんだってすごいよねー」程度の印象で、本人から魅力を感じたかった気がします。方向性は好きです。

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2023年05月11日

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