【感想・ネタバレ】遠い家族―母はなぜ無理心中を図ったのか―のレビュー

あらすじ

18歳の春、母が義父を殺して自死した。あれから16年、ひとり取り残された僕は母の生涯を辿る旅に出た。日本に出稼ぎに行った韓国人の母を求めながら、韓国と台湾で暮らした幼少期。日本で母と義父と過ごした中高時代。そして、「あの日」までの経緯。母親に愛されたいと願った息子が心中事件の背景を綴るノンフィクション。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

止まらずに一気に読んでしまいました。

心には止まっていて、思い出してはこねくり回して考えてしまいます。
自分にとっては、次の本を選ぶのに時間がかかってしまう読書でした。

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2023年07月07日

Posted by ブクログ

こんな家庭環境、育ってきた環境もあるのか…と人を愛することって大切だけど、いろんな愛があって、その愛は影響がたくさんあること…知ることができてよかった。本にしてくださってよかった。

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

母親が義父を殺し、自らも飛び降り自殺をしたという衝撃の出来事を経験した著者が人生を振り返る。父が台湾人、母が韓国人の家庭に生まれ、両親の不仲や母親の出稼ぎなど複雑な環境で過ごした著者。知らない間に何も言わずに家からいなくなる母に、自分は大切にされていないと感じていた時期もあり、自分が望んだわけでもないのに日本に連れてこられ、慣れない環境で生活する中で起きた事件。母のことを調べていくことで自分がいかに母に大切に思われていたのかを知る。衝撃的な内容だけど読んで良かった。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ザノンフィクションで知ってずっと読みたかった。ハッピーエンドかどうかは本人にしか分からないけど、生きるって大変だしいろんなことがある

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

被害者遺族でもあり、加害者遺族でもある。
最近は家族内で起こる事件も多い印象だから、こういうことは、少なからずあるのだろう。
さらに著者は、実の父と母の国籍も違い、幼少期に過ごした場所も、3か国・地域にわたる。
親戚も、友だちも、ずっと近くで彼のことを見守り、支え続けてこられたわけではない。
どんなに過酷な人生であろうか。
幼少期、いじめられていたとはいえ、自分も弱い者に対してカツアゲをしたりしていたこと、母の生前と死後でけっこう変わる異国の親戚の態度など、全面的に共感できる話ばかりではないのだが、著者が現在、自分の体験を整理して前を向いていること対しては、エールを送りたい。

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2023年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2023/04/24予約 18
母親が著者の義父を殺し、母親も飛び降り自殺をする。
その時、著者は高校を卒業したての18歳。
韓国人の母、台湾人の父のもとに産まれ、親の都合で国や住む相手を転々とする。その後、母親に呼び寄せられ日本で暮らし、母親は日本人と結婚する。
著者は加害者遺族であり、被害者遺族でもある。
なのに被害者遺族の面は出せず、謝り続ける加害者遺族としか見られない。
残された子どもが、こういう運命をたどるとわかっていたら母親もこんなことはしなかったのかもしれない。
その事実を公表した著者は勇気のある人だ。

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2024年02月11日

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