あらすじ
この学校に入って、本当によかった!
中学時代にいじめられ、水商にしか入学できなかった冨原淳志も三年生となった。生徒会の会長として、学校の中心で活躍。コロナ禍は依然として継続しているが、工夫を凝らして対校戦を一年ぶりに復活させる。野球部も都大会を順調に勝ち続けるのだが、週刊誌に水商生の援助交際疑惑が掲載され、学校の存続が危ぶまれる。生徒会は、独自に調査を開始。援助交際組織に、かつて在籍していた生徒の姿を突き止めるのだが。果たして、都立水商30周年式典は無事に開催できるのか?
「3年B組 金八先生」に役者として出演していた著者だから描けた、笑って泣ける青春群像劇、堂々の完結編!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
水商に入学後のほとんどをコロナ渦で過ごした皆さんもいよいよ卒業!\(^o^)/シリーズの最初の方は「そんなアホな…(^。^;)」が満載だったけれど、多くの言葉に感動し、こんなに泣かされるとは…。・゚・(ノ∀`)・゚・。予想外だったわ~
Posted by ブクログ
卒業しました。シリーズ完結です。
このシリーズは水商という「異端」の面々が、他校や実習先などの「普通」の社会、あるいはエリートの面々と同じ土俵に立って対峙したとき、水商のいかにもな「らしさ」を使って番狂わせを実現する意外性と、それを爽やかに受け入れる「普通」側の反応が青春ドラマ的な面白さの核になっているのだと思う。なので、コロナ禍で話が水商内で閉じている部分は正直あんまり盛り上がらない。
…でもこれって、もしかしたらマイノリティへの差別の延長なのかも?と少し悩む。