【感想・ネタバレ】野ばらのレビュー

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Posted by ブクログ

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現状、雲田はるこさんのBLの中ではいちばん好きな作品集かも。

すべての登場人物が個性的で、いちいち愛しくてかわいいのが雲田作品のいいところなんじゃないかなぁと思うのですが、「野ばら」では神田さん(受)と武さん(攻)のみならず、神田さんの娘のモネちゃん、武さんのおばあちゃんもすっごくいい味出してます
(ちいさい子とかお年寄り描くのも上手いなーって思う!)
生活に根付いたBLってとてもいいものだなぁ。

同時収録のみみクンシリーズともうひとつの短編も好き!
描き下ろしで、↑の登場人物とモネちゃんとのカットがあるのも嬉しかった。
あ、あと、カバーめくってびっくりしました(笑)。設定細かいな!

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2012年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こころあったまる作品で読んでて登場人物たちにきゅんきゅんし通しでした♥

本書の内容は
表題作の洋食屋コックさんと子持ちバツ一四十路男のお話
女装みみくんとバーテン薫ちゃんのお話
ハーフのトキオが、母の生まれた国で出会ったバードとのお話
の三本立てとなっております。

画風が少し古風なので、好き嫌いが分かれるかも分かりませんが、古風バッチコーイなお方にはおすすめですっ

絵が古風なだけで、内容はそんなことないですよ。

「鳥の国のララバイ」の二人は、髪型だけ見ると中村明日美子さんの「同級生」の二人を彷彿とさせる感じでツボでした。

私の推しメンは武さん、薫チャン、トキオです。

ノンケのトキオがバードにぐいぐい押されるのがかわいーよー♥

そして、皆さんの表情のえろさが半端ないです☆

雲田さんの作品は初めて読ませていただいたのですが、大変気に入ったので、他の作品も読んでみたいなと思いました。

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2011年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『昭和元禄落語心中』やコミカライズ版『舟を編む』で人気の雲田はるこさんが2009~10年に発表した初期BLの短・中編集。H描写は薄めでよき。



表題作『野ばら』は、20歳代で亡父の洋食屋を継いだシェフ・武とバイトのバツイチこぶつきのアラフォー・神田の純愛もの。
ノンケがゲイを追いかける展開、神田の娘・モネちゃんが“子はかすがい”とばかりに躍動し、”擬似家族”化→二人が結ばれるおまけ書下ろし編に至るほっこり感は絶妙。
実写化するならだれかなーと想像しても神田さんに合いそうな柳腰の中性的なアラフォー俳優ってちょっと見当たらない(長谷川博己さんとか??てか最近の中年俳優ってみんなマッチョすぎないか?)。ノンケを覚醒させるほどの中年ダメンズ設定って相当インクレディブル。


『みみクン』シリーズは、生まれてこの方20年間女の子を目指して生きてきた(けど男の子のガタイを持つ)トランスジェンダー・みみクンが主人公。惚れたお相手バリネコの薫チャンに「女の子は愛せない」と言われ、「俺、薫チャンの為なら何にでもなるよ」と“女の子”を捨てる決意をする。
キャラ的にみみクンがどうしてもはるな愛さんで脳内再生されがち問題(笑)実際ゲイでガチ恋しようと思ったらストレートな男女の恋愛よりもお互いに献身性や健気さが必要とされたりするのかもしれない。


『Lullaby of Birdland』は、日本から異国にある母の郷里へと訪れた医師・トキオと、そこで出会ったバードと名乗る美青年とのロードムービー調で、最も物語の起伏に富んだ内容。
三作共に共通するが、雲田さんは“相手を認め、受け容れること”を丁寧に描いてくれる作家さんだ。傷ついた人であっても無条件に愛する。だからこそBL好きでもない私でもすっきりした読後感が得られるのかもしれない。


サービスカットとも言えるカバー裏、作者渾身の萌え語りを披露してくれているあとがきも見逃せない。

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2019年06月05日

Posted by ブクログ

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某ランキングに入っていたので買ってみた一冊。
雲田先生の作品は先に「昭和元禄落語心中」を読んでいました。
雰囲気はいいのですが、正直そこまで胸に迫って来るものはないかなぁ、と。
しかしばあちゃんと武さん+神田さんとモネという同居生活の状況は萌え萌えですね。個人的には同居が始まってからをもっと描いて欲しかったです。

ちなみに一番好きだったキャラは薫チャンでしたww

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2011年11月26日

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