感情タグBEST3
Posted by ブクログ
食に関するエッセイの名手。今回は食からスポーツ、トレーニングにまで話題が発展。記録を追究するアスリートの食とトレーニングの実態に迫る。
相撲部屋、駅伝の実業団チームと大学選手寮、プロレスラーなど、食と競技との繋がりについて丹念に取材を重ねた一冊。
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筋トレ、サプリ、腸内細菌。
私が、ん?と気になったワードが次々に繰り出された。
これさえ何とかすれば、私の身体もどうにかなるんじゃないかと魔法の切り札みたいに思ってきたワード。
でも、筋肉は筋肉だけじゃないし、
同じ物を食べて同じトレーニングをしても、
同じ結果になるわけじゃないんだね。
自分はどうなの?を細かく意識出来て、
ためらわず変化を受け入れて、
よい、と思う事は継続出来る事が一流の証なのかな。
相撲取りやプロレスラーになりたいわけじゃない、
健康で毎日を気持ちよく過ごせる身体が欲しいだけ、
と思いながらも読み進めてしまって、
自分自身の事は自分ごととして考えなきゃダメなのかなと思った。マインドフルネス的な?
「偏りなくその子を見て、しっかり責任を持って導く指導者が求められていると思います」
失礼ながら相撲の世界の指導者からこんな言葉が出てくるとは思っていませんでした。
Posted by ブクログ
ひとくくりにアスリートと言いましても
その使う筋肉は全然違うもので
求められる栄養にも緻密に考えられてるんですね
すごくストイックでびっくりします
ある意味 体をコントロールするって
自分の意思が反映される
こうなりたい と思う自分になる
某番組ではないけれど
「筋肉は裏切らない」
その意思が見えるだけに
美しいと感じるんだろうな
Posted by ブクログ
スポーツのルポルタージュは初読み。筆者の愛が溢れてて読後感良かったです。
相撲、プロレス、筋トレ、タニタ、スポーツ選手を支える周りのプロ、スポーツの陰と未来。面白かったです。
とにかく次は、「我が友、スミス」を読みます!
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最初はなぜ筋肉を鍛え上げることとは縁遠そうな人がこれを書こうとしているのだろう、と思いながらよみはじめた。そして、読んでいると引き込まれて読んでいた。取材力と文章力。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれ平松洋子さんを初めて読みました。この方が運動好きだと知り、親近感が湧いて他作品も読みたいと思います。アスリートの食事のひとつひとつがこれほど心体に影響するのか、でも我々一般人だって意識を持って大事にしなくてはと思わせる内容です。しみじみ「医食同源」と言う言葉を噛みしめずにはいられません。飽食の今余計に思います。もっと一般にも栄養士さんの仕事が広がるような医療システムがある社会もいいなと思いました。
Posted by ブクログ
アスリートと栄養学のかかわりについての話かなと読み始めて。力士やプロレスラーの身体づくりの話に、やっぱりそうかと思っていたら、だんだん広がって、深い話になっていく。身体と心。競技者と指導者。アスリートの人生。女性の身体。安易な「感動」。
「脳筋」なんて言葉があったけれど、逆だ。筋肉は脳が作る。考えなしや根性論で、使える身体は作れない。
自分の身体に、もうちょっと自覚的になろう…なんてことも思った。まずは体組成計に乗らないと。
平松さんのざっくばらんな語り口は、ちょうどよく中味を砕いてくれて、するんと脳みそに入ってきた。それと、プロレスへの認識、改まった。
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「身体づくりはトレーニング2割、食8割」
食事や栄養は大切、わかっていても実践するのは難しい。アスリートやアスリートを支えるプロフェッショナルへの尊敬の念がより強くなった。
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アスリートとその周辺の人々にインタビューして食事、トレーニング、健康について考えさせる一冊。
濱口典子さんが現役引退後にメンタル不調に陥っていたなんて知らなかった。
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ちゃんこは究極のバランス食。ご飯を食べられる。
キャベツ、ニラ、レタス、玉ねぎ、えのきだけ、ごぼう、鶏肉、さといも、にんじん、油揚げ、大根、しめじ、しいたけ、ねぎ、白菜、豆腐、など。
大根、しいたけ、ねぎ、えのき、豆腐、白菜の6種は欠かさない。
塩ちゃんこ、味噌味、カレー味、醤油、鶏がら、トマト味、など。味付けを変えて3日くらい食べる。
野菜、肉か魚、豆腐油揚げ、を入れる。
サプリはBCAA、プロテイン、クレアチン=瞬発系のサプリ。持久系のスポーツはアミノ酸、疲れがたまってきたらクエン酸かBCAA。
オーガニックラムをゆでて食べる。
週一回はチートデー。
ささみを食べる。
鶏肉の皮は食べない。
ガーリックチキンとキャベツのルクエ蒸し。
正しい腸内環境があるわけではない。腸内環境に正解はない。
何のために食べているか、を意識する。
長距離選手は大きな筋肉はない、その分毎日刺激する必要がある。休むと心肺機能が低下する。
千メートルを12本、翌日は32キロを足る。1日練習を怠れば3日休んだのと同等。
欧米人に比べると日本人は汗の成分が濃い。電解質が失われやすい。
レースの日は、朝食にカステラ。
ファットアダプト食事法=糖質:タンパク質:脂質=3:3:4
リカバリー食は鶏むね肉のキーマカレー、ウナギのひつまぶし、ブロッコリーと果物でビタミン補給。
Posted by ブクログ
「しろうとでも、大会に出場するときは、このタイミングでBCAAを三本摂るといい、十キロメートルごとに一本飲むと効果的、などとわかってきます。気合いだけでスタートの準備をしている選手を見ると、申し訳ないけどかわいそう······みたいな気分になってきます。飲まないのは怠慢か知らないのは気の毒、というくらい違いますから。たとえば、プロのマラソン選手やトライアスロンの選手にアドバイスするとき、「スタート前から前半は、水分とエネルギーを補給する低浸透圧ドリンク、中盤以降は、乳酸が溜まってきたらクエン酸やBCAAを含む回復系ドリンクに替えてください」というふうにアドバイスします。後半になると筋肉が疲労してくるので、筋肉の主原料であるBCAAを摂ってすばやい回復につなげるわけです」
生懸命するのは当たり前だと認識していると思いますが、じゃあ栄養と休息はどうですかと訊 かれたとき、すごく意識して栄養や休息をとっていますと答えられる人は本当に少ない。やはり、 昔からの練習第一の考え方や根性論が長く続いてきたのだと思います。 しかし、休息の取りかた ひとつとっても、就寝後二時間くらいのノンレム睡眠のときに成長ホルモンが出ることがわかっ ていますし、この時間に質の高い睡眠を取ることが大事なんです。そういう知識をもったうえで 栄養と休息をしっかり取らないと、どんなにトレーニングしたりサプリメントを摂ったりしても、 パフォーマンスはなかなか上がらない」
当たり前でしょうと言われるかもしれませんけれど、と前置きして、藤戸は強調した。
「運動・栄養・休息のトライアングルをちゃんと成立させることが重要なんです。しかし、これはプロのアスリートでもなかなかむずかしい」
「リングで戦うとき、観客の感情をどれほど揺さぶることができるかがプロレスラーの真の力量なんです。武藤さんの負け方には、心がかき乱される。だから、おなじ負けるにしても、周囲の情をつかむ負け方が大事だと知りました。「超満員の観客を前にして、緊張しないんですか』と、武藤さんに訊いたことがあるんです。そのとき返ってきた答えは、「見られているエネルギーを全部自分に集める」。その極意を学ぶと、仕事の大事な局面でも緊張しなくなり、自分に集中できるようになりました。武藤さんがファンに媚びないのは、リングの上での凄さを見せたいからなんです」