【感想・ネタバレ】見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザインのレビュー

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Posted by ブクログ

アクセシビリティ、ユニバーサルデザインについての指南書。
デザインに関わる人なら一度は読んでみるべきというぐらいに要点が過不足なく分かりやすくまとまっている。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

最初はユニバーサルデザインやインクルーシブデザインについてのことで興味深かったのたが、最後は一般的なハウトゥになってしまってる感じがする

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2023年01月22日

Posted by ブクログ

色の見え方が違う人がいることは知っていたのですけれど、実際のところ、どう見えているのかはわかっていませんでした。イメージ図を載せてくださっているので、理解が深まった気がします。
どう対処したらより多くの人に理解していただけるのか、解決策を示してくださっているので、これらの考えを取り入れたいです。
た、参考になるサイトを多く紹介してくださっているのが、とてもありがたいです。


この本は全体的に、情報量が多いなぁ……と感じました。ざっくり把握したい人より、もう少し詳しく知りたい人向けかもしれません。
同時期に『とりあえず、素人っぽく見えないデザインのコツを教えてください!』(著者:ingectar-eさん、インプレス)を読んでいたので、フォントやレイアウトの話は『とりあえず、~』のほうが理解しやすいと感じました。そちらは、ページを開いてパッと見てわかるので、初心者向けでした。
それを読んでいたからこそ、こちらの、『見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザイン』を理解することができました。


うーん……。この本、良い情報が載っているのに、見せ方がところどころもったいない感じがします。デザインに関する本なのに、示し方が初心者向けではないような気がします……。


(以下、読みながら綴った感想)


2023/03/07 p.003-045

p.005
“身の回りの「困った!」を解決するデザインを見つけたとき、良い改善案がうかんだとき、「#困ったを解決するデザイン」でSNSに投稿してみてください。”
現代ですねえ……。人びとが情報発信をする前提にあるところが。
その情報を得て、活用できる人が多いのもまた、凄い時代です。

p.011
“障害のある人だけでなく、状況や年齢によっても壁を越えられないことがあります。”
そうなのですよねえ……。「できない」人のことを強く批判したり、無下にする人がいるのですけれど、あなたは一生同じ悩みにぶち当たらない自信があるのですか? と疑問に思います。
もちろん、問題によっては一生困ることはないでしょう。けれど人生で必ず、どこかで、誰かの助けを必要とする場面が来ます。生きていたら必ず。人はひとりでは生きられないのですから。

p.017
“2019年6月には読書バリアフリー法が成立しました。障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵を受けるための法律です。”
素晴らしいですね。すべての人が好きなように、本に触れる機会があるべきだと、本好きのひとりとして思います。

p.018
“ユニバーサルデザインは障害者や高齢者だけでなく、すべての人を対象にしています。はじめから障壁を作らないように設計し、できるだけ多くの人が利用できるようにする考え方です。”
バリアフリーとユニバーサルデザインの違いを把握できていませんでした。
そもそも、「ユニバーサルデザイン」ということばがきちんと頭に入っていませんでした。「なんとなく、聞いたことがあるような……」というレベル。

バリアフリーは、作ったものに後付で対応すること。
ユニバーサルデザインは、作る段階で多くの人に対応できるようにすること。
なるほど……。確かに、あらかじめ考えているユニバーサルデザインのほうが、コストもかからないし、多くの人のためになるし、いいですね。

p.023
「ユーザビリティ」と「アクセシビリティ」ということばも、きちんと把握できていませんでした。
ユーザビリティ:特定の状況での使いやすさ
アクセシビリティ:使える度合いや状況の幅広さ
障害、年齢、国籍によって、使えない人も出てきてしまうのが「アクセシビリティ」なのですね。

p.038
“そして残りの5%、日本人男性の約20人に1人、女性の約500人に1人が「色弱」です。日本人男性で血液型がAB型の割合が約5%ですので、色弱者の割合は決して少なくないことがわかります。”
このAB型の例え、『魔女の下僕と魔王のツノ』にも出てきました。そちらは、同性愛者の割合だったはずです。
5%という数字のものは意外と世の中にたくさんあるのかもしれませんね。そして、その5%はとても少ない割合ではないのでしょう。「人生で一度もAB型の方に出会ったことがない」という人はいないでしょうから。

p.40
“P型の人には濃い赤と黒が見分けにくく、D型の人には赤と緑が見分けにくいのが特徴です。”
赤の見づらさに驚きます。赤は強調する際によく使いますし、使われている印象もあるのですけれど、人によっては見づらくなってしまうのですね……。

p.042
“OS標準のカラーフィルタ”
これ、パソコンにもある機能なのですね。iPhoneにあるので、時々使っています。わたしの場合、スマホの使いすぎ防止のためなのですけれど……。

p.045
“板書には白か黄色のチョークを使うか、”
基本的には白で書かれている気がするのですけれど、それは合っているのですね。良かったです。白が見えづらかったら、困ってしまう人の数が増えるでしょうから。

p.045
“緑色のレーザーポインターは赤色よりも明るく、誰にとっても視認性が高い光が使われています。”
緑がいいのですね……。なるほど。
そもそも、レーザーポインターって、光が小さくて見づらいです。当たり前ですけれど、チラチラ動くので、追いかけるのも大変です。それが見づらい色だったらなおさらですよね。


2023/03/09 p.046-085

p.075
白い線を入れるの、いいですね。わかりやすいです。


2023/03/11 p.086-219

p.128
“やさにちチェッカー”
わぁ、これ、いいかもしれませんね。母国語が日本語ではない方にメッセージを送る前、このサイトで確認してみます。

p.146
“音声や動画よりもテキストの方が素早く要点を把握しやすい人もいるでしょう。”
テキストがあるほうが安心します。自分の耳と、理解能力をあまり信用していません。

p.148
“電話でしか申し込めないなら、やめておこうかな”
本当に……電話が苦手です。病院等で、Web予約ができないところは避けてしまいます。
電話も慣れたら、それほどこわくないとわかっているのですけれど……。

p.171
“7.吹き出しのツノはスマートに”
このバランスがむつかしいです……。わたしはあまりとんがっていないほうが好きなのですけれど、短すぎるかもしれません。

p.200
“詳しくはこちらをご覧ください。”
これ、多用してしまっています……。そっか。どのページに遷移するのか、きちんと書いたほうがいいのですね。
次から文章を変えることにします。

p.214~
ここから先、問題を示すのは良いのですけれど……その隣に正解を示してほしいです。もやもやしたまま終わってしまいます。
もちろん、該当のページに戻ればいいのでしょうけれど……。それは面倒です。

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2023年03月11日

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