【感想・ネタバレ】分岐駅まほろしのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人生の分岐点に戻れるまほろし駅。
今とは違う選択肢を選んだ人生を知ることが出来るけれど、一切現実を変えることは出来ない。
5つの連作短編で私は2章と5章のお話がすごく心に残りました。5章は涙なくして読めなかった

0
2024年01月25日

Posted by ブクログ

文字が少ないのですぐに読めます。あのとき違う選択をしていたらと誰もが思ったことがあると思うのでそれぞれの主人公たちに共感できます。過去は変えられないけど戻ってきたとき自分がどう変わっているか。温かい話でした。

0
2023年10月25日

Posted by ブクログ

読みたくなって、思わず読み進めたい本でした。人生の分岐点はきっと誰にでもありますが、そこから学べることというのはたくさんありそうです。今頑張れること。過去から学べること。奥の深い本だと思います。私は大好きです。

0
2023年09月18日

Posted by ブクログ

今の自分に重なる思いがこの著書の中にあり、読んだ瞬間に涙が溢れて止まらなかった。
"いつも通りが一番なんだよ"本当にそう思った。
"いつも通りは、ふとした時に突然失われてしまうもの"
子どもを児童相談所に連れて行かれて3年間まともに会えておらず、7歳だった娘は今では10歳に。
娘が生まれてから7年間、本当に毎日が当たり前のように幸せで…だけど、そんな幸せな日常がある日、いきなり失われてしまった。
"かけがえのない、いつも通り"本当にその通りだと思った。

そんな体験がある私は実際にこの"まほろし駅"に行って過去の分岐点に戻りたいと思った。
だけど、この著書を読み終わった時に感じたことは、"もしもあの時…"と思っても実際にあの時違う選択をしていたとしても、"今より絶対幸せだったと果たして言えるのだろうか…"と考えさせられた。

自分にとっての後悔がある分、"あの時ああしていれば絶対こうだったのに…"と思ってしまうことは人間なら誰しもがあることかもしれない。
だけど、きっと辛く苦しいことがあっても過去の分岐点で選択した道は必ずしも間違っていた訳ではなく、「今の自分に必要だからこそ与えられた時間なのかな」と少しだけ現状を受け止めるきっかけを貰えたような気がした。

0
2023年09月02日

Posted by ブクログ

【あの時あっちの選択をしてたら…】
私自身が思い浮かぶ分岐点もある。

もちろん、あの時こっちの選択をしてたからこそ今があるってのもある。

とはいえ、当時の自分がもし、あの時あっちの選択が出来ていたら…どうなっていたのか知りたい。

案外、当たり前になりすぎて見えなくなってる"今のしあわせ”も、別の選択をしていたら、得られなかったものも、どちらもたくさんあるだろうし、また別の問題が出てくるんだろうけど。

現実世界、腹立つことの方が多すぎる…そういう時だからこその、この本とのめぐり逢いだったのかもしれない。

過去は変わらないけど、今が分岐点となるように動きだす…←なーっかなかエネルギーいるぞー!…なので、まずは小さなことから動いてくことにしよう。

0
2023年07月16日

Posted by ブクログ

過去の分岐点に戻れる駅があるとしたら…。
たとえ過去に行って違う道を選んでも現在は何も変わらない。でも、帰った人は皆それでも帰って良かったと思っている。
帰って違うみちを選んだことで前にはわからなかったことにも気づけたりすることもあったりするらしい。
何も変わらなくても心の中は変わっているんだね。
とても好きなお話し。

0
2023年02月18日

Posted by ブクログ

過去に戻っても現実は変えられない。それでも人生の分岐点に戻りたいですか?自分が選ばなかった世界を知ることで人は何かが変わるかもしれない。大切な存在に気づき、思いを知り、思いもよらない事実に気づくかもしれない。だったら分岐点に行く意味はある。私も行きたい、まほろし駅。私の分岐点はどこだろう?素敵なお話でした。

0
2023年02月06日

Posted by ブクログ

『あなたの人生の分岐点はどこですか?』

この本の登場人物たちのように人生をやり直したいと思った方は多いのではないでしょうか?少しでも該当すると思うなら是非手に取って読んでみて下さい!


駅員さんの言葉がまさに名言で背中を後押ししてくれます。自分では気が付かなかった大切な事がたくさんあって心を動かされました♪

0
2023年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ある条件が揃った時だけ現れる分岐駅まほろし。
過去の分岐点で今とは違う選択をしていたらどうなっていたか、体験ができるだけ。
現状は変わらない。
あの本と似ているかな…

でも、個人的に好きな内容なので星5です。
後ろを向いて歩いてもいいという所、が好き

0
2022年12月18日

Posted by ブクログ

過去人生の分岐点で違う選択をしていればどう言った人生を歩んでいるのだろうか?。。人其々多かれ少なかれその様な思いを持っていて歳を重ねるるが決して選んだ道が悪くは無いと思わせてくれる内容。自分の場合、あまり考えた事は無かったがこの本がきっかけで過去の自分の分岐点を振り返るも違った選択をしても同様に今の人生より良くはなっていないと思いたい。
筆者清水晴木さんの作品には背景が千葉である事が多いとの情報も親近感を持って読めた。
1.総武線平井-新小岩間の橋を通過
2.満月の日
3.過去の分岐点への思いが強く後悔を持つ
条件で分岐駅まほろしに行け過去の分岐点へ誘ってもらいもう一つの選択での人生を経験出来る。但し、この別の人生は歩めず経験して元の世界に戻る条件も付く。

・もしあの時告白していれば
虐げられている今の奥さんと子供との生活に不満を持っている田中昇は同窓会で当時マドンナ的なすみれに当時好意を持たれていた事を知り、分岐駅まほろしに誘われすみれとの別の人生を経験する。当初良かれと思っていた別の人生がすみれの浪費癖、最後は浮気を経験して実人生の幸せを思い返して虐げられていた思い込みを逆に幸せだと実感する。

・もしもあの時第一志望に合格していれば
森野奈央子は、第一志望の大学を落ち不満を抱えてつまらない大学生活を送っていて且つ妹の結衣はその第一志望の大学に合格して嫉妬から仲も悪くなっていた。奈央子は分岐駅に迷い込み躊躇無く第一志望の受験発表の別の合格人生を経験する。大学生活は実の生活と異なる楽しい生活を謳歌し実の人生における妹の彼氏とも付き合う。そんな別人生で妹すみれの自分とは違う夢に向かっての努力や自分への想いを知り、自分勝手な仲違いを反省して実人生に戻り妹への謝罪と共に昔の仲に戻る。

・もしもあの時夢を追わなければ
真山大和は千葉のストリートミュージシャンからメジャーレビューをしてスターへの階段を登る。然しSNSでのコメントが炎上して不信に陥り1年位活動を休止中。そんな状況で分岐駅で過去メジャーレビュー時に別れさせられた彼女との別生活がどうだったか?ストリートミュージシャン時代に戻り経験する。
その別生活で最後のステージに昔からのファンで歌に救われたとの少女に出逢い歌への想いが変り実人生に戻り復帰を決意する。

・もしあの時病院に連れて行っていたら
飯田凛は母子家庭で社会人になって多忙な生活を送っている中母親の手術で付き添い今までの親孝行せずに過ごした日々を後悔する。そんな中分岐駅誘われ迷わず元気な母との生活を選び早期人間ドッグを勧めて早期治療が出来て別人生を謳歌する。母との外食、旅行と後悔の有った孝行が出来て幸せを感じていたがある旅行の帰りのバスが事故に遭い母に不幸が起きる世界を味わい実人生に戻る。手術は成功して別人生で知った母が好きな遊園地(ディズニー)に行く場面で終える。

・もしもあの時
葛城真一は、他の人と違い分岐駅を目的に迷い込むチャレンジを試み、偶々知らなかった条件の1つ満月の日に希望が叶い分岐駅へ辿り着く、目的は出張中に災害で亡くなった妻との再会で迷わず災害前の妻との生活に戻る。災害前に妻と旅行で難を逃れる別人生を経験する予定だったが、実人生を知っての妻との生活の中で妻から「どうにもならない理不尽な事に対して自分のせいという事で責めないで。。苦しいだけ。。許してあげて。。周りの人は皆んな私もそうだから」と救われる言葉women胸に災害を避けずに帰途に着く。実人生に戻る途中、まほろし駅で別人生の経験に誘う月替わりの駅長に任命され終える。

読んで後、思い返すと強い気持ちは無いが、何だか全ての話が自分にも当てはまる様な気がするのは逆にこの想いは多くの人に共通する事かも知れない。

0
2023年09月17日

Posted by ブクログ

読み終えて、涙のかわりに鳥肌が立った。
戻りたいと強く願う程の後悔、もしもその分岐点に戻れたとしたら…私にもある。
もしもあの時…と何回、何百回考えたか分からない。
でも過去は変えられないし、今を生きていくしかない。
だから、私も時には後ろを向いたまま後ろ向きに進んでみよう。
それでもいいんだと思わせてくれた本でした。

0
2023年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過去に戻ったことで、現実は変えられないけど今を大切にしようと思えたり、気づかなかった大切な人の想いに気付くことができたり
現実世界でなにかプラスになることが必ずある。その想いを駅員さんが引き継いでいるのが素敵だなと思った。

0
2023年08月28日

Posted by ブクログ

あの時、別の選択をしてたら人生が変わってたのかも。もう1つの人生を体験出来る駅。
過去に戻って、やり直したい事もあるけど、今を生きることも大切。

0
2023年07月02日

Posted by ブクログ

分岐点に戻ることによって自分や周りを見つめ直すことができ、新たな気持ちで進んでいける話。
ホロっとできる内容もあります。

0
2023年06月16日

Posted by ブクログ

ほっこりと考えさせられる作品でした。
自分にも「あの時こうしていれば」の瞬間はあり、現実では戻ることの出来ない世界。でも、その選択肢を選んだからこその今がある。もし後悔しているのならばゆっくり前を向いて今日を分岐点にという言葉に心動かされました。

0
2023年06月11日

Posted by ブクログ

自分にも戻ってみたい過去があり、その分岐点で違う選択をしていたら…と想像しながら読んだ。
過去を変えることはできないけど、その時出来なかったことを体験できるなんて羨ましい。
全く後悔のない選択なんてないのかもしれないけど、その時のベストだと思う物を選んでいくしかないんだろうな。
第3話、第5話が特に良かった。

0
2023年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
重く深い後悔を抱えた人たちが、過去の分岐点へと戻り、自分が選ぶことのなかった人生を辿ることで、自身の生き方や人生と向き合う物語。
その不思議な現象が起きる分岐駅「まほろし」を訪れたのはそれぞれ訳アリな男女……。
「もしもあの時、告白をしていたら」
「もしもあの時、第一志望の大学に合格していたら」
「もしもあの時、夢を追わなければ」
「もしもあの時、病院に連れて行っていたら」
―――さまざまな後悔を振り返る中で見えてきた、本当に大切だったこととは……!?
誰もが何かしらの後悔を抱えて生きている。
そして、誰もが何かしらの大切な人生の分岐点を持っている。
過去は変わらないが、未来は分からない。
今日この日が分岐点となって、また誰かの新たな人生が始まる――。

明日から前を向いて生きる勇気が生まれる――これは、間違いなく、素晴らしき人生の物語!


「応援の言葉は温かくて柔らかいが、批判の言葉は冷たく鋭い。なぜか、数少ない批判の言葉の方が本音で語っているように思えてしまった。純粋な悪意こそが、真実に見えてしまったのだ。」


【個人的な感想】
すごく読みやすかった。
過去に戻って選ばなかった方の人生を経験できるけど、現実は何も変えられないというのが面白いなと思った。
自分にもやり直したい過去はあるが、その経験があって今の自分があると考えさせられた。

0
2024年01月13日

Posted by ブクログ

「もしあのとき違う選択をしていたら…」
誰しも考えたことがあると思う。
ある条件を満たせば辿り着くことが出来るという「分岐駅まほろし」では、過去に戻って「もしも」の人生を体験することができるという。

もしもの告白、大学合格、夢のあきらめ、病院へ連れて行ったら。
後悔を抱えながらも変えられない人生。
それでも知りたいと願った“もしも”の選択の先にある人生を生きてみて、何を目にして何を思うのかーー。

少しの後悔もない人生なんてない。
取り戻すことの出来ない過去は変わらないけど、気持ちや考えは変えられる。
それぞれが後悔の先に出会う温もりにじわりとくる。

『いつも通りが一番なんだよ』
の言葉が沁みた…。
みんなが後悔に囚われたままじゃなく、救われて良かった。

0
2023年10月25日

Posted by ブクログ

あなたの分岐点はどこですか?

後悔している過去の出来事、分岐点にもどることができるが、過去に戻れても現実世界には影響しない。
一見意味のないことのようにも思えるが、
5人それぞれ踏ん切りのつかなかったことに向き合い、気持ちを整理して前にすすむきっかけになっていることはたしかだった。
前にすすめなくなったら後ろをむいて後ろに歩く、それは前にすすんでいることになるからという言葉には励まされた。

全体的なストーリーは青山美智子さんのようだと思いながらさっと読めた。

わたしもあの時ああすれば…と思うことは多々あるが、それも運と捉えて一瞬一瞬を大切にいきていきたいと思った。

0
2023年07月03日

Posted by ブクログ

振り返ったら、きっとあの時が私の人生の分岐点だったなって思うことはきっと誰しもあるはず

あの時に戻れたら

そんな思いを胸に、後悔することは多いし、後悔しない人生はない

でもなぁ
私、後悔していてもあの時に戻りたいって思うこと、実はあんまりなかったりするんだよなぁ
もしやり直せるなら、っていう軽い気持ちはあっても、どうしても!っていうほど強い感情はないかな

ということは
私にはまほろし駅はたどりつけないな

仕組みを知ると、読み返したくもなる本です

0
2023年04月20日

Posted by ブクログ

すらすら読めた
人生であのときこうしてたら今の人生変わってたのかも、と考えてしまう瞬間は何回もある
でもその時の自分が選択したのだから受け入れるしかないし、その選択の中でまた次の選択をして積み上げていくのが人生なんだと考えさせられた
なにが正解とかないのかも

0
2023年04月09日

Posted by ブクログ

分岐駅まほろし…そこにたどり着けたものに共通するのは、過去に戻れるなら戻ってやり直したいという強い後悔の思いを抱いていること…ただし、過去を変えられたとしてもそれは、それは現在の生活に影響することはなく、別の選択をしたとしたらどうなったのかを知ることができるだけ…それでも、分岐駅まほろしを訪れる人のストーリー。

今がどんなに恵まれているのかを、それぞれのストーリーの登場人物は知ることになる…過去は変えられなくとも救われる…そういうものなのかもしれない、そんな風に感じました。当たり前の日常だけれど、そこにはかけがえのない生活がある…そんなことに気づかせてもらえた作品でした。

0
2023年03月29日

Posted by ブクログ

タイトルの通り、人生の分岐点で、もしあの時こうしていたらどうなっていたんだろうのポイントに戻って
もう一つの人生を経験できる。戻った時には現実は元のまま。今があることの価値の大きさをあらためて知り。

サクッと読めて、心温まる読後感

0
2023年03月23日

Posted by ブクログ

あるはずのない分岐駅まほろし。
その駅に行くには三つの条件があって、一番重要なのは、過去に戻ってどうしてもやり直したいと思うくらいの強い後悔を抱えていること。
もし、過去を変えたとしても現実には何の影響もなくて、違う選択肢の人生を知るだけ。
ファンタジーの世界。
全五話の物語がある。

違う人生を知っても、今は変わらない。
だけど心の中はみんな穏やかになっている。
今を否定せずに生きている。
最終話の「もしも、あの時」の中でのことばに
「過去を変えたわけでも何でもないのに、本当に救われた気がするんだ…」というのが偽りのない気持ちだと思った。
今のこの世界を前を向いて、笑って生きようと…。

振り返ることが悪いわけではないが、どうにもならないこと。
だからこそ、違う選択肢にも興味はある。
でも結局は自分自身の行動でこれからを明るくすることはできると思った。



0
2023年03月03日

Posted by ブクログ

後悔のない人生を送れたらそれに越した事はない。

けれど人生は選択の連続で、もしあの時、別の道を選んでいれば…と考える事はままある。

この作品には「もしもあの時、告白をしていたら」「もしも第一志望の大学に合格していたら」「もしもあの時、病院へ連れて行っていたら」など、私達が身近に感じる『たられば』が5話収録されている。

まほろし駅から過去の人生の分岐点に戻り、選ばなかったもう一つの人生を経験する登場人物に自らを重ねながら読み進めた。

戻れない時間に愛おしさを覚え、今はこのかけがえのない人生を大切に過ごそうと思えた。

0
2023年02月18日

Posted by ブクログ

条件が揃ったときだけ辿りつけるという「分岐駅まほろし」。
自分が選ばなかった別の人生が見られるだけで過去を変えることはできないというー。

1話目はありがちな話ながら、各話後悔への折り合いのつけ方など広がりがあって飽きずに読めました。
過去が変えられないなら余計に未練が募らないのかなと思ったけど、そこはそれ。
どうにもできないこと、今からでも変えていけること、色々ある。
最後の話がすごく良かった。

0
2023年01月15日

「小説」ランキング