あらすじ
自分らしい生き方をしている人は憧れられます。いつでもみずみずしい笑顔で若々しい。衣食住も自分のスタイルがあるので何をしてもエレガントに見えます。自分も自由、だから、あなたも自由でいい。そんな大人の「私らしい生き方」が本書で学べます。
たとえば人は、「比べる」ことで幸せや不幸せな気持ちになります。顔やスタイル、持ち物、自分や家族の学歴、財力、社会的地位などなど、人と比べて感じる幸せは、相手に負けられないという気になったりして、自分自身を見失う原因になります。
誰とも比較しなければ、心は平安です。どうすればいつもそうでいられるでしょう。ドミニックさんいわく、「旅行や食事、住まい、消費などでステレオタイプになるのを避けてごらんなさい。自らの価値観で行動すれば、比べることは少なくなります」と。
本書では、このほか「受け入れる」「自分を尊重する」「一定の距離を置くこと」「分相応を覚える」など、「心軽く自由に生きる」ための貴重な秘訣が綴られています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
心が軽くなる本、べき思考をなくせる本、この社会に疲れた時に読みたい本
何もせずに休んでもいい、何か生産的なことをしないといけないという植え付けられた価値観に囚われているだけ
Posted by ブクログ
年齢を聞かれたとき、「若くみられたい」と思う人が多い世の中で、もしも心にも年齢があるのだとしたら、若くみられていればいるほど、幼稚なのだと思われいるような気がしてしまって。
きっと心だけは大人に思われたいと考える人が多いんじゃないかな。
「若く見られたい」という願いが“見た目”の時間への執着だとしたら、
「心だけは大人に思われたい」というのは“内側の時間”を大切にしたいという願いなんだと思う。
歳を取るという現象を、成熟するための時間だったんだ、と思えるために。
人生の先輩が丁寧に語りかけてくれる本。
Posted by ブクログ
•人に親切にすると自分にも跳ね返ってくる
•自分の時間を何に使うのか、誰と会い誰と暮らし誰とお金とエネルギーを共有するのかを決めるのは自分です
•目一杯お付き合いし、自分を出しすぎることは、他人からの質問によって自分の心を犯すことになる。僧侶たちは心の奥深くで彼らを突き動かすものについて語ろうとしない
•アドバイスしない。友達が歯痛で苦しんでいたら、痛みを和らげる方法や、甘いものはやめた方がよいというアドバイスよりもサッとかかりつけの歯医者の電話番号を渡す
•良好な関係を保つためには、お互いにある一定の距離を取ることが大事。2人の距離があまりにも近いとしまいには会話することもなくなる
•自分の装いを通して何を表現したいか
•スタイルとは自分のアイデンティティを持っていること、流行を追わないこと
•人生を味わうためにはもてる時間とエネルギーを自分にとって必要なものに導入する
•五感を総動員させて味わい、人に、人生に、全てに関心を持ちましょう
•今日は最高、体とニーズが一致しているのがわかる
•何もしない日というのも、最も生産的な日と同じくらい重要。大抵このときに、ものごとがじっくりと成熟する
•何のために朝起きているか
•精神状態それぞれに立派な名前をつけてあげる
•身のこなし方ひとつでもこれが最後であるかのように完璧に行うよう努力する
•大切なのは生き方に対する態度。
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相手に美しいものを差し出す時、実は差し出した方も恩恵を受けている。
自分のベールを完全にはがさない。
アドバイスをしない人のお手本は京都の禅僧。
人が何と言おうと自分自身であること、自分こそがこの世の最期の日まであなたと一緒にいるのだから。
Posted by ブクログ
大人の生き方、人との付き合い方についてヒントを得られるいい本だった。搾取(時間や気持ち、エネルギーなど)してくる人とは離れ、本当に気がおけない大切な人とのかけがえない時間を大切にしようと思った。その判断基準は、自分。これまでの慣習や外の基準ではなく、自分がどう思うか、自分がどう感じるかという感性を大切にし、自分自身を尊重していくことが大事。
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人と比べたり、嫉妬してしまうことに悩む今日この頃。
この本を読んで確かにと納得できる部分もあるけど、難しいところもすごく多かった。
みんなと比べず自分の個性を大事にする、人を批判するのは優越感に浸りたいだけ、わかっていてもじゃあどうやったら比べないようにできるのか、嫉妬せずにいられるのか。
人の目を気にせず、本当に自分のやりたいことをできるようになりたい。
・誠実な人は本当のこと、自分が知っていることしか語らない
・成熟した大人は自分を犠牲者扱いしない
・「どのような選択をしてきたか」が私の人生をつくる
Posted by ブクログ
ドミニック・ローホーさんの本はたびたび読み返す。なかなか彼女のように凛とした潔い生き方はできていないけど、それでも生活にまみれてしまった時の羅針盤のような存在。
好きなフレーズ:これまでに味わってきた本物の喜びの瞬間が、私たちの好みのほとんどを形成している。
自分の好みをハグして、より好きになれそうなフレーズに心がときめきました。
Posted by ブクログ
ローホーさんの著書は好きでほぼ読んでいて、シンプルに日々こうありたいと思うことが伝わってくるのですが、今回はいつもよりちょっと複雑で高度な感じを受けました。日常のさらにその先の心持ちというか。そうありたいけどなかなか難しい。また時間を置いてからゆっくり読み直そうと思います。