【感想・ネタバレ】お墓、どうしてます? キミコの巣ごもりぐるぐる日記のレビュー

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ネタバレ

確かに「ぐるぐる日記」だった。最初から最後までぐるぐるだった。
このエッセイが書かれた頃の先生のツイッターをずっと見ていたので「あぁあれはそういうことだったのか」という答え合わせ的な事実を知ったりということも多少あった。
この後の先生のこともツイッターで知ってる身としては、いつものように軽妙であちこち吹き出すような文章もしみじみと沁みながら読み進めることになった。
本当に親の残したものの片付け、お墓問題は悩ましいなと私も思います。

イラストが可愛いです。先生自身、お父さんお母さんってこんな感じの人だったのかーと思いつつ読むとまた味わい深かったです。はなちゃんもとってもかわいい。文章の雰囲気とマッチした絵柄です。

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2023年07月05日

Posted by ブクログ

突然亡くなってしまった父親のお墓をどうするか。その奮闘記のはずが、コロナのせいで計画が大幅に狂ってしまい、ほとんど先へ進めない状態に。
それでもとにかく笑いが止まらない、抱腹絶倒エッセイ。

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2023年04月11日

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タイトル詐欺なのでは?(笑)初読み作家さんですが、めっちゃ面白かった!人生、何かにつけ選ぶことが多いよね、そして選ぶことはめんどくさい!私もめんどくさいことは後回しにするタイプだからなんだか共感しつつ、笑わせていただきました。この方の他の本を読もう。

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2023年04月09日

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タイトルに惹かれて手に取りました。
我が家も本当どうする!
公子さんちのお墓問題に、深刻何だけどカラッとした内容にクスッと笑えました。

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2023年02月25日

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ただただ生活を綴っていて、ゆるーい流れの川に流されていくような感覚。
親族が亡くなったり病気をしたり大変なことはあったのに、川の流れは変わらず、止まらない。
(ご本人もどこかの後書きで、人生を川の流れに例えていたような?)
読み終わってふと、デビュー作頃のエッセイを読み直したら、本当にずっと雪かきしながら文句言ってることに気づきました。変わらなさにほっとしました。
これからもずっと、公子さんの作品が読み続けられますように。

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2023年02月21日

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長い雪国の冬籠りには、北大路公子さんが欠かせないというのは私の中の常識になっている。ちょうどのタイミングで新刊が出たので飛びつくようにして読む。
2年前のエッセイ『ロスねこ日記』の時に急逝されたお父さんのお墓をどうするかがテーマの連載で、まずはお墓を知るために仁徳天皇陵へいく(?)という謎企画の最中、コロナ禍が始まって、いつも通りの引き込もり生活になってしまった。
なんだ相変わらずじゃ・・・と思ったらとんでもない。
何もしたくないと言いつつ、雪かきに励み、カニを食べ、ウニを食べ・・・あれ?相変わらずだった?いや、ファミリーのエピソードも安定のレベルで笑える。丹下さんのイラストも、キミコ先生の本質を炙り出すかのような脱力感にますます磨きがかかり、もうこの絵の人のまま、札幌の某所に存在しているとしか思えない。

今回は亡くなられたお父さんの面影があちこちに出てくる。人は忘れられた時に2度目の死を迎えるというが、まだまだお父さんの存在感は健在。時に助けとなり?時に迷惑全開で現れるのである。
肝心のお墓はどうなったか。それも意外な結末が待っている。
ロスねこだったその後にも変化が起きている。(予想通り)

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2023年01月08日

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ネタバレ

急逝した父親のお墓をどうするのか、北大路公子先生に降りかかったお墓問題。
帯に書かれていた『お墓買うの?誰が?私が!?』に、えっ!?ってなってしまったw

深刻な問題だけど、思わずクスッと笑ってしまうエッセイでした。
特に故障した温水便座の話は、同じ症状になってるお宅が身近にいるので吹き出してしまいました(^_^;)

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2022年12月10日

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楽しみにしていた、この新刊!
ブフッと吹き出す、おもしろさと、
折々に胸にじんとくる
作者の優しさ、寂しさ。

とにかく文章がうまいなぁ、
すごいなぁ
と、うっとりしながらも
やっぱり笑わせられて
読み進む。

こんなに楽しいエッセイは
他になくて、楽しみにしていた
新刊を読み終えるのが惜しかった。

また、何回読み返しても、
やっぱり笑えるのも
文章力の凄さなんだろうなぁ。

とにかく大好きな一冊!!

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2022年12月08日

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相変わらずの卓越したユーモアセンス。今回は亡くなったお父様のお墓探しと事務所じまいの日記がメインです。もう説明も不要なくらいですね。面白かったエピソードを一つ挙げるとするならば、かかりつけではない病院で、過去にお父様の診察の付き添いに行ったときに「奥様もどうぞ」と勘違いされたところ。

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2022年11月30日

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父の急逝から1年半。骨壷は神棚の上に置かれたまま。いよいよお墓を買うべきか悩むキミコさんのもとに、コロナ禍が到来し…。つれづれ北海道日記。『小説すばる』連載を加筆し単行本化。

ケメコ先生がお墓を買えますように…。

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2023年03月05日

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相変わらずの決断力のなさ(笑)。
さすがのキミコさんでも、市営霊園の抽選に当選したからには腹を括って行動するだろう(お墓を建てるだろう)と思っていたのに、そこからもまさかのうだうだっぷり。私は気になることは早めに済ませたい性質なので、本気で信じられませんでした。驚愕。

連載の取材先も、仁徳天皇陵とかじゃなく(結局コロナ禍で実現しなかったけど)、普通に身近な霊園や石材店にすれば良かったのでは・・・。そうしたら仕事しながら問題も片付いたんじゃ?(読者的にも参考になるし)と思ったけれど、それだと面白くなかったのかな。
読み物としては笑えました。

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2023年03月03日

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お墓に纏わるエッセイかと思いきやコロナ禍到来により「キミコの巣ごもりぐるぐる日記」の方がメインタイトルに相応しい内容になっていて可笑しい。

生前「あんた達にはなんも迷惑かけないようにちゃんとしてあるから」と宣言していた父親が急逝して1年半。

蓋を開ければなんもしていない。
墓もなく骨壷は神棚の上に置かれたまま。
個人経営の会社もそのまんま。

こりゃ大変だ。

それに加え北海道在住のキミコさんの除雪問題や隣家の騒音問題。
雪も問題も山積みで苦労が偲ばれる。

でも苦労を笑いに変えて届けてくれるキミコさんに感謝。

どうかお元気で。

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2023年02月21日

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連載開始と共にコロナ禍となったため、ほぼ身の回り、家や近所でのお話ですが、さすが公子先生の文章。今回もおもしろいです。

自分も老いた娘として、共感すること多数。いつのまにか親ではなく自分が動かねばならないことも増えていたり。

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2023年01月21日

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安定のおもしろさ。
コロナが蔓延した頃から始まり、当初は全国の墓「たとえば仁徳天皇陵とかです」を見に行く筈が「巣ごもり日記」に。
ずっと北海道にいるので、(当たり前だけど)北海道の記述が多くなり、道外の人間からすると、それもおもしろかった。
ストーブの分解点検とか、排雪業者との契約とか、初めて聞く単語だった。
それとは別に、年老いたお母様との暮らしぶりも面白げで、読んでいて楽しかった。
亡くなったお父様の気配もあちこちにある。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

期待通りのクスっと笑える快調エッセイ。

コロナの影響で、調査の旅に出れなかったのはイレギュラーだけど、巣ごもりで充分に楽しめました。

なかなか問題毎を解決できないこと、お墓そのものがいるか?と思っていること、家の倒壊を恐れていること(笑)など、共通することが多く、うんうんと頷くばかり。

新たなテーマで次回のエッセイをお待ちしてますー

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2022年12月26日

Posted by ブクログ

あずきバー好きなお父さん亡くなったのね。
亡くなってすぐにお父さんの残した会社の整理をしなきゃならないのが、大変。悲しんでる暇もない。

「死んだ父」という存在の収まりどころが見つからない(p86)というのもよくわかる。

年老いた母の夢に死んだ人がしょっちゅう登場するのは「死んだ人が何かをしらせに夢に出る」のではなく、「夢に出てくるほど親しかった人は既にほとんど死んでいる」から(p116)、というのも高齢者あるある。

唯一安らぐのは新しく来た猫の存在。斎藤くん以来17年ぶりの猫とあって、公子さんを読み始めてもうそんなに経つのかと驚く。

気になってこれも久々にTwitterを見たら、お母さんも亡くなったようで、年齢を考えれば仕方ないこととはいえ、家族を立て続けに亡くすのは、とても辛いだろうと思う。
どうか猫とともに、とりあえず元気でいてほしいと願うような気持ちです。
この本はいつも通りとても面白く、暗いところはないのだけど、書けない気持ちもたくさんあるだろうと推測します。
公子さん、書き続けてくださいね。

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2023年03月21日

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