【感想・ネタバレ】インド大反乱一八五七年のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!1857年の「セポイの反乱」、教科書で銃の薬包に豚の脂が塗ってあったのが原因、と書いてあったのを覚えているくらいだったけど、実際の複雑な経緯と推移がすっきり書かれてあって楽しく読めた。一人の兵士が馴染みの娼婦に反乱の計画を打ち明けるところから始まり、闇夜に村から村と渡っていくチャパティの噂など臨場感たっぷりの筆者の語りに引き込まれる。皇帝・大地主・中小の地主・兵士・農民といった立場と地域によってさまざまな思惑と行動があり、一時はイギリスを圧倒する大反乱につながり、そして瓦解していく…。皇帝などの反乱にかかわることになった重要人物たちの本心や思惑は謎が多いということだけど、そんな話の中に時折著者の呆れや感嘆が率直につづられているのも面白かった。

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2022年08月17日

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