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Posted by ブクログ
やっかいな食卓、
題名と絵に惹かれて読みました。
読み終わって…
あ〜この作品に出会えて良かった。と
久しぶりに?心から思って、
心が温かくなりました。
私は料理が苦手だから
凛子さんみたいなお姑さん、欲しかったなぁ〜。
私も高畠家の食卓にお邪魔したいです。笑
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家族の絆や、食の大切さをテーマとした家族小説。
嫁姑のバトルや、新たな問題が次々と起こります。家族の煩わしさや温かさ、愛しさなどの感情が絡み合っていく様子は、胸に迫るものがあります。魅力的な食のシーンも充実し料理のヒントにも!
読み終わった後でも何度も手に取りたくなる一冊です!
Posted by ブクログ
嫁と姑がうまく行かない原因の1つに食の問題があると思う。この物語もそこから始まり、家族の問題が語られていく。
その中で、嫁のユキの体調が悪いときに姑の凛子さんが作ってくれたガスパチョ、心が弱ったときに作ってくれた鯛茶漬け。
どちらもとても美味しそうで、体と心に染み渡りそうなものだった。相手の心持ちも変えていくことがあるから、食べ物って実はとても大切なものだなと思った。
凛子さんが作る他の料理もどれもが美味しそうだった。同じものを笑顔で食べられることって、一番幸せなことかもしれないと思った。そして、家族が多いほど問題は多く起きるけれど、それをうまく乗り越えられる力も多いと思った。
1つの家族として起こりそうなことが描かれていて、とても面白い一冊だった。
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初めは嫁姑の争いという苦手な話しかと思っていたけれど、さりげなく助けになる姑、頑なだった嫁もその思いをくみ少しずつ家族になっていく。
素敵なお話しでした。
そして、美味しそうな料理もふんだんに出てきてお腹すいてしまいます。笑
Posted by ブクログ
確かにこれは厄介だ。
専業主婦として家庭を支えてきた料理上手の姑・高畠凛子。
かたやフードスタイリストだが日々の食事は簡素で良しとする次男の嫁・ユキ。
長男が急死した事で突如次男家族が同居する事に。
二世帯同居と言えど互いの食卓事情は筒抜け。
気になる姑と放って置いて欲しい嫁。
のっけから不穏な空気が立ち上る。
それだけでも気持ちがざわつくのに長男の隠し子が現れたり親の病気が発覚したり高畠家の日常は何とも目まぐるしい。
家族とはなんて厄介なものなんだろうと思わずにはいられない。
苦味にひとさじの愛情をブレンドした家族小説。
Posted by ブクログ
NHK入局後、夫の海外赴任について退職。二十三年間外交官の妻として生き、本名、神谷ちづ子名義でエッセイ「オバ道」「女性の見識」の著作。
この作品で小説家デビュー。
作家自身と重なるような海外生活で覚えた料理自慢。
世田谷で暮らす母親が独身の長男の急死で次男夫婦と住うことに。
初めは反発し合うが、徐々に。。。
食卓、料理のおいしさが家族の新しい絆の接着剤に。
現代の問題を上手に織り込みながらまとめられたこの本は、共感しながら読み終えた。
Posted by ブクログ
「家族」というのは面倒で、うんざりするくらいややこしい。
終盤のこの一文に、すべてが集約されている。
嫁・姑を中心に、大小さまざまな「家族」の問題が出てくるが、著者が「69歳の大型新人」(帯より)のため、どちらかといえば、ちょっと姑よりの目線。
文章もうまいし、お料理の描写も丁寧で美味しそう。
ほんとに「新人」かしらと思ったら、すでにエッセイストとして本を出していらっしゃったようです。
「家族」というのは面倒で、うんざりするくらいややこしい。
でも、「家族」って、そんなにわるいものでもないのかな。
そんな気分で読み終えました。