【感想・ネタバレ】手数料と物流の経済全史のレビュー

あらすじ

何もしなくても「手数料」を得られるシステムを構築した国家が覇権を握る。出アフリカから現代までの「プラットフォーム」経済全史。

覇権国家とは、何もしなくても収入が得られる国である。
多くの国は、覇権国家が形成したシステムを使用しなければならない。
それは、いわば「ショバ代」であり、国際的な経済活動に参入するために国家はショバ代を払わなければならない。それが有史以来続いてきたシステムである。
そのシステムは、資本主義の形成によって明確な形をとるようになった。近世のオランダによって明確になり、近代のイギリスによって完成した。アメリカの覇権はイギリスのそれの変形版である。
一方、中国は一帯一路により、これまでとは違った覇権を形成しようとしているように思われる。だが、それは世界の「物流」の中心となることを目指した政策である。「自動的」に利益が得られる仕組みを作り出せてはおらず、覇権国家としての中国は成立し得ないのではないだろうか。ただ、ロシア・ウクライナ戦争以後、ロシアとの「ユーラシア覇権国家連合」形成により、その結論は変わりうる可能性がある。
手数料と資本主義という枠組みから世界史を捉えなおし、覇権国家の成立条件について論じる。

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Posted by ブクログ

物流の経済史ではある。手数料については後ろの方に少し出てきただけで、物足りない。世界史をやり直した感じ。

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2024年07月31日

Posted by ブクログ

ロジスティクスと金融について俯瞰できる一冊。長いので、手軽にわかるという本ではないが、網羅性は抜群だと思う。教養的な厚めの新書を読み慣れている人にはいいかもしれない。

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2023年02月12日

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