あらすじ
これからの編集。これからの生活。
本なんて誰でもつくれる。だから、めちゃくちゃおもしろい。
本書では、著者がさまざまな人たちから教わった実践的な本づくりのノウハウをお伝えします。
【本書でお話を伺ったゲスト編集者の皆さん】
大塚啓志郎さん『リュウジ式悪魔のレシピ』(リュウジ・著)担当
柿内芳文さん『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉・著)担当
金井弓子さん『わけあって絶滅しました。』(丸山貴史・著、今泉忠明・監修)担当
草下シンヤさん『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(國友公司・著)担当
篠田里香さん 新しい出版社「生きのびるブックス」立ち上げ
篠原一朗さん『はじめての』(島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都・著)担当
谷綾子さん『一日がしあわせになる朝ごはん』(小田真規子・料理 大野正人・文)担当
【目次】
はじめに
0 ストレッチ(準備運動)
1 さて、どんな本をつくろうか
2 企画を立てる
3 著者と会う
4 構成を決める
5 原稿の完成
6 お金の計算
7 本をデザインする
8 ラストスパート
9 つくった本を育てる
10 ストレッチ(整理体操)
おわりに
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Posted by ブクログ
出版社をやるなんて、とんでもなくお金がかかって
かなりの専門知識や人脈がいることだろうと
この本を読むまでは思っていました。
けれど低予算で、資格がなくて学歴が低くても勝負の仕方があるというのが目から鱗で、そこから始まったこの本は全体的にとても興味深かったです。
そして『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』が会計入門書だと初めて知りました。
この本は百万年書房さんからではなく、イーストプレスさんから出てました。
Posted by ブクログ
若い頃に聞いたようなことが、実績のある方によって体系化されて説明されている。刺激になるし、実用的でもある1冊と感じられた。
企画から販売、コスト管理、トラブル処理まで網羅されている。
Posted by ブクログ
本作りってめちゃくちゃ面白い。
それほどお金をかけずに、ごく限られた少人数で、世界にモノを供給できるということ。仮に売れなくても、割り切り次第でどうにでもなってしまうこと。意外と誰でも始められるんじゃない?ということ。どれも知らなかった。
今までは作り手=著者のイメージで本を読んでいたが、著者の後ろにいる編集者の存在に気付かされる。
自分が今までに良いなと思った本のいくつかは、同じ編集者だったりするのではないだろうかと思ったり。
知っている本が同一の編集者によるものだったりして驚きもあり。装丁、校閲、印刷についても知らないことばかりだった。プロの仕事は凄い。デザイナー凄い。
本の巻き戻し研究(台割巻き戻し)は、書籍の読解の意味でも楽しそう。
Posted by ブクログ
一気に読み終わった。おもしろかった。書籍の編集者、特にフリーランスの編集者の仕事に興味のある人におすすめ。フリーライターは分かるけど、フリーランスの編集者って何??と私は今までずっと思っていたけど、少しイメージが掴めた。
Posted by ブクログ
「インタビュー力を高めるために」の企画に役立つかなと思って手に取った本。
確かに、本の編集はあらゆるコンテンツづくりに役立つスキルなのかもしれないな。
エンゲージメントのない世界で、ある種の狂気をもった人が伝えたい衝動のままに生み出すもの。わざわざ本を読む理由ってこんなところなのかもなと思う。
「インタビューしたいことが浮かんでこないんです」って悩みに対しての答えもここにあるような…仕事と思ってやってるうちは打開できないのかもしれない。
Posted by ブクログ
編集の精神
前原政之さんから。
私は編集に無知だったのでおもしろかった。
草下さんは最初なんとなく印象がよくなかったが、最後のエピソードふたつで、この人元ヤンなのにすごいなと思った。