【感想・ネタバレ】イーロン・マスク流「鋼のメンタル」と「すぐやる力」が身につく仕事術のレビュー

あらすじ

【内容紹介】

世界一の大富豪にして、ツイッター買収騒動を起こし、「日本消滅」をツイートした男、イーロン・マスク。2022年版『フォーブス』の長者番付で、マスクは「世界一」の座に輝いた。総資産は2190億ドル(約30兆円)と、2位のアマゾン創業者ジェフ・ベゾスに圧倒的大差をつけての1位。個人の資産額が、中国の軍事予算を超えているというのだから恐ろしい。そのほとんどは、彼の経営する世界最大手の電気自動車メーカー「テスラ」株の保有によるもの。

本書では「壮大過ぎるほどのビジョンを掲げる一方で、緻密なマスタープランに沿ってものごとに取り組み、結果が出るまで何度失敗しようとも決して諦めることなく粘り続ける」イーロン・マスクの仕事術を解説する。

【著者紹介】

[著]桑原 晃弥(くわばら・てるや)

1956年、広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒。

業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で有名な若松義人氏の会社の顧問として、トヨタ式の実践現場や、大野耐一氏直系のトヨタマンを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を主導した。

一方でスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどのIT企業の創業者や、本田宗一郎、松下幸之助など成功した起業家の研究をライフワークとし、人材育成から成功法まで鋭い発信を続けている。

著書に、『スティーブ・ジョブズ名語録』(PHP研究所)、『トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術』『松下幸之助「困難を乗り越えるリーダー」になれる7つのすごい! 習慣』『トヨタ式「人を動かす人」になれる6つのすごい! 仕事術』(以上、笠倉出版社)、『ウォーレン・バフェット巨富を生み出す7つの法則』(朝日新聞出版)、『トヨタ式5 W1 H思考』(KADOKAWA )、『1分間アドラー』(SBクリエイティブ)、『amazonの哲学』『トヨタはどう勝ち残るのか』(以上、だいわ文庫)、『運を逃さない力』(すばる舎)などがある。

【目次抜粋】

第1章◆◆マスク流「すぐやる人」の仕事術

やりたいことがあれば、まず「行動を起こせ」

第2章◆◆マスク流「鋼のメンタル」仕事術

「地獄の底」をのぞけ! 「絶望する」からこそ、強靭な精神力が身につく

第3章◆◆マスク流「非常識な」仕事術

クレイジーであれ! クレイジーの先にイノベーションが起きる

第4章◆◆マスク流「不可能を可能にする」仕事術

限界を決めているのは自分。自分が限界を決めなければ、思い描いたことはすべて現実になる

第5章◆◆マスク流「人を動かす」仕事術

壮大なビジョンを語れ! 壮大なビジョンには才能ある人を惹きつけ、動かす魔力がある

第6章◆◆マスク流「お金は後からついてくる」仕事術

お金に魂を売るな。お金は「稼ぐ」ものではなく、「後からついてくる」もの

第7章◆◆マスク流「世界が驚くものをつくり出す」仕事術

ものづくりに心を燃やせ。「圧倒的製品」は、「世界最高」を目指す情熱から生まれる

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Posted by ブクログ

ネタバレ

イーロン・マスクのほかにも、GAFAを筆頭とした、世の中を席巻した経営者の思考法/事業価値観/信念などが書かれている。
意外にも泥臭いこと、原始的なことも書かれており、仕事に対する姿勢は、情熱は不可欠であると感じた。

・今まで誰もやり遂げたことのないことがあるなら、自分がやればいい。
・失敗したとしても100回でも1000回でも実験すればいい。失敗したらそれを修正してより良いものに作り変えていけばいい。失敗から学び続ける粘り強さが必要。
・今自分の与えられた仕事は何のためか。明るい未来を信じてモノ・コトを革新的にしていくこと。その先に自分の生活が少しだけ裕福になるものである。
★常に「常識を疑う」。大衆が「当たり前」と思っていることを「本当にそうなのか」と疑うためのヘッジをかけ、試行錯誤を繰り返して自身に課したミッションを達成する。(既成概念を取り払う・変えてしまうことも同様)
★人前で失敗を恐れない。失敗は仕事ができる人ほど起こる可能性が高いものであり、成功へのプロセスに必ずあるものである。その失敗を圧倒的なスピードで解決すれば、イノベーションは起こせる。
★リーダーこそ超多忙であるべき。そうすることで部下にも情熱が伝わる。共にビジョンを果たそうとする部下には感謝を忘れず、自分はさらにそれ以上のハードワークを行うことがリーダーの姿勢。
・出した利益を何に使うのか。その目的を明確にしておけば、お金に左右されることはなくなる。(利益ではなく、好機への投資が必要)「利益より成長」「短期より長期」
・いまやろうとしていることの大切さとビジョンを情熱的に伝えるためには、現場とのコミュニーケーションを活発にすること。
・よりより製品を作るためには、取引先も超一流を相手にすること。でなければ「世界一の製品・サービス」を作ることはできない。
・イノベーションのゴールは、「いい製品」ではなく、「誰もが使える製品」を生み出すことである。


これまでの非常識や諦められていたことなどを覆し、世界を変えていくというマスクの考え方にとても心動かされました。自分も今いる環境を変え、「これまでの常識を覆し、業界にイノベーションを起こす」というビジョンを持つことができ、仕事に対する信念が産まれました。

0
2022年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マスクのものづくりの考え方に圧倒された。

私自身、将来はものづくりで生きていきたいと思っているのだが、そのものづくりをしていく上での考え方について、幾つか知ることができた。

・すぐに実行すること
・人を動かすこと
・世界を変えること
・作るだけで終わらず、売ることまで考えること

今後の自分の人生において、役に立つことばかりだった。

今後のマスクが創る世界が楽しみになった。

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2022年11月28日

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