【感想・ネタバレ】グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれたのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あー、この人はこの日本の会社の枠で
はまり続けるのは難しかったんだろうな
と読んでいて感じてしまいましたね。

だって明らかに彼を消し去ろうとする
思惑すらはねのけてしまうんだもの。

さすがにvsAppleのそれでは
心がバッキリと折られてしまいましたがね。
総合力がまあ半端ない。

あと行動力も
ついていける人そうそういないぞこれ。

そういう人だからこそすごい人が
周りについてきたし
グーグルの門が開かれたんだと思うな。

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グーグル日本法人代表取締役社長にも就任された経歴を持つ辻野晃一郎sんの著書。購入きっかけは大学学部時代からあこがれも抱いていたSony関連方が書いた本という単純な理由だったと記憶している。この本から日本の古い企業体質やエンジニアとしての職業についてこの本を読もうと思っていた頃に感じていた疑問、悩みについてある一定の回答を得たと思っている。

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2013年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・ネットワークで音楽を配信するサービスはソニーが最初に始めた。

・グーグルの採用基準。①地頭の良さ②これまでの職務実績や社会貢献の具体的な内容③リーダーシップ④グーグリネス

・銀座からハイセンスなブランディングメッセージを配信する、という盛田さんが実行したマーケティングによってソニービルが生まれた。

・盛田さんは卓越した国際性と、海外からの不当な圧力や理不尽なルールに対して、一歩も譲らなかった基本姿勢がすごい。海外拠点進出を加速させたユニタリータックスの廃止。ベータマックスによるホームビデオを開発した時、著作権侵害容疑でハリウッドから訴えられた。

・アメリカでは沈黙は金でも美徳でもなんでもない。沈黙の意味するものはただ一つ無能である。

・カルテックのディッチデイ。HOLLYWOODがCALTECHに書き換わっていた事件。

・ネットワークの時代には、独自路線は通用せず、強力なパートナーシップが必要

・「上司にやめろと言われたくらいでやめるなら最初からやるな」。スティーブも下から上がってくるアイデアを最初は全否定するらしい。

・ノートブックパソコンはオーダーメイド服のよう。筐体内部の構成も一から考える。

・First Hundred Days(最初の100日間が肝心)

・グーグル語録の中に「ただ誰かにやれといわれたことをそのままやるな」「命令されたことをやりたいなら海兵隊にでも行くほうがいい」

・何かをしようとしたとき、どうすれば最短時間で達成できるか考える

・「ネットでメンテナンスできる商品」「継続的に成長する商品」

・「コクーン」はソニーが提案する次世代の新しいテレビだった。

・シンフォニー・プロジェクト。お互いの連携とガイドラインと筋道を整理する。

・水野美紀さん。「辻野さん、お仕事頑張ってくださいね」

・2003年。ソニーショック。株価純資産倍率(PBR)一倍の水準。

・モノづくりが知らず知らずのうちにルーチン・ワーク化してしまっている。大切なのは、次世代家電の定義と創出。「イノベーションを起こそう」「世の中を驚かせてやろう」という意識が全体的に希薄になってきている。

・オンラインの時代には、ネットワークと繋がる商品であれば、オンラインで修復できる。出荷前に完成度を上げることよりも出荷後製品の進化を継続するための仕組みづくりが大切。グーグルにはベータ版がごろごろ転がっている。

・グーグルのプロダクツの総責任者の重役、「オーバーコミュニケーションということはあり得ない。」
いまだに経営トップと一般社員の直接対話の集会が毎週開かれているグーグル。

・グーグルの異彩な点は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測して製品やサービスを開発し、新たなスタンダードをつくり出すこと。

・クラウド・コンピューティングとは、インターネット上に無数に存在するサーバ群が提供するサービスを、それらのサーバ群の存在を特に意識することなしに利用できるコンピューティング環境を指す表現。
ユーザーが手元に用意すべきものはパソコンやモバイルなどのクライアント・デバイスと、その上で動くブラウザ、インターネット環境のみでいい。

・ネットのこちら側のプロダクツを中心にやってきたところにとっては、それらクラウド側に存在する無限の情報を、いかに便利で有意義に使いこなす手元のデバイスを作れるか、が勝負になる。すなわちクラウドとの連携を前提にした手元のデバイスのユーザー・エクスペリエンスやデザインや消費電力などが付加価値のすべてになる。

・今後は、音楽を含め、すべてので至るエンターテインメントは、今のユーチューブのようにストリーミングのスタイルに変わっていくだろう。(ソニー!!)

・企業がクラウドを導入する本質は、社内のコミュニケーションや情報シェアを促進して経営スピードを上げるという点にある。

・グーグル社員は、自分達が休んだり手を抜くと世の中の進歩が止まるくらいに思っている。「新しい時代を創っている」と思うと、おのずと仕事が楽しくなる。

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2012年11月08日

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著者は、ソニーに入社して22年間、VAIOやコクーンの開発・販売に携わり、ソニー退職後はグーグル日本法人に3年間在籍し、最終的には社長職を勤め上げた。本書は、アメリカ留学時代も含め、著者の半生とも言うべき両社で体験した様々な成功・失敗事例を語っている。
当時の内部状況を振り返り、なぜソニーが凋落していったかに触れられている。ガバナンスの混乱、過去の成功事例に固執し時代の変化を読めない態勢、などがあるだろう。一方、歴史あるソニーと新興著しいグーグルとの比較も興味深い。両社の特徴を知るだけに、今後日本のメーカーや技術者がどうあるべきかについても示してくれる。

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2012年11月05日

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チャレンジ精神を持ち続けることの大切さをとても感じた面白い本。

辻野さんの講義を聞いて興味を持って読んでみた。
辻野さんのチャレンジ精神、そして行動力に魅力を感じた。ソニーに入社し、毎日奮闘する日々。自分の思うようにならなくても耐え続けていた。でももうソニーに限界を感じたときに新たなステージーに果敢に挑戦していった。限界を感じて、新たなステップに実際に自ら歩を進めることは実際すごく勇気がいると思う。それまでいたソニーをやめて、いきなりハローワーク。なかなかできないことだと思う。そして起業しグーグルへ。
ここで自分が感じたことはやりたいことには絶対チャレンジするってこと。そして自分か飛び込んだフィールドでは絶対にある程度は耐えること。自分の思うようにいくことなんてなかなかない。でもそのなかで夢を追い続けれるかなんてすぐに判断できないはず。だからある程度耐えて、そのフィールドの実態を自分で肌で感じ続ける。そうして自分の夢が達成できるか結論がまとまってくると思う。そのときに考え、感じ抜いて限界を感じたら自分を信じて次のステップに勇気を持って踏み出すべきだと思った。人生は一度きりやし。

とても勉強になった一冊でした。

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2012年10月25日

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・Google10ヶ条、早いことは良い
・20%ルールは仕事に余裕を出す
・さん付け
・フェア
・社内政治
・ネットワークとつながる
・物を言う時にはいう

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2015年05月04日

Posted by ブクログ

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世の中にないもの生み出そうとする2つの企業.

ソニーとグーグルでの体制の違い,プロジェクトを動かそうとする時の様々な葛藤が描かれていた.

動かそうとする人にとってはこんなにも逆風ともいえる事態が起こるのかと感じた.

また,ドッグイヤー(犬は人間の7倍のスピードで老いる)という表現で,ソニーでの22年間とグーグルでの3年間の経験を対比して見るという視点も面白い.

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2013年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者は、ソニーでVAIOやウォークマンなど製品に携わりその後、グーグルに入社。
グーグルでは日本法人の代表取締役社長にもなりました。
現在は、アレックス株式会社を創業し同社代表取締役として活躍しています。

辻野氏は、なぜ愛してやまないソニーを去ったのか?
その理由がグーグルにあって今のソニーには失われてしまったものだということ。
本書ではソニーでの成功と苦悩、ソニー凋落の原因、グーグルの凄さ等が書かれています。

【ウォークマンがiPodに負けた日】
我々をあざ笑うかのように、アップルは同じ日に彼らの次の戦略商品であったiPod nanoの発表をぶつけて来た。新商品発表会でスピーチをする直前、スタッフが入手してきたiPod nanoが手元に届いた。
彼らの新製品を一目見た瞬間に、私は敗北を悟った。

【グーグルの何が凄いのか】
ソニー時代にさんざん苦労したネットの中に新しい収益源を見つけ出す、というテーマは、グーグルにとってはごくごく日常の話でもあり、ソニー時代にあんなに苦労したことがまったく嘘のようだった。ネットネイティブのような人達が大勢集まり、インターネットやクラウド・コンピューティングの将来を確信して疑わない。そして自分達こそがその将来を作り上げる先頭に立っている、という強い自信と自負に満ち溢れていた。

グーグルが急成長しているのは、いろんな面で非常識だからであり、リアルの世界でのネットの世界での非常識であったり、その逆もあるわけだから、自分が今までソニー時代に培ってきた常識は一旦捨てたほうがよさそうだ。そうすることによって、ソニーを含めた日本企業が新しい時代についていけなくなっている理由が見えてくるような気がした。

【グーグルが見つけた10の事実】
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
  Focus on the user and all else will follow.
2.ひとつのことをとことん極めてうまくやるのが一番
  It’s best to do one thing really, really well.
3.遅いより速い方がいい
  Fast is better than slow.
4.ウェブでも民主主義は機能する
  Democracy on the web works.
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
  You don’t need to be at your desk to need an answer.
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる
  You can make money without doing evil.
7.外にはいつも情報がもっとある
  There’s always more information out there.
8.情報のニーズはすべての国境を超える
  The need for information crosses all borders.
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる
  You can be serious without a suit.
10.すばらしいでは、足りない
   Great just isn’t good enough.

最後にグーグルの社是を紹介したいと思います。
“To organize the world’s information and make it universally accessible and useful”
というものであり日本語訳は
「世界中の情報を整理して、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」という意味である。

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2013年04月27日

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