【感想・ネタバレ】ウラジーミル・プーチンの頭のなかのレビュー

あらすじ

ロシア思想を専門とする哲学者、ミシェル・エルチャニノフが、ウラジーミル・プーチンの膨大な演説録、読書歴からその思想を解剖・分析し「頭のなか」を明らかに!
出版されたフランスでは「両世界評論賞」を受賞し、イギリス、ドイツ、スペイン、ギリシャで翻訳されている話題作。
プーチンのウクライナ侵攻の理由について、日本では「体調不良説」も出ているが、本書では彼が持つ危険思想を「ソ連回帰」、「ロシアの道」、「ユーラシア主義」の3つに腑分けし、明快に解説してみせる。
あらゆるメディアを信じず、机の上の「赤いファイル」だけを頼りに国の舵をとる69歳の孤独な独裁者は、どのような論理で蛮行を決断したのか…日本人の目を開く一冊!

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Posted by ブクログ

今、世界中のロシア研究者、ジャーナリスト、投資家が知りたいと思う事の1つは、ロシアのプーチン大統領の頭の中身だろう。




KGB出身の元スパイだけに用心深く、パスワードだらけでなかなか解読できないようだ。




今回の本は、哲学の教授資格と博士号を持ち、現在「フィロソフィー・マガジン」の編集長を務めるミシェル・エルチャニノフが書いた。




プーチンには次の3つでできていると述べている。



1.保守主義的な考え方

2.「ロシアの道(ロシア独自の方法論)」という理論

3.「ユーラシア主義」といった帝国主義的な理想




著者の取材によると、プーチンは新聞やインターネットを読んだり見たりしない。というものそれらの情報を信用していないからだ。




では何を情報源としているのか。「赤いファイル」と呼ばれる協力者が執務室に持ってきてくれるものや、届けられる調書から情報を得ている。




情報的供するのは「シロビキ」と呼ばれる軍隊、警察諜報機関関係者の中で特に進行の深い人物たちや友人たちだ。




西側諸国に対する不信感とウクライナとロシアは一緒だという感情を持ち続けている限り、ウクライナ問題は解決する状況にないなあ。

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2022年12月15日

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