【感想・ネタバレ】わたし生活保護を受けられますかのレビュー

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Posted by ブクログ

2022/08/28予約 1

生活保護の誤った認識を改めてくれた本。
申請時に水際対策で行政に受け付けてもらえないことがある、結局申請さえできない。
悪徳業者が生活保護を巻き上げ、ほんのお駄賃程度をもらい狭いところに押し込まれて生活する。
そんなイメージでした。
でも権利として、きちんと申請する、一日も早く、一日三食取れないなら、それを伝え保護を求める、それはしてもいいことなのだ、と。

あと生活保護申請後に、お金を貸したりはできない、そのような細かいことを知りませんでした。
著者の三木ひとみさんは、自分の過去の経験から、同業者になんと言われても、このような相談がなくなるまで、日々続ける、と。
なんとも頼もしい先生だと思います。
このような志の高い人がたくさん政治に関わっていたら、そもそもこんなことが起こらないのに…
私の生活は、フルタイムで生活していますが、子どもの大学の学費などでいっぱいいっぱいの生活です。もちろん使える制度はすべて使っていますが、生活保護世帯にならないぎりぎりのラインです。
持病があるので、これにもお金がかかり、どうにもならなくなったら、生活保護を申請しようと思いました。

日本で、東京で生きていくのは、本当にきついです…
沢山の人に手にとってほしい本です。そして周りにそんな人がいたなら、この本を教えてあげてほしい。

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2022年09月15日

Posted by ブクログ

今年から生活保護に近い層の困窮者に向けた、新たなコンサル事業を展開する予定の為に、こちらの本を読ませて頂きました。
私も三木ひとみ先生のような扶助精神というものは昔からあり、どのような形で1人でも多くの生活を手助けできるか熟考している最中です。
もちろん私はビジネスとしても考えなければならない立場の上、難しい壁がこれからも容赦なく訪れるでしょう。
ただ、この書籍が見せてくれた生活困窮者への振る舞い方というものは、私の背中をいつまでも押してくれるような気がしました。
単なる生活保護の申請の方法を記載している書籍ではなく、人としての厚みを、相手を思う熱さと共に、与える力の無限さを示してくれています。

とにかくこの本で救われる人は、たった今の生活困窮者だけではなく、人道的精神の微々たるきっかけを求めてたり、興味がある人も該当するでしょう。
救われたら救うだけ。それが一人ひとりの役目でもあり、人としての素質や資質かもしれない。

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2023年03月18日

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