【感想・ネタバレ】最悪の戦場に奇蹟はなかった ガダルカナル インパール戦記のレビュー

あらすじ

想像を絶する本当の戦争を赤裸々に描く地獄の体験記

血戦ガダルカナル島で、戦い敗れ、弾丸もなく、食糧もなく、骨と皮に痩せおとろえた五ヵ月有余。そしてまた、遠い道―地の果てインパールの激戦に敗れ、どしゃ降る雨季の印緬国境に、るいるいと横たわる日本兵の“白骨街道”―生ける屍が、かすかな声で哀願した。「私を殺してください。お願いします」と。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

インパール作戦の体験記を読むのはこれで3冊目だったけど、他の本同様重い部分もあるけど、驚くくらい笑わせてもらった。
著者の方がゴロツキ集団と仰っているとおり、元気な時の血気盛んな様子はとても面白いです。

決してつらくなかったわけではないと思うし、もしかしたら多くを飲み込んでいるのかもしれない。でもこの著者の方、性格的に明るく面白い方なんだと思う。どんな状況でも強く、出来るだけ楽しんで生きようという気概が伝わってくる。

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2014年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガダルカナル、インパールと太平洋戦争の中でも過酷な戦場を生き抜いて来た一兵卒の手記。
本書の最終章は戦後英軍の俘虜としてビルマで過ごした日々が描かれている。戦場をはなれると、俘虜逃亡防止策の一環として演芸舞台を手掛ける著者をはじめとして、役者として才能を発揮する者、裁縫を得意とする者、易学の本職など多彩な人々の顔を改めて知ることができた。ガ島、インパール編でも著者の筆致は人間味をよく描き出していたが、戦場を離れることで、この悲惨な戦争に参加していたのは、戦争がなければごく普通の人だったのだ…と思わせられた。

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2020年09月09日

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