【感想・ネタバレ】時代の一面 東郷茂徳 大戦外交の手記のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

●開戦前の日米交渉におけるハル国務長官はじめ米側の態度の硬化は、欧州戦における戦局の変化(独劣勢)、蒋介石政権による働きかけ、日本軍部のインドシナ侵攻によるものか。
●真珠湾攻撃は、当時米側の主張した自衛のための戦争なら宣戦不要、批判は不当。
●戦争を開始した後でも、支那やソ連と早期に結んで英米の本格的な武力行使を封じる方法はなかったか。
●東郷の連絡会議出席によりポツダム宣言無視の記者会見が回避されていたら、原爆は落とされずに済んだのかもしれない。しかしその場合、降伏にかかる軍部の態度はなお尊大なものになったはず。最後まで勝機のない戦いを続けようとした陸海軍には呆れる。
●日ソ中立条約は破棄の宣告後なお1年間有効なはずであり、満州侵攻と北方諸島の占有は正当化され得ない。

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2021年12月12日

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