あらすじ
人生100年とも言われる長寿化の現代、長期雇用の揺らぎ、コロナ禍の影響などで、生き方や働き方が大きく変わりつつある。だがそれは、誰もが人生二毛作、三毛作を楽しめる豊かな時代でもある。求められるのは、可能性を信じ、自分を変えるための「転身力」だ。「将来のリスクに備えたい」「収入は減っても好きな仕事で食べていけたら」「生涯現役で働きたい」といった思いに寄り添い、豊富な実例をもとにヒントを提示する。
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Posted by ブクログ
著者は中高年に読んでほしいと述べているが、これから社会に出る人にも十分価値のある本。一定年数働くと感じる無気力等にどう対処するかや転身した方の具体例があり、考え方も知ることができる。
Posted by ブクログ
人生を二毛作、三毛作に例え、次の段階に進むことを躊躇わないことが大事だという内容である。言うは易く行うは難いのが転職だ。
私は一度転職と言えば言えるものを経験しているが、それは自ら進んでそうしたわけではない。不可抗力に従ったまでだ。でも、私の場合は小さな転身なので多くの人は区別がつかないはずだ。本書では全く別の職種に転身した例が幾つも挙げられている。
本書によれば転身のきっかけは様々だ。震災などの天災が環境を変えたことがきっかけになることもあれば転勤や会社の倒産がきっかけの事例もある。ただ、次の生活で上手くいっている人は、苦労を苦労と思わず、やるべきことに打ち込めるという共通点がある。これが何よりも大切なのだろう。
日々の生活を義務感だけで行っているうちには転身は難しい。より良い自己のあり方を夢想できることが肝要だと知った。
Posted by ブクログ
こころの定年を迎えるミドル世代に対して、転身するために必要なマインドセットと具体的なアクションを、筆者自身の経験と、筆者がこれまで取材等を通して見聞きしてきた数多くの転身者の先達のケースを紹介しながら示してくれる。プロローグの木村拓也選手の話は印象的。
「今までとは異なるもう一人の自分と出会う」ためのヒントが満載の一冊。