あらすじ
法科大学院の教授、平手理沙子が都内の運河で水死体となって発見される。平手教授の遺品に
「密告の件、水戸Lへ」と書かれたメモが見つかり、弁護士の水戸裕介に警視庁の刑事が事情を訊きにくる。
水戸は「密告の件」について、心当たりがなかった。
才色兼備で世間から注目を浴びている弁護士の丘野ヒロ子が、水戸がパートナーを務める法律事務所を訪れる。
丘野が扱う交通訴訟の依頼人が弁護士会に懲戒請求し、弁護士会から「業務停止六ヵ月」の処分を宣告されたという。
処分に納得がいかない丘野は、日弁連に異議を申し立てるため水戸への助力を求めてきたのだ。
弁護士業界に潜む苦々しい実態に、水戸は怒りを隠せない。さらにその丘野弁護士が平手教授殺害の容疑で逮捕されてしまう!
ふたりの女性の間に何があったのか? 気鋭の若き弁護士が法曹界の腐敗に切り込む、熱きリーガルサスペンス!
『法廷弁論』を文庫化に際し、改題。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
弁護士が主人公のお話
3つの事件を軸に物語は展開しました
弁護士の世界のお話も多く勉強になりました
そこはやっぱり弁護士さんがいないとな感じでした
それぞれの事件について少しずつ事実を積み上げて
真相にたどり着いていってました
登場人物も物語を楽しませてくれました
この弁護士の活躍がまた読みたいものです
Posted by ブクログ
読み応えがあった
主人公弁護士と縁のあった法科大学院の教授が殺害され、警察から教授が自分に伝えたいことがあったようだと知る
時を同じくして今をときめく女性弁護士が受けた懲戒請求の異議申立の代理人を引き受けることになる
資産家の巨額の財産がなくなる事件も絡んできて、事態は予想もしない方向へと進んでいく
弁護士=エリート=お金持ちのイメージが実際はそうではなく、熾烈な競争、足の引っ張り合いが常態化している
成功している弁護士には羨望と嫉妬が渦巻き、少しの躓きも見逃さないと目を光らせている者がいる
法定での論戦は読んでいてスリリングで面白い
主人公弁護士は弁護士=エリート=お金持ちだけれど、自身の実体験が根底にありブレることがない
弁護士に限らず、こういった人が一番強いのだと思った