【感想・ネタバレ】恋せぬふたりのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

よかった

ドラマ自体を始まる前から楽しみにしていて、始まってからも楽しませてもらっていた
小説として出版されてるのを知って読めてよかった

ドラマと同じストーリーで、高橋さんも咲子も、高橋一生さんや岸井ゆきのさんで脳内再生されて、より楽しめた
そうだ、こんなストーリー、こんなシーン、こんな場面だった、というのが一度ずつしか見なかったドラマでもどんどん思い出せて、それだけであのドラマをとても好きだったことを思い出せた

主人公2人以外のアロマアセクの人たちも多くはないながらも描かれていて、その人たちが2人とはまた違うから、「そうだよな、ロマもセクも人それぞれだからアロマアセクだからといってこうってことにはならないよな」と改めて思えてよかった

『決めつけなくていい、カッコ仮のままでいい』
が、本当に嬉しかった。
好きな人がなかなかできないことや子供を持ちたくないと昔から思い続けていること、だけど1人ではどこか寂しくて不安なこと。
自分に自信を持って「これでいいんだ」て言ってあげたいけど、それができる日ばかりじゃないこと…
そういうものを全部、包み込んでくれる気がした

咲子がラストのシーン、自転車で坂道を下りながら考えてることが全てだよな、と思った
『これが、大満足な毎日、大満足な私たちの形。
でも、この大満足に、それでも、何かを言ってくる人たちがいるのかもしれない。傷ついて腹が立つこともあるのかもしれない。時々怖くなる。
でも、絶対に忘れちゃいけない。私の人生に何か言っていいのは私だけ。私の幸せを決めるのは、私だけ。』

大満足だと思える日々に、少しでも近づけますように

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「アロマンティック・アセクシャル」…
他者に対して恋愛感情や性的欲求を持たないセクシャルティーのことである。以下アセク・アロマと記す。

近年、性的マイノリティーへの認知度は確かに上昇しており、「LGBT」という言葉を聞く機会も増えてきている。しかし上記で示したアセク・アロマについてはまだ認知度はそれほど高くはないだろう。同じセクシャルティーの一種であるにも関わらずその認知度が上がらないのは、作中にもみられるような「共感のしにくさ」が影響を及ぼしているのではないかと思う。

しかし、私自身は自分のことをアセク・アロマであるという認識ではないものの、共感できる部分があったことも事実である。

それは友達と恋人(恋愛)の違いである。

作中では登場するアセク・アロマの男女2人が同棲を始めることとなる。彼らの周りには彼らのセクシャリティーを理解できないさまざまな登場人物がいるが、口を揃えて言うのが、「恋人じゃん!」というようなセリフである。
確かに仲良さげな男女が2人で楽しく買い物や食事、ましてや同棲をしているとしたら、それはなんらかの関係性を持っていると疑われても仕方がないことかもしれない。
しかし、いざ自分たちに置き換えてみるとどうだろうか。私たちの間でも友達と恋人の違いを細かく、すべての人々の間にあたるような説明をできる者はほとんどいないのではないかと思う。

当然この作品においては、心温まるシーンがいくつも登場する。特に、主人公の咲子が少しずつ自分の思いを打ち明けられるようになり、行動できるようになる姿、家族(仮)の相手である高橋さんの優しい一面、咲子を愛するカズくんのポジティブな面、咲子の家族の変化など、よくあるような恋愛による人間の変化以上の成長は、どこか普通の恋愛物とは違った感動を覚えた。

決してアセク・アロマは私たちから遠い存在ではなく、私たち自身にも共感できる感覚を持ち合わせていると言うことである。
彼らが完全な理解を求めているかは分からない。しかし、そんな一面を私たちも持ち合わせていると言うことを忘れてはならないと思う。

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマきっかけで読んだ本。
アロマもアセクも初めて知った言葉。咲子を見てて、知ると知らないでは全く違う生き方になるな、と。それと周囲が自分とは違うけど、それを否定・拒絶しない、自分の考え・普通を押し付けない。わからなくてもわかろうとする、その姿勢が大事。
多種多様な世界で私の恋愛・性愛の幅が広がった。咲子、高橋さん、カズくん3人のキャラがとても良い、ほっこりあたたかい気持ちになれる本

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2022年08月19日

ネタバレ 購入済み

十人十色

アセクって言葉は知ってた。恋愛感情持たないって意味も。それをストーリーとしてわかりやすく描いてくれてて具体的にどういう辛さがあるかはなんとなく理解できた気がする。でも、きっとひとぞれタイプが違うから、このストーリー上当てはまらない人もたくさんいるんだろうなぁとか、フィクションは全てうまくいくようになってていいなぁとか色々なことを思った。

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2022年05月24日

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