あらすじ
森本静と大和田十が最初に再会したのは中学3年の春だった。
小学生の時の苦い思い出を抱えて再び出会った2人。
思い出さないようにしていた。大事なことまで全部。
そんな関係を修復できないまま、
中学卒業後、2人はまた離れ離れに。
そして、2度目の再会は高校2年の夏。
今度は気まずいながらも少しずつ距離が縮まっていく。
けれど、近づいた果てに訪れたのは3度目の別れで……
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Posted by ブクログ
しろ先生好きすぎておかしくなりそう。大好きフィルターはあるけど、それ無しでもかなり良かった最高だ。ゆるふわ癒し系なしろ先生作品になかなかのシリアス展開があって心にきたけどでもそれ以上にBLとしての満足度が高い。小学校、中学校で友人関係だったふたりが高校生でも再会し、また攻めが友人関係を構築しこうとするけど、受けには家庭環境とか幼い頃のトラウマとかいろいろな葛藤がある。それを攻めが気になりだして…ていう感じ。
結局何度も離れるけど何度も再会する2人、運命であり必然の巡り合わせだなあと思う。
攻めが急に手出しちゃってほんとに突然受けの唇奪っちゃうんだけど、その時に受けが赤面して「死ね」ていうの可愛すぎてこっちが死んだ。
好きになってからの責め、真っ直ぐすぎてキラキラしてて心が洗われたわあ。やっぱしろ先生大好き
匿名
テンポが良くて読みやすい
別れと再会を繰り返す物語というのは前知識としてあったのですが、数年単位で小刻みに再会してくれるので会えない間のモヤモヤとかもなくテンポ良く読めました。
受けの子が結構重めの人生を歩んでいるけど、攻めの子が前向きで後半はぐいぐいと距離を詰めていっててがんばれ!と応援しながら読んでました。
義父がしたことは決して許されないけど、松岡達のように普通の人を引き寄せて歪めてしまうような魔性的な何かが十にはあって、十もそれを自覚してるから義父は自分が近くにいなければ普通に戻るんだと言ってたのかなと。謝って済む問題ではないけど帰省したら正気に戻った義父は過去を悔いて謝ってくれたらいいなと思いました。静も付き添いで行って一発殴ってくれたりしてほしいです。
最初から最後まで余すことなく面白かったのですが、ようやく結ばれた2人のイチャイチャしてるところをもっと見たかったです。名残惜しい。はじめましてな作者さんの漫画でしたがとても良かったです。
作家さん買いです。今までの作品とは少し雰囲気がちがいますが、でも心の壁を少しずつ、時には強引に崩していく課程を丁寧に描写するところがこの作家さんの好きなところなので、それをまた読むことができて満足です。個人的には十のデレがもう少しだけ見たかったかも!巻末のしろ先生の受攻ランキングがツボでした♪
思っていたより明るめ
発売前から楽しみにしていたおはなし。試し読みをした時点では、性的虐待を受けていたことがもっと悲惨に描かれたりするのかとかなりシリアスなトーンを予想してましたが、全体的にはこの作家さんのテイストから外れることなくほんわかと明るめのおはなしでした。
綺麗な男の子2人、な感じがよく出ていて妄想がはかどるはかどる。攻めの好きが止まらなくなるところは相変わらず可愛いし、わくわくしました。思えば、あの終わり方は若者の強みっていうのかな、何度もリスタートして前を向いて生きていくみたいな明るさなのかも。
匿名
秋平先生が大好きで、ほぼ全ての作品を読みましたが、こちらはすごく重そうで購入後もなかなか読めずにいました。意を決して?ようやく読んだのですが、やはり読んでる間苦しかった!静の明るさで少し救われはしたのですが、十が好きだと自覚するまでの彼は軽すぎていろんな女の子をフラフラ…でちょっとイライラさせられたり。笑 でも自覚後の彼は一途で可愛かったです。ただ、義父には罰が降って欲しかった!!せめて今後の十が幸せであることを願います。(できればもっと長く幸せな2人が見たかった!)
胸がギュゥとなった
長年のすれ違い、再会のお話で、過去のシーンは攻めも受けも背負っているものがあり、胸がギュゥとなりました。
二人で背負い合って幸せに生きていってくれたらいいなと思う作品でした。
Posted by ブクログ
つ…つらぁ~
秋平先生のこの薄暗い澱みたいなドロッとした感じ。久々きた。
転入でまた受けに再会した攻め。昔受けにいじめられたし、受けが現在いじめられててもいんがおーほースルー。いやまぁ、そこで自覚して救い出すみたいなBL展開、実際思春期のボーイはしないよなぁって。そこはむしろリアリティーあって良かった。
でもだからこそ攻めの受けへの恋心スイッチがはいるきっかけがいまいち分からなかった。助けたいより、笑った顔がそのスイッチだったんだ?なんかモヤモヤしてしまって、、受けは色々達観してるけどこちとら消化不良です…義理父はまぁ絶対悪だとして、俯瞰してみると攻めも自分勝手だし攻めの友だちにいたっては普通の陽キャ被った「根は悪い人」に成り下がってしまった
バックグラウンドが暗めの作品を選ぶことは少ないので、今回は少し挑戦でした。アザなどが描かれた場面は心が苦しくなりましたが直接的な描写は少なく、全体的には想像よりも落ち着いた雰囲気でした。
とにかく
受けが避けまくってるのにストーカー並みに追いかける攻め
メンタル強っ
何でそんなに受けに執着するのかいまいち分かんなかった
それと私的にずっとどちらか一方的なのはあまり好きではない
ちょこっとでも受けの方からも積極的になって欲しかった、事情があるにせよずっと逃げ続けるのは気持ちよくない
それに1番の問題の受けと継父の関係がうやむやで終わったのが納得行かない
それでいいんかいと終わってしまった
ツンツン受けが好きな人にはたまらないでしょう