感情タグBEST3
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■毛利元就のその初陣から隠居するまでの、10の場面での決断と行動。いわば「どうする元就」。
■小説なので非常に読みやすい。戦術検討や合戦の様子がリアルに描かれている。
■亡兄の子、幸松丸を支える後見役の多治比元就としてスタート。
■大江広元の子孫を称する毛利家も一族や重臣が多い。主家に対して、臣従する者もいれば蔑ろにする者もいる。
■高橋家を滅ぼし領土を拡大した頃から重臣たちがその実力を認めていく。
■忍びや斥候を使って情報を集めうまく活用する。情報運用の才能を感じさせる。
■志道広良という良き相談相手がいたことも大きい。
■尼子攻めの撤退戦で殿軍を命令され、九死に一生を得るなど苦労もしたし、そこで意外な人物から助けられた。追い詰められてわかる人の本性。
■長男の毛利隆元や吉川元春が凡庸に描かれている。
■数多の戦場を経て、元就がどんどん冷酷になっていくが、九州の大友義鎮の謀略に翻弄される元就。
■最後はハッピーエンド。
Posted by ブクログ
名将毛利元就が中国10カ国の太守になるまでに経た勝負どころ10場面を中心に元就の一生を描いている。知略、胆力を活かした謀略を駆使し、版図を広げる力量は凄まじく学ぶべきところが多い。謀多きは勝ち、少なきは負け。