【感想・ネタバレ】我が愛する詩人の伝記のレビュー

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Posted by ブクログ

色んな文学者にまつわるエピソード満載で笑顔になる


折口信夫がお気に入りの弟子にせがんで眼鏡かけさせて連れ回してルンルンだった話がちょっと忘れられない

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2013年03月03日

Posted by ブクログ

実家に会った本。
室生犀星が交流のあった詩人たちについて書いた物。
知ってる人も知らない人もいた。

藤村、犀星は小説家としても知られてるけど
わたしは小説は読んだことがない。
詩は知ってる。

山村暮鳥が牧師さんだったとは。

暮鳥の「おーいくもよ ゆうゆうと・・・」って詩は
小学校の教科書に載っていて
詩と認識して読んだ初めての詩。
ずっと忘れられない詩。

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2013年05月23日

Posted by ブクログ

この本の目次に載っている詩人・文人は11名。
 すなわち北原白秋,高村光太郎,萩原朔太郎,釈迢空,堀辰雄,立原道造,津村信夫,山村暮鳥,百田宗治,千家元麿,島崎藤村である。

 この『我が愛する詩人の伝記』は,ぼくに多くの詩人に対して目を開かせてくれた。
 朔太郎については,この書物を読むまで,既に接していた。あくまでも文庫版でしかないのだけれど。
 白秋,立原道造,津村信夫は,この書物でその詩の良さ,そして何よりその詩人の人となりを知ることができ,勿論その詩を与えてくれた。
 この書物で犀星は,詩人のひととなりを自分の知り得た,そして付き合いの十分な範囲でのびのびと書き記している。
 しかも,一編一編(一人の詩人に対して一章をさいている)が,詩人の人間らしさ,人間くささというものをとにかくたくさん僕に提供してくれているのだ。
 しかも,その文体は犀星の独特の文体である。

 僕はこの書物によって「邪宗門」を知り,「思ひ出」に出会い,「優しき詩」「暁と夕べの詩」にほのぼのとし,「愛する神の歌」に歓喜したのだ。
 もちろんこれらの詩集はその後,僕は手にしている。
 ぼくにとって,一冊の書物がそれ以後のたくさんの書物を手にとるきっかけとなったという点において,この『愛する詩人の伝記』ほどまさるものこれまでにない。

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2009年10月04日

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