【感想・ネタバレ】ふーことユーレイ(11)知りあう前からずっと好きのレビュー

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Posted by ブクログ

たまたまビデオに映っていた、生前の和夫。ふーこはアジャパパの呪文でビデオの中に入り込んで生きている頃の和夫に会いに行く。でもそこで知ったのは、和夫には誰か好きな人がいたと言うことで… 写真の中に入り込んでタイムスリップ! きっとわたしたち、知り合う前から、ずっと好き。シリーズ第11巻。

星空~とかユーレイ城の人物とか苑美が出てきたので「なるほど!これは総集編ですね!いよいよ物語もクライマックスだからおさらいしようってことですね!」って思ったけどあんまりそうじゃなかったっていう。写真の中に入ったら記憶はその当時のものじゃなくて現在のものであるって仕組みはなんかようわからんなそれでいいんか、と思ったけど。こんがらがる感じがする。苑美もアジャパパも生前の和夫のことを気にするんじゃなくて今の和夫とふーこ自身が大切でしょって背中押してくれるのが良かった。
同じ町にいたんだから、どこかですれ違っていたかもしれない、どこかで出会っていたかも知れないっていうのは切ないですね。そして因果は変えられない。ここで和夫を助けることが出来たら「そんな祈りが叶うとすれば、それは時間干渉なんてレベルじゃない! 因果律そのものに対する叛逆だ!」になっちゃいますからね… 最後は切なかったな。恋心とのお別れや、ユーレイでも和夫は素敵だよって伝えたくても伝えられないってこと。恋は楽しいだけじゃないですからね。さてうまくいけるのか、あと残り三巻だ。

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2014年09月21日

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