感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
チェック項目15箇所。まじめな人ほど、目の前のめんどうな人にありがちな反応をして、ストレスを抱えてしまう、逆に、人間関係のストレスが少ない人ほど、めんどうな人をサラリとかわし、もっとテキトーにつき合っている。【休暇を申請してイヤミを言われたとき】ウソをつけないとなると、嫌みに対して、どうすればいいのか、答えは「スルー」である、堂々と「はい、休みます」と言えばいい、相手は一言言いたいだけなのだから、言わせておくこと、放っておけばいいのだ。【意味ありげに情報開示してきたとき】「あなただけ」は魔性の言葉だ、言われると、自尊心がくすぐられて嬉しくなる、まともな判断をしにくくなる、詐欺師も頻繁に使う言葉である。【責任をなすりつけられそうなとき】仕事のうえでは、「それを決めるのは、社長ですから」というように、最終的な判断者は別人であることを指摘しておけばいいのだ。【やたらと数字を根拠に示されるとき】虚偽の数字を出すのは問題だが、数字を操り演出すること自体は罪ではない、だから新聞などでも使われるし、数字に強い人は説得の際に数字力を使ってくるのだ、数字をパッと見た直感で受けた印象は一度疑う、自衛が必要なのである。【言葉の意味がわからないとき】言葉の意味がわからないときは、遠慮なく「どういう意味?」と聞こう、恥ずかしければ、「こういう意味でいい?」と、こちらの捉え方を確認してもいい。【めんどうな人から誘われたとき】何でもいいから理由をつければ、人は納得しやすいのだ、大事なのは「ので」という二文字である。【ムリな仕事を頼まれたとき】仕事をハッキリ「ムリです」と断るのはやめたほうがいい、なぜなら、仕事は、「義務」だからだ、正解は【断る理由+代替案】である。【ダラダラ続く話を変えたいとき】話を止めるタイミングは、相手の呼吸である、どんな人間も息を吸う、その瞬間を見極めるのだ。自分を守るため、悪い結論の告白を先送りにし、言い訳を先行させる人間が多すぎる、だが、これは本当に逆効果だ、今からできることは、ミスにより発生した問題の解決だ。【同僚と連絡が取れなくなったとき】逃げた人間は一歩を踏み出した以上、なかなか戻ってきにくい、その中で少しでも確率を高めるという意味では、「戻ってきたほうがラクだ」と思わせることである。【ダメもとの提案を断られたとき】「何でダメ?」と質問すると、相手は何か答えようとする、そうすると、情報が集まりやすく、相手の欲求を知るヒントがもらえるのだ。【ネガティブ発言を繰り返されるとき】相手がネガティブなのは、それがラクだと考えているからだ、そこでよりネガティブな未来を見せる、ラクではないと実感させることで、彼らが腰を上げる確率が少しは高まる。
Posted by ブクログ
弁護士である著者が、人間同士の
トラブルに関わる中で築いた、
「面倒な人」に対する有効な対応方法
を紹介した一冊。
タイトルからは手軽なノウハウ本の
印象を受けるが、紹介された事例は、
私の身の回りで実際に起きているケース
が多く、かなり実践的な内容。
例えば「嫌みを言う相手」に、イラッ
としたり、ひるんだりするのが一般的
だが、本書では「嫌みはまともな主張
ができない敗北宣言、負け惜しみ発言」
としてスルーせよ、と一刀両断。
又、憶測発言をされた時、微妙な人
から誘われた時、答えたくない質問
をされた時など、参考になるシーン
が多く紹介されている。
本書で紹介された対応を実行する際、
相手に応じて考える必要はあるが、
今まで取っていた応対方法のバリエー
ションを増やす増やすことが出来る
と共に、自分自身が「面倒な人」に
なっていないかの反省も踏まえると、
かなり実践的に読むことができる
一冊。