【感想・ネタバレ】平家物語を読む 古典文学の世界のレビュー

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Posted by ブクログ

古典は高校の時から好きではなかった。「古典」と聞くと虫唾が走るようになっていた私にもう一度古典を物語として接していくことを促してくれたのは高校の時の恩師である。古典の勉強を一切怠ってきた私をまだ気にかけてくれているのは低頭するばかりだ。
毎年9月に平家物語についての発表を行っている。8月中までにフィールドワークを行い、それについて発表をしている。今年で3回目になるため、大分内容も把握してきたが、まだ肝心の物語については所々しか触れていない。話も特定の人物のことしか理解していなかった。そのため、少しでも幅を広げるために手に取ったのがジュニア新書。以前、DVDにて平家についてを鑑賞していたため、内容をより分かりやすく読み進めることが出来た。いずれは自分の生徒と読み進めていきたいと思う一冊である。「祇王・仏」について書かれているのだが、もう1人の悲劇のヒロインである「建礼門院」についても取り上げて欲しかったと思う。

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2011年08月24日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
『平家物語』は、王朝貴族社会から、中世武家社会へと大きく移り変わった時代、平家一門の人々がたどった運命を描いた語り物文学です。
この本では、平清盛、知盛、祇王、俊寛、木曾義仲など10人の登場人物をとりあげ、原文にふれながら、『平家物語』の全体像と文学としての豊かさをつたえます。

[ 目次 ]
平忠盛
祇王・仏
俊寛
文覚
平清盛
木曾義仲
源義経
平忠度
平知盛

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年03月26日

Posted by ブクログ

「祇園精舎の鐘の声~」という冒頭は知っていても、本編は読んだことがないという人は多いだろう。自分もその一人で、2012年の大河ドラマ「平清盛」を見るまでは全く興味がなく、なぜ戦国時代を舞台にした大河でないのかと残念に思ったほどである。

しかし、何気なく見ているうちに、複雑に絡み合う人間関係やHD画質を効果的に用いたリアルな表現に引き込まれ、すっかり虜になっていた。当然、原作である平家物語にも食指を伸ばすことになるのだが、まずは入門書的なものから理解を深め、ゆっくり楽しんでいこうというわけで、本書を手に取った次第である。

本書の特徴は、平清盛、忠盛、知盛、木曾義仲など、特に重要な位置づけである10人を取り上げ、彼らの群像劇から長大な物語に触れるというもの。平家、源氏に関わらず、登場人物は皆その混沌とした時代を全力で駆け抜けた様が丁寧に解説されているため、時系列で出来事を追う方式よりも読み易く感じられた。

既に大河の放送は最終回を終えたが、ドラマでの描かれ方を思い出し、比較しながら奥深い物語を楽しむのには、まさにうってつけの入門書。

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2012年12月24日

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