【感想・ネタバレ】名探偵に甘美なる死をのレビュー

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Posted by ブクログ

竜泉家の一族シリーズで探偵というと、1作目の加茂冬馬、2作目の竜泉佑樹だが、さていかに。
どっちも出てきた。そしてマイスター・ホラも案内役として登場。前2作同様挑戦状もある。

今回はVRゲームの中でのルールだが、実際はどうなのかも想像できた。現実世界では名前は漢字で書かれているが、VR世界ではカタカナで書かれている。他にも違いがある。これらが謎を解く鍵になるのか?それともミスリードか?

このシリーズはSFミステリーというか特殊設定ミステリーというジャンルになるのだろうか?そして今回もクローズドサークルである。
解答フェーズに入って、加茂の記憶力が大きな力を発揮する。加茂の気持ちを考えると応援したい気持ちが膨らんできた。

ミステリーとしては王道で面白かった。加茂と佑樹がどうなるのかを推測すると、先が見えてくるが・・・その推測が正しければ。私の推測はしばしば外れるので、外れることを楽しみにしながら、読み進める。そして外れた。
意外な結論が待っていた。イヤ、意外ではない。三部作を順に読むことで、増幅される悲しくも儚い結論が。
三部作と言いながら、続編があることを匂わせている。もしそうなら楽しみである。

私は題名にこだわる。最初から「甘美なる」という表現に引っかかっていた。エピローグを迎えた時に、その答えが見つけられるだろうかという点も楽しみであった。もし私が題名をつけるなら、「名探偵に儚い別れを」とするとしっくりくる。
学生時代に自分で作った問題を「あれっ、どうやって解くんだったっけ?」と作っておきながらわからなくなった経験がある。策士策に溺れるというか、そんな時期を思い出させてくれる作品でもあった。

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2024年03月02日

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ネタバレ

現実世界とVR世界で起きる、ダブルクローズド・サークルでの殺人事件という、設定からものすごく興味をそそられた作品。
先に一作目と二作目を読んでからのほうが、登場人物などについてもっと深く知れて楽しめたのかな?とも思うが、ここから読み始めた私でも十分楽しめたし、これから一作目と二作目も読んでみたいと思わせてくれた。

本作の主人公加茂は、VR世界での犯人役として自ら密室殺人を実行し、他者からの追求をかわしながら、それと同時に起きた他の殺人事件も解明しなくてはいけない、というものすごくタフな役どころ。
読者への挑戦があるのが嬉しい…が、作中に様々なヒントが提示されているのに、中々答えに辿り着けない自分の愚かさを思い知った(笑)
現実世界とVR世界の融合がスムーズで、これを作品に落し込んだ作者は本当に素晴らしいと思う。

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2023年09月18日

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ネタバレ

23/3/1〜3/3

面白かった!
現実世界とVR空間の2重のクローズドサークル。1作目2作目それぞれの主人公が登場。
それだけでも面白いのに、主人公は犯行を完遂し、自分の犯行への反証をし、他の犯行については推理もしなければならない。
ぐいぐい読ませる面白さだった。

特に、ドールハウス、接続しない現実空間のトリックがとてもよかった。

あと、挑戦状で「タイムスリップはしません。謎の生き物は登場しません」と2回もあって笑った。

一気読みしたけれど、また読み返したいな。

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2023年03月07日

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ネタバレ

3作目にしてこのクオリティは神すぎる。
タイムトラベルの1作目。
謎の人食い生命体の2作目。
そしてVR空間内でのデスゲーム。
佑樹くんのほうが個人的には加茂さんより好きだったからほぼ全部加茂さんが謎解きをしてしまう中見せ場を信じて待っていたら、期待通り核心の動機を見抜くという大見せ場があり良かった
復讐心をこじらせてとんでもない範囲にまで憎しみが広がってしまった人が加茂さんのもうひとりの運命の相手だったとは。4作目でるかなー出てほしいけどこんなに事件に巻き込まれる竜泉家はちょっとかわいそう

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2022年08月25日

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命の駆け引きにハラハラする緊張感も交えつつ,何重にも重なったトリックが次から次へと明らかになっていく展開に驚きが止まらない作品。

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2022年08月08日

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竜泉家シリーズ3

『新作の試遊会』と銘打ち、ゲーム会社の所有する孤島の保養施設に招かれた竜泉祐樹、加茂冬馬ら探偵達
実は開発者の私怨で仕掛けられた『本物のデスゲーム』だった…!
交錯するVR空間と現実世界で、探偵の巧妙なトリックを看破することが出来るのか?!
クローズドサークル本格ミステリー

なりじっくり取り組みましたが、薄っぺらい知識ではやっぱり全然解らない〜笑

『特殊設定』というトンデモ空間を生み出すこのシリーズお気に入りです
続きもありそうですね

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2022年05月21日

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このシリーズ結構好き。途中何度も「いや、そのトリックはずるいでしょ⁈」と叫んだのに、読み終わってみるとトリックも動機もすんごく腑に落ちている自分がいてなんとも不思議な読書体験。

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2022年04月06日

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最新のVRゲームなどの話で面白かった。
最初はゲームの設定や、VR空間の仕組みを理解するのに難しいなぁと思ったが、事件がいくつも起きていくので途中から面白くなってきた。
たくさん起きる事件、その一つずつを解明して、最後には全部繋がる、些細なことも伏線となって回収されていたのが、最後に驚いた。とても読み応えのある作品でした。

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2022年03月23日

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ネタバレ

竜泉家の一族シリーズ第3作 孤島に集められた1・2作目の主人公を含む8人の素人探偵たちが現実とVR空間で次々と起こる殺人事件に挑むという物語。主催者が提示した条件により終始ひやひやさせられながら読んでいた。現実とVRという物語にするのが難しいであろう組み合わせだが論理の破綻がなく最後まで楽しんで読むことができた。エピローグ的なところではまさかの伏線が回収されて思わず声が出てしまうくらいだった。次作に期待!

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2022年02月08日

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読者への挑戦状を受けて立とうと意気込んで読み始めたものの、前二作にも増して設定が複雑すぎた、、、
まったく謎は解けず、結末まで驚きを楽しめた!

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2024年05月05日

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特殊設定ミステリー
竜泉家シリーズ三作目

過去二作の主人公が登場し、素人探偵を集めたデスゲームに巻き込まれる。
監禁された館&VRの館という二重に構造が物語の構造にもつながり
全てが見えてきた時に三作目まで読んで良かったと思えた。

加茂さんが頑張ってる中ユウキくんが
積極的に推理する気なさげ
なのが不穏で良かったです。

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2024年02月18日

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ネタバレ

面白かった!
今度は誰が狙われるのか、どう反証するのかドキドキだっ。
VR空間とかドールハウスとか、かなり混乱したしイマイチよくわからない部分もあったけど、それでも面白かった。
まさかホラがこの現場にいるとは。
そして千景と加茂の関係が切ない。

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2024年01月10日

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ネタバレ

"加茂は倉庫にあったロープを掴むと、彼女の首に巻きつけて締め上げる。ぐぎりと鈍く潰れるような音がし、犠牲者の身体に短い痙攣が走った。
どのくらいそうしていただろう、耳元で囁く声がした。
『また犠牲者が一人』
(p.11)"

 本書は、autumn522akiさんのレビューで知りました。ありがとうございます。

 VRミステリーゲームの試遊会のため、孤島に集められた8人の素人探偵たち。彼らは家族を人質にとられ、命を懸けた「ゲーム」に参加せざるを得なくなってしまう。「ゲーム」から解放されるには、VR空間と現実世界の両方で起きる殺人事件の謎を解き明かすしかない。果たして彼らは、タイムリミットまでに真相に辿り着けるのか・・・?

 本書の特徴は、何といっても「VR技術」をモチーフにしていることだろう。命を懸けた二重の推理ゲームという設定を実現させるための小道具に留まらず、VRの本質(つまり、仮想世界は現実と「重なる」部分もあるが、人の手で「書き換えられる」)を十全に活かす尖ったトリックには一読の価値がある。著者の前2作で見られた古式ゆかしき「読者への挑戦状」は本作でも健在なので、本書をこれから読もうという腕自慢の「素人探偵」の方々は想像力を働かせて挑戦してみてはいかがだろうか?・・・ちなみに、僕は30分考えて敢え無くギブアップした(笑)

 仕方がないとはいえ、作中での推理ゲーム(と読者に対する犯人当て)をフェアに成立させるためルールの説明パートがやや重く、理解するのに少々苦労した。また、登場人物の心理面に些か納得できないところがある。ムチャクチャな犯行動機に突っ込まれるのは作者も承知の上だろうからその判断を尊重するとして、不破が犯人の誘いに敢えて乗ったのは解せない。別の、より自然な持って行き方はなかったのだろうか。

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2023年08月15日

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シリーズ3弾。最終章。
一弾と2弾の主人公達と、その他、素人有名担当が島に集められて、VRの探偵ゲームをする内容。初めはゲームかぁ〜と思って乗り気では無かったが、読み出したら面白く、引き込まれてあっという間に読んでしまった。
映画レディプレイヤーワンの世界観?
ミニサイズになってログインして殺人をするのが、斬新すぎてビックリした!
最後のまとめは、やや強引だなーと、そこまでのこじつけは要らなかったような気もするが、ハッピーエンドで良かった。

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2023年02月14日

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ネタバレ

システムの理解とか骨折り、自分の推理は捨てて(ごめんね、ホラ)、ひたすら謎に迫って読み進めました。ホワイダニットの部分が常人には理解しがたい部分があり犯人側の構想のスケールにちょっと置いてけぼりを喰らった。ただ設定したルールを最大限に活かして物語を作るという面では、方丈さんは真摯なのかなと感じました!孤島の来訪者より時空旅行者の砂時計に近いエッセンス強め。ホラファンにささやかなサービスあり。クロノトリガーやバックトゥーザ・フューチャー的な疑惑も残しながら、竜泉家の一族シリーズの続編に期待にします。

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2022年08月28日

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ネタバレ

初めて読む作家だったが、とても面白かった。シリーズものと知らずに読んでしまい、エピローグが何を言っているかわからなかったのが痛恨のミス。ただ前作も引き続き読んでみたいと思った。
主人公はVRゲームの発売イベントで、犯人役として参加することになる。しかし、実際は素人探偵が集められていて、企画者の計画により命をかけることになる。
VR世界での推理に失敗すると、その探偵は現実世界での被害者になり、その後はその事件も含めて解決する必要がある。
VR世界での殺人の前提と、現実世界での殺人の前提が異なるため、難しい。
伏線だろうな、と思ってもどこがどう事件に関係するか分からず後から繋がるのが面白かった。身長がフィートで書かれている理由とか。
あと、個人的に探偵が解説するのが好きだけど、そのシーンが多くて楽しかった。
あと最初の打ち合わせが現実じゃなくてVR上だったのが叙述トリックだったな…騙されたと思った。

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2022年08月24日

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シリーズ3作目なので、前の2つを読んでいると人物と過去の話題については理解しやすいが、今回の事件とは別物なので読んでいなくても大丈夫。VR空間と現実世界の両方で起こる事件。この特殊設定ならではのものと言えるトリック。個人的にVRに詳しくないが、今のVRの技術よりもさらに進んだ未来のVRのような機能を感じるので、そこがよりわかりにくいのかもしれない。そうは言っても、数ある可能性を一つずつつぶしながら真相に近づいていく過程に引き込まれてしまう。

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2022年07月26日

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 「時空旅行者の砂時計」、「孤島の来訪者」に続く、<竜泉家の一族>シリーズの第3弾。今回もクローズドサークルの館もの。前二作で探偵役の加茂冬馬と竜泉佑樹が登場する。それからあの方(?)も。
 
 ゲーム会社から「犯人役を演じてもらいたい」と依頼を受けて、VRミステリーゲームのイベント監修を依頼された加茂冬馬。そして会場である保養所に集った8名の素人探偵。そこにはミステリ作家となった竜泉佑樹も参加していた。しかし、なんとそのイベントは、探偵役と人質になったその家族や恋人の命がかかったデスゲームとなってしまう。そしてVR空間と現実世界の両方で殺人事件が起きる。この謎を解き明かさなくてならない。

 前二作と比べると、VR空間と現実空間という二重の設定となっており、読者にとっては複雑で、わかりにくい。しかし、ここが謎を解くカギとなっているのでしょうがない。あとVRゲームのガジェット(バイザー、グローブ等)についても説明不足と感じた。なじみのない人にはわかりにくいだろう。文庫化される機会があれば、修正してしてほしい。

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2022年07月23日

Posted by ブクログ

竜泉家シリーズ3作目。
新作VRゲームのイベントで集められた8人の素人探偵達。
穏やかな始まりから一転、館に到着した探偵達は仮想と現実で交互に起こる殺戮ゲームの謎を解く羽目に……。
1作目の主人公である加茂大活躍で楽しい。ラストがまた良き。→

1.2作目を読んでいるとニヤリとできる箇所がちらほらあるけど、ここから読んでも楽しめそう。
今作は本格館ミステリーやし、クローズドサークル好きさんにはたまらんのではないかと。

てか、このシリーズはラストがほっこりするからいい。終わり方が優しい。

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2022年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

竜泉家の一族シリーズの3作目。
前作とも面白く読ませてもらったのですが、あとの展開から考える逆算と公正さゆえの犯人の行動描写が他の人より丁寧みたいなところから「トリックはわからないけれど犯人はこいつ」だったのですが、今回は色々と事件が重なって、それぞれの事件の描写もあってか、その点は難しくなっていました。

ホラにくどいほど「直感でなく」と言われたので、今回はちゃんとセリフから得たヒント(と展開から考える逆算)で犯人を当てましたよ(当たって嬉しかったです)。トリックは勿論わかりませんでした。
犯人やトリックを考える楽しさを伝えてくれるミステリー小説です。

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2022年03月31日

Posted by ブクログ

方丈貴恵さん3作目も、同系の特殊設定のクローズドサークルを扱った本格ミステリ-。
一作目がタイムワープでの過去改変、二作目がアレが犯人?、というトンデモ設定での本格派。そして今作は・・・、VR空間と現実空間を行き来する設定が、近未来的にはアリかもしれないクローズドサークル。前半ちょっとじれったい感じの展開ですが、中盤以降は謎に追い回され怒濤の展開。終盤のどんでん返し的流れもなるほどでした。
殺人のメイントリックが、近未来的なだけに、ありそうでなさそうで、なさそうでありそうで、ちょっとだけモヤッと。

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

読んだことないジャンルで作者の力量を感じました。設定も工夫されてるな、とは思ったものの、やはり解き明かしメインは合わないと実感。事件とそこにストーリーがなければ私的にはどうにも浅く思えてしまいます。そもそもそういう作品なので何を言ってるのか、といわれればそうなんですけど。

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2022年03月07日

Posted by ブクログ

有名なゲーム会社から依頼を受けた加茂。その内容は、VRのミステリーゲームが好評だったため、その第2弾の発売を予定している。そのプロモーションとして、試遊会の参加ならびに監修として犯人役となってほしいとのこと。
ゲーム会社と話し合いの末、行われた当日。参加者は加茂を含めて八人。その中には竜泉佑樹もいた
打ち合わせ通りに始まるはずが、状況は一転。家族や恋人など大切な人を人質にこれから起きる殺人事件の真相解明をしてほしいとのこと。間違えると、死が待っている。果たして、無事に加茂達は生き残れるのか!?


「竜泉家」シリーズの第3弾。タイムトラベル、未知の生物に続き、今回はVRを用いたクローズドサークルもので館を舞台にしたミステリーとなっています。
これでもかと思うほど、練りに練った密室劇にただただ脱帽するばかりでした。VRならではのトリック、巧みな言葉選びなど方丈さんの思考はどうなっているのか、頭の中を覗いてみたい程、発想力の幅広さに驚くばかりでした。

序章で登場するマイスターホラ。いつものご挨拶と「読者への挑戦」と題して、小説の中で全てを提示し、読者に謎を解かせるという展開になっています。いつもは1回だけなのですが、今回は2回。2段階に挑戦状をたたきつけています。

全て解ける人は絶対にいないのでは?と思うほど、VR空間と現実で起きる殺人事件の謎が難しすぎでした。
読み進めるたびに頭の中で整理していくのですが、ショートしそうなくらい情報量がたくさんくるので、じっくりと読む必要があって大変でした。

一つの事実でも、色んなトリックや色んな仮定で惑わせてくるので、様々な発想を思いつく方丈さんにただただ参ってしまいました。

ただ、伏線の回収は鮮やかでした。ありとあらゆるところにポイントとなるものが張り巡らされていて、その発想が素晴らしすぎでした。二転三転どころかそれ以上にドンデン返しが次々とくるので、最後の最後まで楽しめました。

黒幕は分かっていても、「犯人」は複数いて、段々と明らかになっていく犯人には、驚きの連続でした。それでは飽き足らず、さらにその先を行くかのように読者を楽しませてくれるので、面白かったです。

そして最後には、ある重要な人物が登場します。今までの作品も含めて、今回の作品はシリーズ最終作!?と思えるほどの集大成が詰め込まれていて、伏線回収が半端なかったです。

我こそは名探偵と思う方は、ぜひこの謎を解いてみてください。誰も解けないなと個人的に思った作品でした。

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2022年01月21日

Posted by ブクログ

CoCキャンペーン3作目ってかんじ
1から100までとても丁寧に作られてて、無駄な話はひとつもない。普通に頑張れば読者でも犯人がわかる。それぐらい丁寧。
....というのは私は苦手だったなと思った。
これが好きな人は叙述トリック短編集って本がおすすめかな。今回は叙述トリックではなくて、倒叙モノだけど

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

VRミステリーゲームの監修を依頼された加茂冬馬。
離島のメガドロン荘に集められた素人探偵たちは、命を懸けたゲームへ参加させられる。
竜泉家の一族シリーズ3作目。

シリーズものと知らずに読んでしまった。(前作についての描写は所々あるけど今回の事件には支障なし)
VRゲーム内の殺人と現実での殺人、ゲームの設定に順応し辛さはあるけど題材は新しくて面白いですね。
ただ、犯人が不利になると後出しでルールを追加する(しかも何度も)のが白ける。
結局自分が勝つように捻じ曲げるんだったら、睡眠薬盛ったときに毒殺したら良かったやん、てなる。

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2023年04月20日

Posted by ブクログ

VRゲームと現実世界。複雑で少し難解だったけど面白かった。
読みはじめてからシリーズものだと気付いたので順番通りに読んでいたらもっと楽しめたかも。

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

設定は面白い。
謎解きが多少複雑。
現代的といえば現代的で、昔ながらの推理小説と思い込んで読むと虚を突かれた気分。
シリーズものなので、単体でも読めるが、やはり最初から読んだ方が無難。
事前に1,2作目読んでないと、よくわからないエピソードもある。

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

ただただ複雑。一応最後まで目は通したが思考はギブアップ。VRゲームでの殺人事件とリンクする現実での殺人事件。2つの世界の真の仕掛け人は誰だ?.....VRにはまったく興味がなく、今でもスーパーファミコンをエンジョイプレイしている私。とにかくこのバーチャルゲームの後出し設定がエグすぎてついていけず。特に「何でもあり」なVR設定なのにこちらの推理にロジカルさを求められるギャップが苦しかった。シリーズものとは知らずいきなり挑戦したのは無謀だったかも。

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2022年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「犯人役を演じてもらいたい」と、メガロドンソフトの椋田千景(39)から依頼を受け、ゲームディレクターの十文字海斗(37)の協力のもと、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。
会場であるメガロドン荘に集ったのは8名の『素人探偵』。コメンテーターの六本木至道(74)、探偵事務所所長の不破紳一朗(56)、元犯罪者で自称万屋の未知千明(37)、市民病院の事務員の東(アズマ)柚葉(35)、高校二年生の乾山(ケンザン)涼平(17)、自称放浪者の棟方希(ノゾミ)(25)。そしてミステリ作家青葉遊奇こと竜泉佑樹。
しかしイベントは、探偵とその人質の命を懸けた殺戮ゲームへと変貌を遂げる。生き延びるには、VR空間と現実世界の両方で起きる殺人事件を解き明かすしかない。失敗すれば待つのは死。

VR空間での「犯行」と、現実世界の犯罪の二本立てでややこしい。設定を飲みこむのに時間がかかってしまった。物理トリックは相変わらず「そうなんだ~」ですます不甲斐ない読者。
動機があまりにも八つ当たりの逆恨みで、成功した、いい年した大人がやることかと思ってしまう。特に、ある素人探偵殺害の話は、何がしたいのかと。それでタガが外れたところもあるのだろうが、ほんとに何がしたかったのか。被害者側がけっこうまともなので、犯人側の狂気が目立つ。
マイスター・ホラがいる理由は、今後につながるのだろうな。興味深い。

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2022年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読者への挑戦にチャレンジ。家族と協力して2週間考えたけど分からず。唯一分かったのはケンザンが残したメモの意味だけ笑

んーー、今回の謎は、ロジックよりも想像力が必要で、読者への挑戦として出すには少し意地悪なトリックだった気がする。
ミニフワのトリックや、ムナカタ・フワ殺しのトリックは、完璧に解くことは到底不可能だが、伏線はあったのでまだよい。
しかし、北側のスイッチが押されていたから北棟の人間が執行人であるという理論だけはどうしても納得いかなかった。
言いたいことは分かるのだが、あくまで北棟の人間である可能性が高い、という程度で、それ以外の可能性を排除できる程ではないと思う。
また、謎解きする上で重要になるかと思った手袋の謎(賀茂がドアノブで痛みを感じたこと)が、まさかあんな形で処理されてしまうとは。
消化不良な部分が多く残念だった。


しかし、絶滅しつつある【読者への挑戦】を毎回設けてくれるこのシリーズは好きだし、次作も期待です!

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2022年01月31日

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